蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/5/2018・猛暑の1日、中国山地へゴマシジミを見てきました

夏の時期といえばやっぱりゴマシジミですよね。今年は西に向けて車を走らせました。

早朝に到着し、涼しいうちに撮影したかったのですが、姿を見つけたときはすでに遅し。猛暑のなか、飛び回る姿ばかりでほとんど撮影できませんでした。

 

トンボも暑そう?ほとんど飛びません。

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ミヤマアカネでしょうか。美しい姿にたくさん出会えました。

 

山道を歩いていると、やっとワレモコウに止まっているゴマシジミを発見です。

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中国山地らしい色白の美しい姿です。吸蜜ではなく、ただ止まっているだけのようでした。

 

撮影していると飛び立ったので、追いかけると近くの葉に。

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数回シャッターを押したところで、遠くまで飛んでいってしまうのでした。

 

なんとか青い翅表も見られたものの撮影は叶わず。昼まで探してみたけれどあまりの暑さにうんざり。帰ることにしました。

 

山道ではキリギリスが産卵していました。

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暑いなか、虫たちは懸命にいのちを繋いでいます。

 

この日のゴマシジミ、3つほど見かけましたが撮れたのはたった1つ。それでもこの暑さでよく撮れたもんだと思うのでした。

 

ゴマシジミ、ここまで苦戦を強いられたのは初めてかも。天気の問題なのでしょうか…また挑戦したいものです。

 

8/5/2018・中国山地にて

7/29/2018・夏の暗がり、コジャノメの大きくなった眼状紋を楽しみました

更新がだいぶと遅れてしまいましたが、子供たちが夏休みに入った最初の週は昆虫館に行ったあと、すぐ近くの雑木林にコジャノメを見にいきました。

 

コジャノメは希少種じゃないのでほとんど見向きされませんが、個人的にはかなりお気に入りのチョウです。とくに夏場の姿は眼状紋が大きくなったものがいて見ごたえたっぷりです。

 

これは眼状紋がそれほど大きくない個体です。

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紫がかった帯がなんとも言えず美しいです。

 

しばらく探していると、ついに発見です!

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なかなか立派な蛇の目。これが見たかったんですよね。

 

警戒心がかなり高く、近づくとすぐに飛び立ちます。

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とはいってもあまり遠くまで飛んでいかないので撮影は簡単。どちらかというと暗がりなので蚊が多いのが大変です。

 

草むらに入ったので、少し違う絵にもなりました。

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よく見ると同じ向きばかり撮影していることにここで気づくのでした。

 

なので、反対側からも撮っておきました。

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ほとんど同じかな。ジャノメ系は左右対称になっていないことがたまにあるんですがね。

 

ヒメジャノメは春と夏でも同じ姿なのに、コジャノメは春と夏とで大違い。よく似た蝶でも不思議はいっぱいありますね。

 

7/29/2018・奈良県にて

7/21,22/2018・暑すぎた週末、キリシマミドリシジミは林床でたくさん出会えました

この時期といえば恒例のキリシマミドリシジミに会いに鈴鹿山地へ出かけてきました。

 

成果ですがまあそんなに例年と変わらず…

何度か近いところまで飛んではくるものの、いいところに止まって翅を広げるところは撮影できませんでした。でもたくさんの飛翔する姿を久しぶりに見ることができたのは良かったです。

土曜はいつものメンバーや思いがけずの方々など、大勢の方とお会いできたので苦行も和らぎました。みなさん暑いなかどうもお疲れ様でした。

 

初日に一度だけ地面近くまで降りてきたのを見たので、きっとこの暑さだと林床にいるに違いないと2日目は探す場所を変えてみると予想は的中!

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けっこうな数が地面に止まっていました。

 

谷っぽいところを歩くとあちこちから飛び出し、憎いほどの翅表の輝きを見せたあとすぐ近くに止まります。

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しかし翅を広げることは全くありません。

 

翅の裏は飽きるほどに見ることができました。

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地面よりも葉に止まる方がまだ絵になったかな。

 

オスは時期的に少し遅いような印象でした。

 

少し黒っぽい姿が飛んだので追いかけると今度はメスでした。

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裏面は圧倒的にメスの方がいいですね。鮮度もよく救われました。

 

足元からヤマカガシが現れたときはちょっとびっくり。

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撮影をしていると、岩の隙間に潜っていきました。

 

