雨と台風がつづいて10月は半ばから全く出かけられずの週末。11月になってようやく晴れの休みになるということで、たまらずサツマシジミに会いに行きました。
蝶友さんと現地で会う約束をしていたのですが、前日の仕事疲れもあってか少しの仮眠のつもりが起きたらびっくりするほどの朝寝坊!焦りながら高速道路をかっとばし、なんとか遅れることなく集合場所にたどり着くことができました。時間までは決めてなかったのですけど、やっぱり早めに出かけて集合場所で仮眠する方が良かったかもしれません。(起こしてもらえるし。)
すると、ちょうどいいタイミングでサツマが飛び出したとの声。急いで撮影準備です。
秋頃のサツマシジミは山の斜面に日が当たって気温が上がるとどこからともなく降りてきます。そして下草付近をちらちら飛びながら、止まったときにしばらく翅をひろげたりします。そのときが翅のブルーを撮るチャンスです。
さっそく葉に止まったサツマシジミがゆっくりと開翅。少しでしたがまずは美しいブルーを見ることができました。
しばらく待ってみましたが、このオスは翅を大きく広げることなく、このまま飛んでいきました。
ある程度時間がたつと、あちこちで吸蜜が見られるように。朝の吸蜜は少しだけ翅を開きながらが多いです。
新鮮な姿だったのでずっと追い続けたかったですが、このあとかなり樹の高いところまで飛び上がってしまいました。サツマシジミは高度を上下して飛びますね。
今度は少し歩いて違う場所へ。花に白い蝶が止まっているのが見えたのでサツマに違いないと近づくと…
なんと目の前で大きなブルーを見せたのでびっくり!ドキドキしながらシャッターを押しつづけました。この興奮、もうたまりません。
この場所ではいろいろな花が咲いていて吸蜜シーンも楽しめました。
白い部分が透けたようにみえるのがいいですね。美しい姿です。
吸蜜を終え、葉に移ると定番の開翅。今まで出会ってきたなかでもかなり美しく、そして大きく開いたブルーを見ることができ大満足の撮影になりました。
ほんとため息もの…このシーンのためだけでも来て良かったです。
朝から数時間の撮影でしたが十分に満足。この日はいつにも増してブルーが楽しめた秋の1日でした。
翌日は仕事ということもあって早めに切り上げ、三重ということで伊勢の赤福をみやげに買って帰るのでした。
11/3/2017・三重県にて