蝶にあそぶのまつみです。この週末も長男を連れて福井に行ってました。
前日の晩になっても蝶あそび仲間からはメールや電話がしばしば。みんな翌日への気合いを感じます。そんな方々とは現地で集合し、ご一緒することにしました。
大阪からだと福井まではだいたい200kmくらい、下道でもそんなに問題ない距離です。流れとしては、近畿道の横を走ってる中央環状から第二京阪沿いに京都に入り、滋賀の道の駅でちょっと休憩。暗くてほとんど何も見えない琵琶湖をほんのり感じつつ、湖西道路(無料)ではおもいきり快走。走りがいのある連続カーブを抜けると敦賀へ。北陸道を横目に、今庄めざして進む感じです。今回のコースはね。なんて適当な説明…
コンビニで寝て適当に時間をつぶしてからは朝食とトイレ。そしてカタクリの咲き具合の確認と撮影ポイントを見つけるため、早めに現地に到着です。今回の場所は南越前町。カタクリはポツポツしか咲いてなかったけど、キレイに咲いていたので期待が膨らんできます。
朝から晴れて気温もすぐに上がったので早くからギフチョウが飛び出してきました。気づいたら地面をなでるようにゆっくりと舞ってる姿はいつ見ても気持ちがいいものです。
そのうち仲間から電話がかかってくるようになり皆さんと一緒に撮影することに。
前回は望遠レンズでの撮影がほとんどだったので、今回は広角レンズをメインに撮ることにしました。とは言っても遠近感を誇張した超広角的な感じではなく、やさしく自然な標準レンズ的な撮り方です。今までついつい寄って大きくなりすぎる傾向があったので、広角なら寄っても小さく写せるんじゃないかという考えです。
ただ広角で撮った場合、風景などから場所が明らかにわかってしまうことにならないよう、この場に掲載する写真が限られてしまうのが難点です。
さっそく雑木林に降りたギフチョウ。
いい雰囲気の林床だったので、ギフチョウは飾り気味に配置してみました。
ものすごく新鮮なギフチョウなのに小さく撮ってしまうとは、なんて贅沢な撮り方でしょう。気合いも何もないリラックスした幸せすぎる絵になりました。もう完全に自己満足の世界です。
でもカタクリにギフチョウが来たときは気合いの入り方が全く違います。
ずっと目をつけてたカタクリに止まったシーン。こんなチャンスは今日はもうないだろうと、長男を押しのけて撮影した1枚です。
なんてサイテーな父親でしょう。この写真を見るたび、このことが思い出ばなしとなること間違いなしです。
しかし広角で撮るのはかなりのエネルギーがいるので疲れます。
ちょっと休憩しようと望遠レンズに切り替えたところ、美しいメスがすっと樹上から舞い降りてきました。まさに女神降臨といったところです。
レンズによって写真の雰囲気や印象もぐっと変わるのでほんと面白いです。
この女神、美しい姿だけみせたあと飛んでいってしまいました。カタクリに来てほしかったですが残念でした。
このあと、撮影ご一緒してたご夫妻が富山へ行かれることを知り、ちょっと考えたけどせっかくの機会なのでくっついて行くことにしたのでした。
ご一緒した皆さま、どうもお疲れさまでした。おかげさまで楽しく撮影することができました。
4/2/2016 福井県にて