蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

5/27/2018・暑い1日、本日出会ったゼフィルスはミズイロオナガシジミでした

蝶友さんからミドリシジミの美しいメールなど、ゼフィルスの便りが届いてきてそわそわ…何でもいいからゼフィルスに会いたくなり、近場の雑木林をうろうろしてきました。

 

この日はミズイロオナガシジミがたくさん。

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ちょうど発生したばかりなのか下草に多く見つかりました。

 

朝から日ざしが強く暑かったので日陰に移動。

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ここは避暑地になっているようで、けっこうたくさんの姿に出会えました。

 

やや黒っぽい渋めな個体もいました。

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ミズイロオナガってゼフィルスのなかでも個体差がかなりあるので、見ていて飽きることがありません。ほんといい蝶ですね。

 

しかしこの日はミズイロしか出会えず。アカシジミには普通に会えるかなと思ったんですが…

 

でも暑かったおかげで、湿った日陰にスミナガシが吸水に。

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なかなか狙って撮れるシーンでもないので興奮〜!美しい姿を間近で見ることができてラッキーでした。

 

吸水といえば、ミスジチョウやイシガケチョウも別の場所で見たのですが、近づくと飛んでしまいそれっきりでした。

 

チョウじゃないですが、この日ちょっと嬉しいタマムシを見つけました。

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かっこいい姿、さすがに撮っておきたい衝動にかられました。

 

他にはホシミスジやテングチョウ(この日も多かった)、ルリシジミなども見ることができ、近場でしたが思っていた以上に出会いのあった1日となりました。

 

5/27/2018・大阪府にて

5/20/2018・川沿いにウラゴマダラシジミが飛びはじめました

まつみです。4月もかなり大変だったのですが5月に入ってからの仕事がほんとに忙しく連日の残業と休日出勤。まったく遠出することもできずの日々を過ごしてます。ほんとに心身忙しいと蝶あそびでリフレッシュ!なんて余裕すらなくなるものですね。

でも季節はあっという間に進んでしまいますので、今の旬に会うため半ば強引に出かけてみることにしました。

 

林道を歩いていると現れたのはコジャノメ。

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春と夏の2回出会えるのですが、春は眼状紋が小さく控えめです。地味な場所でぴょんぴょんと跳ね飛んでいる姿が、可愛く思えます。

 

お次はルリシジミ。

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葉の上に止まるとすぐに開翅。すごく新鮮なみず色に感動しました。あまりの美しさに撮影しているときだけは忙しさを忘れられたような気がしました。

 

日ざしが強くなるとたくさんの蝶たちが飛び交うように。

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ウラゴマダラシジミが出てました。今シーズン初めてのゼフィルスです。テングチョウも多く、一緒に収まってくれました。

 

ウラゴマですが、しばしば葉の上に止まって翅を開けるものの全開まではいきません。

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時間的なものかもしれませんが、少しだけ内側の鮮やかな色を見ることができました。

 

戻り道、ウツギの花にイシガケチョウが来ていました。

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翅の形がかっこよく、ついつい撮りたくなる蝶です。

 

この日の川沿いはオナガアゲハやゴマダラチョウも飛び、初夏を思わせる蝶日和となりました。アカシジミも見ましたが飛んでいる姿だけでした。来週からはもっと多くのゼフィルスが舞うでしょう。

さて楽しみな季節をどこまで楽しむことができるか…今後もマイペースで蝶にあそんでいきたいと思うのでした。

 

5/20/2018・大阪府にて

5/6/2018・白馬のツメレンゲを見ながらシジミチョウを追いかけました

前日は白馬の道の駅で早くから爆睡。

 

当然早くに起床してしまうわけで、蝶が出てくるまであれこれスナップ撮影です。

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今年はほんとに春が早かった〜。新鮮なカタクリはマンホールの中にありました。

 

ギフチョウが現れるまではまだまだ時間があるので、先にツメレンゲを見に。

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可愛らしい新芽がいっぱい出てました。

 

メレンゲときたらお目当はすぐにわかりますよね。
はい、クロツバメシジミです。

 

でもこの蝶が飛んでいるのに気づいたからにはこちらを真っ先に優先すべきです。

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ノーマルのツバメシジミ。むちゃくちゃ美しい姿に感動しました。

 

しばらく見ていると翅を全開に。

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いい蝶ですね、ツバメシジミ。大好きです。

たまたまツメレンゲが端っこ写り、蝶好きとしては面白い絵になりました〜笑。

 

あ、もちろん黒い方にも出会えましたよ。

 

