蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

11/5/2017・秋の紀伊半島で渓谷の蝶を楽しんできました

サツマシジミにあそんだ翌日は通常出勤。そして日曜の休みは再び紀伊半島へ秋の蝶あそびです。

今度は和歌山へ向けて出発です。紀勢道のおかげで、紀南へのアクセスがかなり楽になりました。しかも無料とはほんとありがたいです。

 

24号線から眺める串本の海岸。

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すごく快晴で、美しい海景色をしばらく眺めました。潮風がとても気持ちよかったです。

 

今度は山奥へ入り、林道の入り口に車を停めて歩いて進みます。

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日だまりにさっそくムラサキシジミが翅を広げていました。

 

さて、この日のお目当てはルーミスシジミ。ちらちら舞う姿は何度も見られるものの、撮影チャンスがほとんど訪れません。それでも昼過ぎになった頃、一度だけ岩場に降りてきたのでなんとか秋らしい姿を撮影できました。

 

秋のルーミスシジミです。

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台風の影響なのか傷んだ翅が残念でしたが、降りてくる場所が確認できたのは良かったです。また来年の出会いに期待したいところです。

 

夏の姿は新鮮だけど翅を開けないし、でも秋だと翅を開いても傷んだ翅…というのがルーミスシジミのパターン。新鮮なみず色が撮れるのはいつの日になるのでしょうか。

 

ところで、ルーミスを待つ間にサツマシジミがいくつか降りてきて林道をちらちら。これがまた美しい姿で、いつしかルーミスそっちのけでサツマを追いかけてしまいました。やっぱり新鮮なものにはめっきり弱いです。

 

たまたま葉の上に止まると、すっと開翅を見せてくれました。

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2日前よりも断然鮮度バツグンの個体。いや~美しすぎます。今までの苦労が嘘みたいな成果となりました。やっぱタイミングなんでしょうかね。

 

このあとは再びルーミスに戻り、日の当たる場所に降りてくるのを待ちましたが、決定的なチャンスはなく、谷筋から日だまりが消えたのでおしまいとなりました。

 

今回の林道あるき、ルーミスやサツマに会えていい1日となりました。体も動かすことができて良かったです。

現地ではたまたまお会いできた蝶友さんとご一緒でき、蝶の生態はまだまだ発見がありそうやな~と思いながら帰阪するのでした。(Sさん、どうもありがとうございました。)

 

11/5/2017・和歌山県にて

11/3/2017・秋の晴天、たくさんの翅ひらくサツマシジミに出会えました

雨と台風がつづいて10月は半ばから全く出かけられずの週末。11月になってようやく晴れの休みになるということで、たまらずサツマシジミに会いに行きました。

 

蝶友さんと現地で会う約束をしていたのですが、前日の仕事疲れもあってか少しの仮眠のつもりが起きたらびっくりするほどの朝寝坊!焦りながら高速道路をかっとばし、なんとか遅れることなく集合場所にたどり着くことができました。時間までは決めてなかったのですけど、やっぱり早めに出かけて集合場所で仮眠する方が良かったかもしれません。(起こしてもらえるし。)

 

すると、ちょうどいいタイミングでサツマが飛び出したとの声。急いで撮影準備です。

 

秋頃のサツマシジミは山の斜面に日が当たって気温が上がるとどこからともなく降りてきます。そして下草付近をちらちら飛びながら、止まったときにしばらく翅をひろげたりします。そのときが翅のブルーを撮るチャンスです。

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さっそく葉に止まったサツマシジミがゆっくりと開翅。少しでしたがまずは美しいブルーを見ることができました。

しばらく待ってみましたが、このオスは翅を大きく広げることなく、このまま飛んでいきました。

 

ある程度時間がたつと、あちこちで吸蜜が見られるように。朝の吸蜜は少しだけ翅を開きながらが多いです。

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新鮮な姿だったのでずっと追い続けたかったですが、このあとかなり樹の高いところまで飛び上がってしまいました。サツマシジミは高度を上下して飛びますね。

 

今度は少し歩いて違う場所へ。花に白い蝶が止まっているのが見えたのでサツマに違いないと近づくと…

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なんと目の前で大きなブルーを見せたのでびっくり!ドキドキしながらシャッターを押しつづけました。この興奮、もうたまりません。

 

この場所ではいろいろな花が咲いていて吸蜜シーンも楽しめました。

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白い部分が透けたようにみえるのがいいですね。美しい姿です。

 

吸蜜を終え、葉に移ると定番の開翅。今まで出会ってきたなかでもかなり美しく、そして大きく開いたブルーを見ることができ大満足の撮影になりました。

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ほんとため息もの…このシーンのためだけでも来て良かったです。

 

朝から数時間の撮影でしたが十分に満足。この日はいつにも増してブルーが楽しめた秋の1日でした。

翌日は仕事ということもあって早めに切り上げ、三重ということで伊勢の赤福をみやげに買って帰るのでした。

 

11/3/2017・三重県にて

10/9/2017・暑い秋の1日、兵庫の播磨は秋の蝶で賑わってました

この日は兵庫の播磨で秋の蝶あそびを楽しんできました。

 

