蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/20/2017・高原のベニヒカゲをゆっくりと追いかけました

ヤマキチョウやクジャクチョウにあそんだあとは、近場の有名な温泉につかり翌日へ備えて移動です。仮眠明け、コンビニのガラスに張りついたスミナガシを見たあと、一気に標高を上げました。狙いは高原のベニヒカゲです。

 

林道に到着するとさっそくベニヒカゲの登場です。

f:id:ma23_t:20170903030306j:plain

ちょうど旬の時期だったようで新鮮な姿がいっぱい。オレンジ色がすごく美しくてかわいい姿でした。

 

気温が低めなのかおとなしく、近づいても逃げることはありません。

f:id:ma23_t:20170903030329j:plain

ちょっとしゃがんで撮影。朝露にお尻を濡らしながら草原とベニヒカゲを撮りました。

 

個体によって模様に微妙な違いがあるので、見ごたえたっぷりです。

f:id:ma23_t:20170903030316j:plain

撮影に適した天気だったため、ゆっくりと美しい姿を楽しめました。

 

ちょうどメスが抜群に美しい時期、あちこちで吸蜜シーンを見かけました。

f:id:ma23_t:20170903030341j:plain

アザミの花に来ることが多かったような…気が。

 

メスの裏面は白くなった太いラインがおしゃれです。

f:id:ma23_t:20170903030350j:plain

この日はなかなか翅を閉じてくれずで、こういうシーンのときを狙って裏側を撮影することになりました。

 

定番ともいえるマツムシソウでの吸蜜シーン。あまり出かける機会がなく、初めて撮影できました。

f:id:ma23_t:20170903030358j:plain

案内してくれた蝶友さんに探していただき、おいしいところを頂きました。

 

マルバダケブキでしたっけ?この花にはよく来ていました。

f:id:ma23_t:20170903030422j:plain

大きな花なので、ヒョウモンなどの蝶にも人気がありますね。

 

この高原でもアサギマダラに会えました。

f:id:ma23_t:20170903030433j:plain

霧の入り方が素敵だったので、広角で撮影してみました。

 

ベニヒカゲにあそんだあとは、キベリタテハが舞う林道へ行く予定だったのですが、あいにく天気が悪いとのことだったので今回は中止となり、蝶友さんとお別れ。お土産のトウモロコシを買って大阪へ戻るのでした。

 

今回の信州てふあそび、蝶友さん達のおかげでたくさんの蝶にあそべて楽しい週末になりました。ほんとにどうもありがとうございました〜。

ベリタテハは翌週に挑戦したいと思います。

 

8/20/2017・長野県にて

8/19/2017・昼とともに現れたヤマキチョウはたくさんの吸蜜シーンを見せてくれました

ヤマキチョウが現れるまで、周辺でオナガシジミやミヤマカラスシジミを見たりといろいろな蝶あそび。そういえばジャノメチョウもあちこちで飛んでいました。

 

モンキチョウもすごく多く、待ち時間で相手してもらったり。

f:id:ma23_t:20170903002237j:plain

どこでも出会えるような黄色のチョウですが、言うまでもなく美しい蝶ですね。せっかくの吸蜜だったのに、撮影するときには吸蜜をやめてしまったのが残念…

 

しかし待てども肝心のヤマキチョウに会えません。時間だけがどんどん過ぎていき、もしかしたら今日は会えないかもとあきらめかけてきたそのとき、ついに最初の1つを発見しました!

昼からが活動時間だったのでしょうか、このあと数頭が次々に現れ吸蜜タイムが始まりました。場所を変えず待ちつづけてほんとよかったです。

 

この日は雲がどころどころに多く、日が陰ったり強い光が注いだりといろいろな明るさになったのが良かったようで、美しい姿をたくさん撮ることができました。

 

黄色い花にはあまり興味を示さないようで、ときどき休憩のために止まる程度です。

f:id:ma23_t:20170903002249j:plain

光が弱いときは、思ったより白っぽい翅に見えます。

 

アザミの花に止まると吸蜜時間がものすごく長いです。よほどおいしい蜜があるんでしょうね。おかげでじっくりと楽しみながらシャッターを押せました。

f:id:ma23_t:20170903002302j:plain

触覚や眼の周囲、翅の一部にアザミと同じ色の部分がありますね。長く吸蜜するのと何らかの関係がありそうな気がしてきます。

 

せっかくの美しい翅をできるだけ大きく見たいと、前翅が上がったときを狙って撮影します。

f:id:ma23_t:20170903002313j:plain

やわらかな光のもと、濃くなった前翅中央の黄色が写せました。

 