オスはだいぶ前から発生していたようで、ちょうどメスが新鮮な時期でした。

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岩地に溶け込むような淡い色、やる気のない尾状突起、かわいい姿に癒されました。

 

さて、いい時間になったので、前日にギフチョウ産卵が見られた雑木林に移動したのですが、気温が低くて飛び出てくる気配が皆無…なので、本日は成果なし。

 

翌日からの厳しい現実に向け、大阪へ車を走らせるのでした。

 

白馬の蝶あそび、今春は久しぶりにイエローバンドに会えただけでなく、交尾や産卵というシーンが撮影できました。ある意味、春の進みに感謝という成果ですかね。

各地でお会いできました皆さん、どうもありがとうございました。

 

5/6/2018・白馬村(長野県)にて

5/5/2018・午後のひととき、念願だったギフチョウの産卵を見届けました

クモツキを楽しんだあとは、昼すぎから友人たちとギフチョウを見に行きました。

 

前週はギフチョウの交尾シーンが撮れたので、今回は産卵が見られるんじゃないかという甘い期待。しかし産卵といってもイエローバンドの産卵が今回の狙いです。

訪れた場所は前回イエローバンドの交尾を撮影できた雑木林。ギフチョウは卵塊で産卵するため、オスのイエローバンドが居たということは、遅れてメスのイエローバンドが出てくる可能性が高いからです。

 

しばらく探すと林床をゆるやかに飛ぶギフチョウを発見。

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待望のイエローバンドのメス。やっぱり出てました!まずは出会いが叶って大喜び。

 

あとはこのメスが産卵するのを待つばかりです。

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しかしここからが苦難の始まり。ちっとも産卵しないのです。

 

葉に触れながらたまに産卵を思わせるような飛び方をするものの、アオイのないところを探しまくったり、アオイの近くに来たかと思えば全く違う葉に執着してみたり。そうかと思えば急に勢いよく飛んでそのまま見失ったりと、こちらが根気負けしそうな状態。

しばらく見つからなかったときは本当に焦りましたが、少し経つといつのまにか居たりしてホッとしたり。

 

かれこれ1時間ちかく振り回されたでしょうか…。

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小さめの葉に止まるや、じっと動かなくなり産卵を始めました。念願だったイエローバンドの産卵シーン、ついに撮ることができました。

 

このあとたくさんの卵を確認でき、来年もこの場所でイエローバンドに会えることを期待して、本日の蝶あそびを終えるのでした。ご一緒した皆さん、どうもありがとうございました。

 

明日は朝だけ少し白馬であそんで早めに帰阪する予定です。温泉につかって夕食をとり、早めに休みました。

 

5/5/2018・白馬村(長野県)にて

5/5/2018・今年も美しいオレンジ色を見ることができました

この日はギフチョウの産卵シーンを撮りに行く予定でしたが、数日前からクモマツマキチョウが発生しているという情報をいただき、午前中に寄ってみることにしました。

 

このクモツキは、蝶の美しさもさることながら、なんといっても生息地の景色が最高です。雪解け水の豪快な流れ、雪渓や雪山の稜線、ごつごつとした岩場…そんな眺めのなか、オスのオレンジを見ている時間は幸せなひとときです。

ここ最近、ミヤマハタザオなどの食草が卵ごと持ち去られるというニュースを特に目にしますので、素敵な光景を掲載できないことが残念です。

 

今回狙うのはミヤマハタザオに止まるオレンジ。ここぞという場所で朝から友人たちと待ち続けましたが、花に止まるどころか、近くを飛ぶ姿すらありませんでした。

このまま諦めても全然よかったのですが、せっかく来たのでせめてオレンジ姿だけでも見ておこうということで出会いが確実な場所へ移動。予想どおりスミレに来ている姿に出会うことができました。

 

スミレとクモツキ。

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オレンジ色が美しく、やっぱり見ておいてよかったです。

 

花の上で大きく開翅。

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短い時間でしたが、美しい姿を楽しめました。

 

冷たい風が吹いていたので、日が陰ると気温が下がっておとなしく。

雲間から太陽が顔を出すと、翅をゆっくりと広げる、まさにクモマのオレンジという絵が撮れました。

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きっとスミレには飽きてたからだと思うのですが、個人的にはこれが一番のお気に入りとなりました。

ヤマハタザオのオレンジには会えず満足には遠かったですが、オレンジを見れただけでも良かったとしましょう。

 

ご一緒できた皆さん、お世話になりありがとうございました。

 

さあ遅くなったけれどギフチョウへ向けて移動です。イエローバンドの産卵、今年こそ出会えるでしょうか?

 

5/5/2018・北アルプス(長野県)にて