今日から少しばかりの夏休み。山の日ということで和泉山地まで行ってきました。お目当てはこの時期恒例のスミナガシ。ここでは必ずと言っていいほど会うことができる嬉しい存在です。
いつもお世話になっている方とばったり出会い、確実なポイントまで一緒に。
さっそく樹液に来たスミナガシに出会えました。なんとも言えない渋い色合いが素敵です。素敵といえば、墨流しという名前もいい響きですね。今の時代では思い浮かびそうもないネーミングです。
オオムラサキは時期がかなり遅いので、油を吸った紙のような翅になってました。今度はオオムラサキが旬の時期にも出かけてみたいです。
他の場所を見てからしばらく経って戻ってみると、今度は別のスミナガシが入ってきました。
後翅の深い青色がたまりません。近づいてきたスズメバチに翅を広げて対抗しているようでした。おかげで翅を大きく広げた状態を見ることができ、スズメバチには感謝です。
このあと、お互いにちょうどいい距離をとって落ち着きました。
樹液のシーンでは単調になりがちなので、いろいろな虫と一緒に撮れると楽しいです。
この個体、違う樹にも来ていました。
翅の傷からさきほどと同じ個体だと分かりました。どうやらこの辺りを飛びながら色々な樹へ場所を変えているようです。観察を続けていると、行動範囲がわかったりして面白いです。
雑木林の下草にはコジャノメ。
大好きな蝶なので、ちょっとばかり追ってみました。夏の姿をしてますが、あまり眼状紋は発達していなかったです。
この日はスミナガシ目当ての方も数名ほど来ていてご一緒しながらの撮影、思わぬ情報交換ができたりと、面白い1日でした。どうもありがとうございました。