蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

11/6/2016・秋のルーミスシジミを目指して渓谷あるき 〜 出会いはあったものの目の前には降りてくれませんでした

ルーミスシジミの開翅を狙って紀伊半島の渓谷へ行ってきました。土曜にご一緒しませんかと仲間よりお誘いを頂いたのですが、残念なことに仕事があって泣く泣くお断り。先発隊より情報をもらったので翌日に出かけました。

 

ルーミスシジミ、今年は夏にしっかり撮れてコツがだいぶとつかめてきたところ。夏はとにかく暑さを避けた暗がりが出会いの場でしたが、晩秋は日だまりが出会いの場となります。

 

渓谷の道には尖った石が多く、車で走って事故ると嫌だったので、ゆっくりと歩いて進むことにしました。その方が渓谷のためにもいいし、また運動にもなりますしね。

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この日は晴れ間が多くて気持ちいいのですが、風があって樹々が揺らいでいるのが心配。

日の当たった樹上を眺めながら歩いてると、白っぽい小さな姿がちらちら。ルーミスに間違いありません。あとは林道に降りてくるのを待つだけですが、さっぱり成果がありません。やっぱり風のせいでしょうか…

 

しばらくすると、ついに〜!

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…と思ったら、ムラサキシジミでした。それも、よりによって狙っていたシダの葉っぱで翅を開くなんて。これがルーミスだったらめっちゃ興奮したのに〜。

 

結局、お目当てのルーミスは林道に降りてくることなく、日が流れて谷は暗くなってしまいました。日の動きってけっこう早いんですね。このときばかりはすごく実感しました。

 

秋のルーミス、短い時間にいい条件がそろわないと狙った出会いが難しいということがよく分かりました。ま、けっこういいところまでは来て、開翅の証拠写真も撮れはしたのですが、掲載するには恥ずかしすぎるレベル。またいい絵が撮れたときにご覧いただきたいなと思います。

 

すっかり暗くなった帰りの林道。きれいな花が咲いてるのに気づきました。

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林道にリンドウ、ってね。ルーミスが撮れなかったので慰めの花になりました。

 

足元からはカエルがぴょこん。踏まなくて良かった〜

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カエルだけにもう帰ります。つまんなくてごめんなさい…

 

帰りは海岸まで抜け、海沿いを走りながら蝶さがし。ちょっと期待したサツマシジミには出会えませんでした。今年はすごく少ないもよう。去年はあれほどいたのに…

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かわりにヤクシマルリシジミは多かったです。風が強すぎてゆっくり撮影できませんでしたが。

 

帰りは下道で戻ったので家にはかなり遅くの帰宅となってしまいました。ルーミスはまた来年以降の楽しみにとっておくことにしましょう。

 

11/6/2016 紀伊半島にて