3連休の最終日、今年もキリシマミドリシジミの姿が見たくなって鈴鹿山地の渓谷へ出かけてきました。
道沿いに生えているアカガシの樹を長竿で叩くと飛び出しますが、いつも手の届かないところへ飛んでしまいます。しかし一度だけ黒っぽい姿が岩場に降りました。
ダッシュで駆け寄り探していると、なんとメスが翅を広げていました。
降りてくるとは思ってなくてびっくり。
角度が良くなかったので少し撮影してから回り込もうとしたところ、急に飛び立ちそれっきりとなりました。
証拠写真なんか撮ってないで、はじめから狙いにいけば良かったとショック。もしかしたら数秒でもシャッターチャンスがあったんじゃないかと思うと残念でした。しかし降りてくることがわかったので今後の希望になりました。
気を紛らわせようと、ヒョウモンが吸蜜しているのを撮影。
たぶんオオウラギンスジヒョウモンのメスだと思います。
細かく動きながら吸蜜するので、いい角度で撮るのにひと苦労。
ちょっと暗くなってしまいましたが翅の裏面も撮れました。
やる気が取り戻せたので、林道を歩きながら新たな出会いを探します。すると、叩いた枝からメスが飛び出し葉に止まったのが見えました。
少し遠かったですが、アカガシの雰囲気がすごく良かったので気合いを入れて撮影しました。なかなかのお気に入りになりました。やっぱり鮮度がいいとモチベーションが上がります。
撮影後に軽く飛ばしてみましたが、近づいてくることはなく暗がり奥へと逃げ込んでしまいました。
渓流の岩場に降りている姿がないか探してみましたが、まあそんな簡単に見つかるはずはないですね。
岩と同化したカエルが見つかりました。
見上げるとヒグラシ。腹部が透けているのでオスですね。
そういえば渓谷に鳴き声はありませんでした。
今回のキリシマですが、一応はメスの姿を撮れました。オスも居たのですが小さな姿を見られただけでした。いつになったら完全燃焼できるのでしょうか。また来シーズンもあきらめずに挑戦したいと思います。
7/15/2019・鈴鹿山地にて