蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

6/8/2019・ころころ変わる天気のなか、ヒメヒカゲの姿に癒されました

6月に入り、いよいよ本格的なゼフィルスの季節がやってきました。西方面ではヒロオビミドリシジミが出始めとのことでしたが、こちらは昨年あれこれ撮ったので今回はパス。逆方向の愛知県へ行くことにしました。クロミドリシジミを狙ったのですが、たぶん昨日の大雨のせいでしょう、枝を叩いても落ちてくるのは大量の雨粒ばかりでした。

結局わずかな出会いはあったものの、期待していた成果にはかすりもしませんでした。

 

そんなときはヒメヒカゲの撮影に切り替えるのが得策です。このヒメヒカゲはこの時期に出かけると確実に出会うことのできる、いわばなぐさめの蝶です。


寝不足だったので行く前に数時間ほどのんびり仮眠。昼も過ぎた頃にヒメヒカゲの生息地に到着しました。さっそく草むらを跳ねるように飛ぶ姿が見えました。眼状紋も個性的で、ひとつひとつ追っていくのが楽しい蝶です。

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みんな違ってみんないい…あれ?どこかで聞いたフレーズ(笑)。今回は生息地の様子をできるだけ写真に含んでみました。

 

今度は広角レンズを使って環境を入れてみました。

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雰囲気よく撮れてお気に入りになりました。

 

この日は日ざしが出て蒸し暑くなったかと思えば、急に雲に覆われて強風が吹いたりと、梅雨時期らしくころころ変わる天気。それでも可愛らしいヒメヒカゲの姿をたくさん撮影することができて癒されました。

 

6/8/2019・愛知県にて

6/1/2019・親友との久しぶりの蝶あそび、オレンジの姿を楽しんできました

土曜は久しぶりにO氏と蝶あそびに出かけてきました。場所は南アルプス、お目当ては三日月のオレンジです。

ちなみに三日月というのは、オレンジ色のなかにある小さな紋が細い三日月になっているもので、南アルプスのオレンジの特徴です。一方、北アルプスのオレンジは丸っこい紋になっています。長い時間をかけて分かれたのかと思うと、ロマンを感じずにはいられません。

 

はじめの1つに出会うまでの期待と不安、待ち続けてやっと出会えたときの安堵、せっかくの瞬間に間に合わなかったときの悔しさと焦り、やっと撮影できたときの達成感…さまざまな感情を友人と共有しながら、オレンジとの少ないチャンスをめいっぱい追いかけました。

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ハタザオでの吸蜜を順光と逆光で。どちらも美しくて感動しました。三日月の紋もしっかり残すことができました。

 

場所を変えた先、昼ごろには産卵も見られ、友人と2人だけで追いかけた時間はほんとにいい思い出になりました。

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飛び立ったあとに、白い卵が確認できました。

 

このあと、スミレでの吸蜜にも出会えました。

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オスメスともに撮ることができました。

 

広大な南アルプスの山々を見ながら、冷たい天然水、林道わきに咲く花々を楽しむことができたのも良かったです。

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南アルプスといえば、シナノコザクラ・ホテイラン・ムシトリスミレが有名ですね。

 

帰りは少し早めに切り上げて寄り道。

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ミヤマシジミの美しい姿をおみやげにして、大阪へ戻りました。

 

6/1/2019・長野県にて

5/26/2019・紀伊半島のオレンジはとても美しい姿でした

5月も末になるとゼフィルスやクモツキの便りが多く届くようになりました。

じゃあ自分はどっちも満たすべく、オレンジのゼフィルスにしようと突発的に思いついて出かけました。天気予報では暑くなるということだったので、早朝から現地入りです。

 

ウバメガシの森に到着するや、すぐに出会えました。

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紀伊半島の美麗種、ウラナミアカシジミでした。

 

今回のウラナミアカシジミは、クヌギなどの落葉樹を食樹にしている各地のウラナミアカシジミと違って、常緑樹のウバメガシを食樹にしている亜種で、キナンウラナミアカシジミという名前で呼ばれたりしています。

 

さて、少し歩いて良さそうなポイントへ到着です。日の当たりだした枝を長竿で揺らすとオレンジ色がちらちら。ほとんどが上へ上へと飛んでしまいますが、たまに下草に降りてくることがあります。

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そのときだけは近づいての撮影もできました。

 

運良く、食樹のウバメガシとコラボもできました。

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遠かったので望遠を使っての撮影。光もいい感じで、かなりのお気に入りが撮れました。せっかくのキナンウラナミアカシジミということで、ウバメガシと撮れると嬉しいものです。

 

暑くなってからは、日陰で見かけることが多くなりました。

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手をのばして広角でも撮影できました。

 

この日は新鮮な姿を少しですがいくつか見ることができ、いい写真がいっぱい撮れたこともあって早めに帰ることにしました。

今回は静止のみのシーンだけだったので、次に行く機会があったらもっといろいろな生態シーンも撮ってみたくなりました。また朝だけでなく夕暮れにも訪れてみたいと思いました。

 

5/26/2019・紀伊半島にて

5/19/2019・風が強くても、林道ではいろいろな蝶たちに出会えました

滋賀の林道ではお目当てのほかにもたくさんの蝶に出会えたので一気に紹介です。

 

まずはコミスジから。

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林道をスィースィーっと舞ってはすぐに止まります。その名のとおり、ちいさくて可愛らしいです。

ちなみに市街地ではホシミスジが勢力を拡大してますね。

 

お次はサカハチチョウ。

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春と夏とで色合いが違うことで有名な蝶です。この日は暗がりでの吸蜜が多く見られました。複雑な模様と色合いがお気に入りです。

 

たまたま出会えたのはトラフシジミ。この蝶も春と夏とで姿の違う蝶ですね。よくゼフィルスやキマルリと思ったらこの蝶でがっかりと言う方がいますが、私はこの蝶に満足いくまで楽しめることの方が珍しいんじゃないかと思ってます。

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少し時期遅れの姿でしたが、美しい表が見られました。一度じっくりと表翅に挑戦したいものです。

 

他にもセセリチョウはいろいろ出会えました。とくにアオバセセリはすごく新鮮だったのですが納得いく写真にできなかったのが残念でした。

 

5/19/2019・滋賀県にて

5/19/2019・吸水に訪れるミヤマカラスアゲハに魅了されました

ウスバシロチョウを撮影したあとはミヤマカラスアゲハを狙います。ま、当然の流れですよね〜。

 

林道を歩いていると、日の当たった明るい場所にその姿はありました。

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春の姿は小さく、色がやさしくて大好きです。裏面の白くて太い帯に赤い紋、見どころたっぷりです。

 

表は言うまでもないですね。

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この日は暑くて日ざしが強かったせいで、全開がほとんど見られずでした。

 

1つ吸水を始めると、不思議にもどんどん集まってきます。

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カラスアゲハにクロアゲハも集合。もう少し距離をとったらいいのに〜と思いました。天敵回避なのかな?

 

 

別の場所でも集まってました。

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美しい姿は見ていて飽きることないですね。

 

風が強かったですが、吸水のパピリオにはあまり関係なさそうな印象でした。

とりあえず、この日のお目当ての撮影はできて一安心。ほんとはタニウツギの吸蜜が撮りたかったのですが、もう少し曇り空の方が良さそうに思えました。

 

5/19/2019・滋賀県にて