蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

10/9/2017・暑い秋の1日、兵庫の播磨は秋の蝶で賑わってました

この日は兵庫の播磨で秋の蝶あそびを楽しんできました。

 

まずはシルビアシジミから開始。今シーズンとしては初めての出会いです。

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下草や翅にはまだ朝露が残ってました。朝の冷え込みがわかります。

 

濃い青空を残したくて、斜面に止まってるところを撮影してみました。

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一気に気温が上がったためか、秋らしいブルーは見せてもらえずでした。

 

すごく新鮮なウラナミシジミがいたのでシルビアそっちのけで追いかけました。

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秋といえばこの蝶との出会いははずせませんね。

 

シルビアシジミで各地を転々としていると、あちこちでツマグロキチョウが飛んでいるのに気づきました。

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直線的な翅のかたち、薄く浮き出たラインがこの蝶の秋らしい雰囲気です。

 

飛んでもすぐに止まることが多く、撮影はしやすいです。

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今まで播磨地方ではたまに見かける程度でしたが、今年は多いようです。

 

秋らしく、エノコログサに止まったところが撮れました。

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逆光が美しくて見とれました。

 

濡れた地面にはウラギンシジミの姿。

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翅の先が尖って、こちらもすっかり秋の姿でした。

 

日ざしが強く暑い1日でしたが、いろいろな秋の蝶に出会えて楽しめました。

ツマグロキチョウに夢中になってしまい、シルビアシジミが後回しになってしまったので、機会があれば晴れの日にもう一度出かけられたらいいなと思います。

 

10/9/2017・兵庫県播磨各地にて

10/8/2017・暑い秋の1日、ヤクシマルリシジミのブルーを楽しんできました

この時期恒例、秋のヤクシマルリシジミに会いに行ってきました。

 

家を出たときはどうしようかと思うくらいに雲が広がってましたが、現地に着く頃にはすっかり快晴になって気温がぐんぐん上昇。暑いくらいになりました。

ヤクルリには少し時期が早いかなと思いつつも、吸蜜しているのを先に到着していた蝶友さんに声をかけてもらいさっそく撮影できました。

 

強い日ざしのなか、ちらりと見えたブルーがなかなかの濃さです。

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これぞヤクルリのブルーです。

 

花を移りながら、ちょこちょこ動き回るのでいい角度になったときを狙います。

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いい色合いに撮れました。

 

ちょっと辺りをぶらぶら。今度はメスが見つかりました。

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羽化したてのような新鮮さでした。

 

昼のテリ張りまで時間があるので、他をうろうろ。ソテツ喰いのシジミチョウが来てないかと探してみましたが見つからず。

戻ってからは久しぶりの蝶友さんも加わり、みんなでヤクルリ探しです。

 

たまたまウラギンシジミの交尾を見つけました。

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左がオス、右がメスと読みましたが、さてどうでしょうね?

 

昼からテリ張りが楽しめると思っていましたが、この日はまともに飛ばず。朝と同じところで吸蜜を撮影しました。

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数も増え、みんなでブルーを楽しみました。

 

美しいモンキチョウがいたので息抜きもできました。

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口吻のカーブが美しく撮れました。

 

すごく暑かった1日でしたが、なんとかヤクルリのブルーが撮れました。蝶友さん、どうもお疲れさまでした。楽しかったです。

家から近いと撮影にたっぷり時間が使えるし疲労も少なくていいですね。

 

10/8/2017・大阪府にて

9/23/2017・秋の但馬へドライブ、スジボソヤマキチョウにあそんできました

この週末は久しぶりに家族みんなでドライブしてきました。お目当てはスジボソヤマキチョウ。今年は夏の信州でヤマキチョウに会えたのですが、そのときはスジボソに出会えなかったので秋の但馬であそぶことにしました。

 

但馬方面ですが、豊岡道が神鍋インター(正式には日高神鍋高原インター)まで開通してるおかげでかなり楽に行けるようになりました。

 

家から数時間で到着。林道に日ざしが届き気温が上がってくると、さっそくスジボソヤマキチョウの登場です。

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ヤマハッカの花でしょうか、群落を見つけるやすぐに飛び込んで吸蜜を始めました。

