蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/3~4/2019・「ひらけ~ゴマ!」~ 中国山地のゴマシジミを案内いただき楽しんできました

夏ってこんなに暑かったっけ?と思うほどの日が続いてます。

さて、8月になると気になるのはゴマシジミ。今年のお盆は蝶あそびで遠出することができないので、予定を前倒しして出かけました。

 

今回は、以前お会いしたMさんより嬉しいお誘いをいただき、中国地方のゴマシジミを案内してもらいました。この場所もゴマシジミはかなり減ってきたということで、たくさんの姿には出会えませんでしたが、初めての場所で撮影するのは新鮮で楽しかったです。

 

ひとしきり飛び回ったあと、葉に止まりました。あとは翅を開けてくれるのを待ちます。

「ひらけ~ゴマ!」「ひらけ~ゴマ!!」

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やっと願いが届いたのか、閉じた翅がゆるんでブルーが見えました。

 

大きく翅を開いたのは、太陽が雲に隠れたときでした。

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これぞゴマシジミという表の翅が目の前に広がりました。このシーンが見られただけで来て良かったです。

 

花に来て吸蜜したあと、また少し開翅しました。

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吸蜜後に開翅するのっていろんな蝶で目にすることができるような。嬉しい絵が撮れました。

 

やっぱりゴマシジミ中国山地の姿が一番かっこいいですね。

 

初日にツマグロキチョウがいる場所を知ったので、翌朝一番に狙いに行きました。

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朝日を逆光に美しい姿が撮れました。ツマグロキチョウは秋の姿が定番ですが、夏の姿もなかなか良かったです。

 

たまたまヒョウモンにも出会えました。

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クモガタヒョウモンは久しぶりだったので喜んで撮影しました。いつ夏眠するのでしょうかね…?

 

今回はゴマシジミの撮影がメインでしたが、夕食や温泉も楽しめました。野菜売り場ではご当地のトマトやきゅうり、かぼちゃがいいお土産にできました。

 

早朝から楽しみたかったので行きは高速道路をめいっぱい使った分、帰りは早めに切り上げ、のんびりと下道で帰りました。

Mさん、どうもありがとうございました。また一緒に蝶あそびしましょう。

 

8/3~4/2019・中国山地にて

7/21/2019・雑木林のオオムラサキ 〜 輝くブルーの翅を見ることができました

この週末ですが、土曜は仕事。日曜も昼から実家に行く用事があったので、朝のうちだけ雑木林へ出かけてきました。長男次男が夏休みに入ったこともあり、連れていって一緒にクワガタを探しましたが、大きなのは見つからず残念でした。もしかしたら到着した時間が遅すぎたのかもしれません。

 

草むらにはジャノメチョウがたくさん。

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ずっと飛んでいて、なかなかゆっくり撮影させてくれない曲者です。

 

雑木林といえばオオムラサキを期待したいですね。1つだけ樹液に飛んできたのを長男が見つけました。

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カナブンやスズメバチを追い払おうとするときだけ翅を大きく広げるので、そのタイミングに合わせてシャッターを押します。そういう意味で、ちょっかいを出してくれるカナブンたちはものすごく重要な存在です。

 

開翅してもすぐに閉じてしまうので、撮影は忍耐が必要です。

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たまたまタイミングが合い、大きく輝いたブルーを撮影することができました。翅はだいぶ傷んでましたが、見ごたえある風格でした。

 

下草には葉裏で止まるキチョウ。今日は暑いですね。

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羽化したばかりなのか、すごく新鮮な姿でした。

 

この日はアオカナブンとアオイロカナブン(濃いみどり色したカナブン)をつかまえることができて良かったです。11時になったので家に帰って急いで昼ごはん、投票に行ったのち実家へ向かいました。

 

7/21/2019・和泉山地にて

7/15/2019・キリシマミドリシジミに会いに渓谷へ行ってきました

3連休の最終日、今年もキリシマミドリシジミの姿が見たくなって鈴鹿山地の渓谷へ出かけてきました。

 

道沿いに生えているアカガシの樹を長竿で叩くと飛び出しますが、いつも手の届かないところへ飛んでしまいます。しかし一度だけ黒っぽい姿が岩場に降りました。

 

ダッシュで駆け寄り探していると、なんとメスが翅を広げていました。

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降りてくるとは思ってなくてびっくり。

 

角度が良くなかったので少し撮影してから回り込もうとしたところ、急に飛び立ちそれっきりとなりました。

証拠写真なんか撮ってないで、はじめから狙いにいけば良かったとショック。もしかしたら数秒でもシャッターチャンスがあったんじゃないかと思うと残念でした。しかし降りてくることがわかったので今後の希望になりました。

 

気を紛らわせようと、ヒョウモンが吸蜜しているのを撮影。

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たぶんオオウラギンスジヒョウモンのメスだと思います。

 

細かく動きながら吸蜜するので、いい角度で撮るのにひと苦労。

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ちょっと暗くなってしまいましたが翅の裏面も撮れました。

 