まずはシルビアシジミから開始。今シーズンとしては初めての出会いです。

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下草や翅にはまだ朝露が残ってました。朝の冷え込みがわかります。

 

濃い青空を残したくて、斜面に止まってるところを撮影してみました。

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一気に気温が上がったためか、秋らしいブルーは見せてもらえずでした。

 

すごく新鮮なウラナミシジミがいたのでシルビアそっちのけで追いかけました。

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秋といえばこの蝶との出会いははずせませんね。

 

シルビアシジミで各地を転々としていると、あちこちでツマグロキチョウが飛んでいるのに気づきました。

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直線的な翅のかたち、薄く浮き出たラインがこの蝶の秋らしい雰囲気です。

 

飛んでもすぐに止まることが多く、撮影はしやすいです。

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今まで播磨地方ではたまに見かける程度でしたが、今年は多いようです。

 

秋らしく、エノコログサに止まったところが撮れました。

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逆光が美しくて見とれました。

 

濡れた地面にはウラギンシジミの姿。

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翅の先が尖って、こちらもすっかり秋の姿でした。

 

日ざしが強く暑い1日でしたが、いろいろな秋の蝶に出会えて楽しめました。

ツマグロキチョウに夢中になってしまい、シルビアシジミが後回しになってしまったので、機会があれば晴れの日にもう一度出かけられたらいいなと思います。

 

10/9/2017・兵庫県播磨各地にて

10/8/2017・暑い秋の1日、ヤクシマルリシジミのブルーを楽しんできました

この時期恒例、秋のヤクシマルリシジミに会いに行ってきました。

 

家を出たときはどうしようかと思うくらいに雲が広がってましたが、現地に着く頃にはすっかり快晴になって気温がぐんぐん上昇。暑いくらいになりました。

ヤクルリには少し時期が早いかなと思いつつも、吸蜜しているのを先に到着していた蝶友さんに声をかけてもらいさっそく撮影できました。

 

強い日ざしのなか、ちらりと見えたブルーがなかなかの濃さです。

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これぞヤクルリのブルーです。

 

花を移りながら、ちょこちょこ動き回るのでいい角度になったときを狙います。

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いい色合いに撮れました。

 

ちょっと辺りをぶらぶら。今度はメスが見つかりました。

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羽化したてのような新鮮さでした。

 

昼のテリ張りまで時間があるので、他をうろうろ。ソテツ喰いのシジミチョウが来てないかと探してみましたが見つからず。

戻ってからは久しぶりの蝶友さんも加わり、みんなでヤクルリ探しです。

 

たまたまウラギンシジミの交尾を見つけました。

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左がオス、右がメスと読みましたが、さてどうでしょうね?

 

昼からテリ張りが楽しめると思っていましたが、この日はまともに飛ばず。朝と同じところで吸蜜を撮影しました。

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数も増え、みんなでブルーを楽しみました。

 

美しいモンキチョウがいたので息抜きもできました。

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口吻のカーブが美しく撮れました。

 

すごく暑かった1日でしたが、なんとかヤクルリのブルーが撮れました。蝶友さん、どうもお疲れさまでした。楽しかったです。

家から近いと撮影にたっぷり時間が使えるし疲労も少なくていいですね。

 

10/8/2017・大阪府にて

9/23/2017・秋の但馬へドライブ、スジボソヤマキチョウにあそんできました

この週末は久しぶりに家族みんなでドライブしてきました。お目当てはスジボソヤマキチョウ。今年は夏の信州でヤマキチョウに会えたのですが、そのときはスジボソに出会えなかったので秋の但馬であそぶことにしました。

 

但馬方面ですが、豊岡道が神鍋インター(正式には日高神鍋高原インター)まで開通してるおかげでかなり楽に行けるようになりました。

 

家から数時間で到着。林道に日ざしが届き気温が上がってくると、さっそくスジボソヤマキチョウの登場です。

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ヤマハッカの花でしょうか、群落を見つけるやすぐに飛び込んで吸蜜を始めました。

 

ヤマキチョウとは前翅の尖り具合が違うのですぐにわかります。こちらの方が大きく尖っているのがポイントです。

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レモンイエローの翅と紫の花の対比が鮮やかで美しかったです。

 

次から次へと花を移っていくので楽しすぎる撮影です。

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光の微妙な当たり方で翅の色合いが変化するので飽きることがありません。

 

たくさんの花をバックに撮れました。

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やや曇り空でしたが、おかげで長い時間の吸蜜を楽しめました。

 

ヤマキチョウもスジボソヤマキチョウも、何と言っても翅のラインが美しくてたまりません。よく似た両種ですが、どちらも花とのシーンが素晴らしく一度見たら虜になってしまうといっても過言ではないでしょう。

 

ちなみに今年出会ったヤマキチョウはこちらです。ヤマキとスジボソヤマキ、どちらがお好みですか?

 

しばらくじっくり撮影し、お昼は神鍋高原の道の駅でランチビュッフェ。お腹いっぱいになったところで城崎へ移動。街並みを歩いたあと、温泉につかって帰りました。

 

9/23/2017・兵庫県但馬にて