残暑お見舞い申し上げます。まつみです。
昼間はまだまだ暑いですが、朝晩はかなり涼しくなって虫の声もセミからコオロギへと主役が交代してきました。かなり秋めいてきたように思います。明るい時間もだんだんと短くなり、仕事で残業になったりすると外がすっかり薄暗くなっていて少しさみしさを感じます。
さて、夏休み明けの仕事が多くてだいぶ遅くなってしまった感の日記ですが、少しづつ進めたいと思います。
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夏休み2日目、この日は夏のムラサキシジミを撮っておこうと家から自転車で行ける大泉緑地へ。家族で虫とりをかねて出かけました。大泉緑地には「樹の道」と呼ばれる散歩道があるのですが、その辺をぶらぶら歩きながら飛び出してくるムラサキシジミを追いかけました。
アラカシいっぱいの林床に入ると、さっそく暗がりにいる姿に出会えました。
敏感ですぐに飛んでしまうものの、そんなに遠くへも行かないのでしばらく追いかけてると撮れるという感じです。
この時期のムラサキシジミ、翅の表を全くといっていいほど見せてくれないのでブルーは飛んでるときしか見れません。ま、秋冬になれば簡単に楽しめるので、今は夏らしく林の暗がりに暮らす姿が撮れれば十分でしょう。
ところでムラサキシジミの翅裏の模様ですが、のっぺりしたものと、こってりしたのがいるように思うのは私だけでしょうか。
先ほどの姿に比べ、こちらはどちらかといえばこってりしてます。
暗すぎてうまく見えないかもですが、模様のコントラストが強いという感じです。
これで、今年の夏は暗がりのルーミスシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメを撮影することができました。暗がりでの撮影にもすっかり慣れ、どんな暗がりの蝶もストロボなしで撮れるようになった気がします。これは自分の腕というより、完全にカメラのおかげですね。
たまたま木漏れ日の注ぐ明るいところにも止まってくれたので、広角でも。
夏の雰囲気だけでも伝わったでしょうか。林のなかはそんなに暑くなく過ごせました。翅をすりすりしてたのでちょっと様子を見るも、翅を広げることはなかったです。
この撮影でだいぶ蚊にやられたのでちょっと休憩して、再度暗がりへ。
ムラサキシジミを追いかけてたら大きめの姿が飛び出しました。
予想どおりムラサキツバメでした。毎年見かけるようになったのでこの緑地では定着しているように思います。
けれど、これまで越冬しているところを見つけたことがありません。おそらく気づかない場所でひっそり隠れてるんでしょうね。今年の冬こそは見つけてみたいです。
ふと樹液のいい匂いがする樹があったので近づいてみるとコムラサキを発見。撮影しようとするとすぐに飛んで行ってしまいました。気づけばカナブンのかわりにシロテンハナムグリが目立ち、大きなスズメバチの姿も。だんだんと季節の移ろいを感じるのでありました。
この日の虫とり、次男もセミをつかまえることができて大喜びの散歩となりました。カブトムシは見られなくて残念でした。