やる気が取り戻せたので、林道を歩きながら新たな出会いを探します。すると、叩いた枝からメスが飛び出し葉に止まったのが見えました。

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少し遠かったですが、アカガシの雰囲気がすごく良かったので気合いを入れて撮影しました。なかなかのお気に入りになりました。やっぱり鮮度がいいとモチベーションが上がります。

撮影後に軽く飛ばしてみましたが、近づいてくることはなく暗がり奥へと逃げ込んでしまいました。

 

渓流の岩場に降りている姿がないか探してみましたが、まあそんな簡単に見つかるはずはないですね。

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岩と同化したカエルが見つかりました。

 

見上げるとヒグラシ。腹部が透けているのでオスですね。

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そういえば渓谷に鳴き声はありませんでした。

 

今回のキリシマですが、一応はメスの姿を撮れました。オスも居たのですが小さな姿を見られただけでした。いつになったら完全燃焼できるのでしょうか。また来シーズンもあきらめずに挑戦したいと思います。

 

7/15/2019・鈴鹿山地にて

7/13/2019・信州のゼフィルスが増えてきました!

そろそろゼフィルスの顔ぶれが増えてもいいだろうと、再び信州へ出かけてきました。お目当ては前回撮れなかったアイノミドリとジョウザンミドリ、そしてエゾミドリです。

 

実は少し前から時差出勤を始めているので帰宅が夜遅く。帰ってからすぐに信州へ行くのは大変ですが、ゼフィルスの時期はあっという間に過ぎてしまうので、早めに準備をして出かけました。

 

なんとか朝方に現地到着。すでに早起きのジョウザンが卍飛翔を始めていました。卍が解けると葉の上でテリを張るのですが、舞ってる数が多いせいですぐに飛びかかってしまい、なかなか撮影できません。

 

1つだけ新鮮個体が混じっているのがわかったので、それだけを狙ってシャッターを押します。

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少ないながら撮れました。朝早いうちは翅がブルーに輝くことがほとんどです。これはおそらく太陽光の色温度や入射角によるものなんじゃないかと思ってます。

 

時間とともにブルーからグリーンに輝くようになりました。

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この日は朝からずっと曇り空だったので、活動時間が長く続いているおかげでしょう。今までずっとイメージしていたジョウザンの色合いに初めて撮れて大満足!昼に近づくほど緑色になるという私の持論を決定づける出来事でした。

 

ここまででジョウザンはいい成果がありましたが、期待していたアイノミドリは現れずでした。

 

昼になって活動が止まってきたので、あたりをうろうろ。

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なんとコンクリートで吸水しているジョウザンを見つけました。たぶん活動時間以外の過ごし方なんでしょう。

 

昼になりメスアカがやってくるのを待っていると、さっそく飛んできて翅を広げました。

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姿を見てびっくり!なんと待望のアイノミドリでした。ものすごく新鮮な金緑色に大興奮。朝のゼフィルスと思っていたのに、どうしてでしょう?寝坊?やっぱり昼頃だと簡単にこの色に見えるんだと確信しました。

 

午後を過ぎてからはメスアカを堪能。

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先週とほぼ同じ葉、よほどのお気に入りの場所なんでしょうね。ただ、先週見た個体とは違っていました。輝きが強かったです。

乗鞍から移動してこられた方々と一緒に楽しみました。

 

このあと、エゾミドリの活動が始まりましたが、いい場所へ止まることがなく終わってしまいました。ちょっと環境が変わってしまったような気がします。回復することを願って本日のゼフあそびは終了です。

 

翌日もどこかへ行こうと思いましたが、もういいかなっと戻ることにしました。

 

7/13/2019・長野県にて

7/6~7/2019・信州の蝶あそび 〜 高原で出会った蝶たちが美しかったです

信州の蝶あそび、最後は温泉を楽しもうと乗鞍へ移動しました。

 

まず目についたのはウスバシロチョウ

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7月になっても会えるのですね。しかも美しい翅に驚きました。これってもしかして…?

 

草むらにはコヒョウモンが見つかりました。

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翅の裏面が紫がかった色合いをしていて美しかったです。

 

(温泉入るんちゃうかったん?)
(いや、まだ明るかったし…)

 

しばらくコヒョウモンを追いかけていると、今度はコヒョウモンモドキが飛び出しました。コヒョウモンよりはだいぶと小さな姿です。

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おとなしく、飛んでもすぐに止まります。すごく美しい姿にうっとりしました。

 

吸蜜するわけではないのですが、花によく止まります。

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休む場所を探しているのでしょうか。

 

ひとしきり楽しんだところで、寝不足と疲れがピークに。温泉につかってレストランで夕食、早くに寝てしまうのでした。

 

翌朝は小雨混じりのなか、少しだけうろうろ。

昨晩から止まっていただろう姿、翅の裏模様が素敵でした。

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おとなしかったので、じっくりと眺めることができました。

 

しばらく見ていると開翅しました。

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短い時間でしたが、素敵な出会いを楽しむことができました。

 

コヒョウモン、コヒョウモンモドキともに少ないながら、出会う姿はみな新鮮で、楽しい撮影でした。ちなみにゼフィルスが舞うにはまだ早そうな雰囲気。ウスバシロチョウも見たし、やっぱりなぁといった感じでした。

 

7/6~7/2019・長野県にて