7/2/2016・恩原高原のゼフィルス 〜 カシワの森にハヤシミドリシジミが舞うようになりました
この週末も恩原高原へ出かけてました。今回は長男と一緒です。
さすがにハヤシミドリシジミがたくさん出てるだろうと、まずは早朝からカシワ林を見て回りました。大きな葉を叩いてみると予想どおり飛び出したものの、なぜか全然降りてこずに樹上に上がってしまいます。
それでもあきらめずに次々に枝を叩いていると、やっとのことで大きめのゼフィルスが下草のシダに降りました。近づいてみると間違いなくハヤシミドリシジミでした。
これ、白線が少し流れてますね!いきなりおもしろいのに出会えました。
あとは翅の表を撮るべくしばらく待ったのですが、期待むなしく遠くへ飛ばれてしまいました。この日は朝から強い風が吹いていたのが原因かもしれません。開翅する条件が良くなかったと思うしかないですね。すごく残念でした。このあとは全く降りてくることなく、貴重な朝の時間が終わってしまいました。
低地ではとっくにシーズンが過ぎているゼフィルスですが、ここではかなり新鮮な姿です。大きな笹の葉に止まると、その小ささがわかりますね。あちこちで可愛い姿に出会えました。
最近あまり見る機会がなかったので、これは嬉しい出会いでした。今年は多いのでしょうかね。ちょこちょこ見かけました。
ゼフィルスの合間にお気に入りのヒメシジミを追いかけます。
いつも見ているよりもすごく小さい姿に驚きました。よく見るとヒメヒメシジミがいくつも見つかります。先週までは気づきませんでした。
もしかしたら雪が少なかったことで植物の成長が早くなり、孵化した幼虫にとって葉が硬くて食べにくかった?なんて少し真面目に推測してみたりと。まあ単なる思いつきですが。
この後ウスイロヒョウモンモドキを見にいこうかと思ったんですが、今までたくさん出会ってきてるから今回はいいやと長男と昼寝。外で寝るとブヨの餌食となるので、車内で。
夕方までゆっくりしてからもう一度ハヤシミドリを狙います。テリ張りの様子や飛翔する姿こそ遠目に見ることができたものの、ブルーの翅をじっくり見る機会には恵まれなかったです。
遠くのカシワに止まったところだけ撮影。
この後、翅を広げてくれると良かったんですがねぇ。
このカシワ林では昨シーズン某所でお世話になった方と久しぶりに再会。息子ともども楽しく過ごさせていただき、またひとつ思い出ができました。
長男もだいぶと体力がついて動けるようになり、いい写真も残せるようになってきました。これからがほんと楽しみです。今回はハヤシミドリのブルーを見せてあげられなかったのが残念でしたが、また来ようねってことで帰ることにしました。
例年ならもっとたくさんのハヤシミドリが見られるので、今年は少ないのでしょうか。あまりいい成果がないまま、どんどんシーズンが流れていってるのを感じます。