 

ヤマキチョウとは前翅の尖り具合が違うのですぐにわかります。こちらの方が大きく尖っているのがポイントです。

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レモンイエローの翅と紫の花の対比が鮮やかで美しかったです。

 

次から次へと花を移っていくので楽しすぎる撮影です。

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光の微妙な当たり方で翅の色合いが変化するので飽きることがありません。

 

たくさんの花をバックに撮れました。

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やや曇り空でしたが、おかげで長い時間の吸蜜を楽しめました。

 

ヤマキチョウもスジボソヤマキチョウも、何と言っても翅のラインが美しくてたまりません。よく似た両種ですが、どちらも花とのシーンが素晴らしく一度見たら虜になってしまうといっても過言ではないでしょう。

 

ちなみに今年出会ったヤマキチョウはこちらです。ヤマキとスジボソヤマキ、どちらがお好みですか?

 

しばらくじっくり撮影し、お昼は神鍋高原の道の駅でランチビュッフェ。お腹いっぱいになったところで城崎へ移動。街並みを歩いたあと、温泉につかって帰りました。

 

9/23/2017・兵庫県但馬にて

9/18/2017・飛鳥の雑木林でゴイシシジミをじっくり観察できました

あぜ道で彼岸花とアゲハを撮影したあとは、場所を変えて雑木林に向かいました。昼からはルーズソックスを履いた蝶がお目当てだったのですが、もうご存知ですよね〜ゴイシシジミでした。

 

この蝶は笹の葉につくアブラムシと生涯をともにしています。卵はアブラムシのコロニーのなかに産みつけられ、そこから孵った幼虫はそのままアブラムシを食べて成長し蛹になります。そして成虫になってからもアブラムシの汁を吸うなど、なかなかに興味深い生態をしています。

また成虫はアブラムシのコロニーに入り込むためだと思うのですが、ふさふさした毛に覆われた脚をしていて、これがルーズソックスを履いたように見えてしまいます。

 

さっそく雑木林の笹薮を歩いていると、ちらちらした小さな蝶が飛んでクズの葉に止まりました。

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いきなりゴイシシジミの登場です。碁石もようが名前の由来ですね。前翅の先が尖っているのでオスでした。

 

今度はメス。翅が丸っぽくなっているのがオスとの違いです。大きさはオスとそんなに変わりません。

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鮮度もよく、いい時期に来れました。

 

クズの葉よりもせっかくなので笹で撮れると嬉しいですね。

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翅の表はほとんど黒色なのですが、この日は少ししか見せてくれませんでした。

 

ゴイシシジミが居ることがわかったので、ここからはひたすら笹の葉裏を見ながらアブラムシのコロニーを探します。

 

ひたすら探しまくって、ようやく見つけました。

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なんと2つのゴイシシジミも一緒です。

よく見ると、オスは口吻を伸ばしてアブラムシの汁を吸い、メスはコロニーに産卵という欲張りなシーン。暗がりでの撮影だったのもあって、おもいきり蚊にやられてしまいましたが、嬉しい生態シーンを見ることができました。

 

今回は出かける時期をすこし遅めにしたのが上手くいき、狙っていたシーンを撮影できてむちゃくちゃ満足の1日になりました。

 

9/18/2017・奈良県にて

9/18/2017・今年も彼岸花とアゲハを撮りに飛鳥を歩いてきました

今年も彼岸花の季節がやってきました。

 

すっかり恒例になった奈良の飛鳥方面をぶらり散歩です。

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あぜ道の彼岸花、一気に咲き出し秋らしい景色になりました。

 

満開の花にさっそくアゲハが来ていました。

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短い時間で飛んでしまいましたが、今年も彼岸花とアゲハを少しばかり撮影できました。いつものアゲハがより美しく見えるひとときでした。

 

キバナコスモスにはツマグロヒョウモンのメスがいくつか。

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藍色から紅、オレンジへとつづくグラデーションがたまりません。身近な蝶ですが美しい姿にみとれました。

 

この日はちょっと気になる蝶が居たので、ここから少し移動して雑木林へ向かいました。お目当てはルーズソックスを履いたあの蝶です。

 

9/18/2017・奈良県にて