この週末はたくさんのキリシマミドリに出会えましたが期待したシーンは撮れず。去年は雨でやられ今年は猛暑でやられ、いつになったら満足いく姿が撮れるのでしょうか。

まだまだ修行は続きそうです。

 

7/21,22/2018・鈴鹿山地にて

7/15,16/2018・朝から夕方まで乗鞍高原ではたくさんの蝶たちに出会えました

2日間の乗鞍高原、1日目は朝から夕方まで、2日目は午前中だけでしたが、多くの蝶に出会えました。

 

1日目、まずは早朝のジョウザンミドリシジミから始めました。

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日ざしが強く、止まっても翅をあまり広げてくれません。ご一緒した蝶友さんと協力し、少し日陰をつくってやると、みるみる全開に。

 

それからアイノミドリを撮影。活動が終わったので、草原に移動しコヒョウモンモドキを追いかけました。

 

クガイソウの葉に産卵している姿をみんなで撮影しました。

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葉の裏には卵がびっしりと産みつけられてありました。

 

葉の上に止まって休憩するようなしぐさも。

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クガイソウの花と撮ることができました。日が陰ってくれたので、やさしい絵になりました。

 

クガイソウの花にはコヒョウモンも来ていました。

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3頭ほど見かけました。

 

オオミスジも多かったですが、いいシーンは撮れず。なかなかおいしい時間帯を割くことができず、しっかりと撮れたためしがありません。機会をつくって涼しい時間に撮影しないといけないですね。

 

夕方はエゾミドリシジミを。

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暑すぎてなかなか撮影できませんでしたが、日もだいぶと傾いてきた頃になって、ようやく美しい姿を見ることができました。

 

まだまだ時間があるので、さいごに乗鞍のヒメシジミを。

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裏面が白いメスに出会えました。証拠として翅の表も同時に残しておきたかったのですが、どうやっても撮れず。仕方なく翅をすり合わせたところを撮っておきました。メスの裏面はもっと茶色っぽいのが一般的ですが、こんなのも居てるんですね…ヒメシジミはほんと奥深い蝶です。

 

2日目は朝早くからアイノミドリが飛んでくるまで他の蝶を。

 

キバネセセリがたくさん吸蜜にやってきてました。

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一見地味ですが、新鮮な姿は美しいです。

 

アサギマダラも吸蜜に。

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涼しげな姿に癒されました。いい蝶ですね。

 

2日間の乗鞍、ほんとにたくさんの蝶にあそべていい連休になりました。アイノミドリを撮影したあと、蝶友さんと別れて大阪に戻りました。

今回の乗鞍では多くの方にお世話になりました。どうもありがとうございました。

 

7/15,16/2018・長野県にて

7/15,16/2018・信州のアイノミドリシジミは美しい輝きを見せてくれました

7月の3連休は信州の乗鞍へ行ってきました。仕事疲れもあって前日の夜から出発できず、1日目は移動日とし、残りの2日であそびました。今回はアイノミドリシジミがお目当てだったのですが、嬉しいくらいに多くの姿に出会え、ご一緒した蝶友さんと感動を共有することができました。

 

時期もまずまずよく、新鮮な個体を選んで撮影しました。

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なかなかこちらを向いてくれず、いい色がでませんが、これはこれでアイノらしい輝きではないでしょうか。

 

活動ももうすぐ終わりという頃になって、ついにチャンスが訪れました。

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美しい姿を撮影でき、蝶友さんと成果を喜びました。

 

2日目も同じ場所で挑戦。この日は朝かなり早いうちから飛んできて、いきなり目の前の葉に止まりました。

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ずっと見たいと思っていた憧れの輝きを撮ることができました。

 

この日はとくに色合いがアイノらしくて最高の日でした。

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1日ずれただけで成果がこうも違うことに改めて驚きました。

 

この場所で見つけたオオトラフハナムグリ(オオトラフコガネ)。

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こんな嬉しい虫に思いがけず会えるなんて、信州はほんといいところです。ご一緒した蝶友さんと楽しみました。

 

今回は目標としていたアイノの輝きを撮ることができ、満足のいく連休となりました。しばらくの間は行かなくてもいいかなと思いつつ、また出かけてしまう気もしています。

2日間、それぞれご一緒した蝶友さんのおかげでいい時間が過ごせました。どうもありがとうございました。

 

お次は乗鞍で出会ったいろいろな蝶たちをまとめて掲載したいと思います。

 

7/15,16/2018・長野県にて