元気に飛んでいても、どういうときかわかりませんが、急に葉裏で休憩姿勢。

f:id:ma23_t:20170903002325j:plain

このまま休んでしまうのかと思いきや、すぐに飛び出てくるのが不思議です。

茎の赤をみると、身体の一部分が赤っぽくなっているのはアザミの吸蜜ではなく、休んだときの迷彩なのかとも思ったり。いろいろ考えてみると楽しいです。

 

雲のなかから太陽が顔を出すと、一気に強い日ざしに。

f:id:ma23_t:20170903002337j:plain

ここぞとばかり、逆光で透けた翅を撮影しました。背景に溶け込んだ黄色の翅が美しすぎますね。夏のヤマキチョウらしい幸せな絵が撮れました。

 

ヤマキチョウってほんと翅の形が素敵ですね。あのカーブがなんともいえません。アクセサリーになるのもなるほど納得です。

 

アザミの次は、念願だったユリの花でも吸蜜が撮れました。

f:id:ma23_t:20170903002346j:plain

一度撮ってみたかったシーンだけに興奮しました。またじっくりと狙ってみたいです。

 

メスの吸蜜も撮影できました。

f:id:ma23_t:20170903002358j:plain

白っぽく、やさしい姿が印象的でした。

 

昼から始まったヤマキチョウの素敵な吸蜜時間、おもいきり撮影できて幸せな日になりました。ここまであそべたのは初めて。蝶友さんどうもありがとうございました。

 

このあと近場の温泉につかり、翌日の目的地に近づくため少し移動しました。

 

8/19/2017・長野県にて

8/19/2017・花にやってきたシータテハとクジャクチョウを久しぶりに楽しめました

夏休みが終わって数日だけ出勤したあと、またまた信州へ向けて出かけました。今週末は夏のヤマキチョウとベニヒカゲ、そしてまだ今シーズンしっかり撮れていないクジャクチョウやキベリタテハがお目当てです。

金曜の夜から出発、順調に名阪国道を走っていると家族から中央道の瑞浪と恵那インター間が土砂災害のために通行止めとの連絡。案の定、下道の国道19号が迂回のトラックで大渋滞。ちょっと心配しましたが次の中津川インターから乗り込み待ち合わせ場所には無事に到着できました。

この週末は心強い蝶友さんにがっつりお世話になり、各地を案内いただく予定です。

 

待ち合わせ場所でちょっとの仮眠のつもりがけっこう深く寝入ったみたいで、車内で寝ているところを揺すって起こしてもらい、さっそくヤマキチョウがいるという草地へ向かいました。

 

まずは花いっぱいの草むらで出会える蝶たちを撮影していきます。

f:id:ma23_t:20170902225748j:plain

まずはシータテハを見かけました。深く切り込んだ翅が渋くていいですね。樹皮に似せた裏面の模様、しかも苔やカビっぽくなった青黒い色合いまで忠実に再現されているのが素晴らしいです。

CなのかLなのかは微妙なところですが、白いマークも見ることができました。

 

翅を開くと表は鮮やかなオレンジ色。キタテハにも似てますが、信州ならではということでシーの方が魅力的に感じてしまいます。

f:id:ma23_t:20170902225800j:plain

ヤマキチョウが出てくるまでの間、たっぷり楽しませてくれました。

 

続いて現れた黒い姿…ついにクジャクチョウです!

f:id:ma23_t:20170902225811j:plain

夏休みに会えなかったので嬉しすぎです。クジャクチョウでここまで喜ぶようになってしまったのは正直アレですけど、でも素直に嬉しかったです。

黒といっても細かな模様があってよく見ると深いです。

 

翅を広げたときの鮮やかな赤が眩しすぎます。

f:id:ma23_t:20170902225835j:plain

ほんとに美しい蝶ですね。久しぶりの吸蜜撮影で緊張しました。やさしく撮れてよかったです。もうこの場所が好きになっちゃいました。

 

このあとキベリタテハを目撃するも、上空を舞う姿をうらやましく眺めるだけで撮影できず。一方お目当てのヤマキチョウにはなんとか昼から出会えて撮影。ヤマキは次回に紹介するとして、おもいきり楽しめたので場所を移動したのですが、ここでもクジャクチョウに会うことができました。

 

この場所ではあちこちでクジャクチョウを見ることができ、安心しました。

f:id:ma23_t:20170902225845j:plain

やっぱりクジャクチョウは花が似合います。過去よく撮影してきた花との吸蜜シーンだったので懐かしかったです。

 

時間がなくてさいごは少しバタバタぎみ。

f:id:ma23_t:20170902225858j:plain

初めての場所だったので、またゆっくりとクジャクチョウあそびに訪れたいです。

 

さあ次回はお目当てヤマキチョウとまいりましょう。

 

8/19/2017・長野県各地にて

8/13~14/2017・夏休みの高原(その2)〜 草原や林道で信州の蝶にあそびました

家族で出かけた夏休みの信州、アサギマダラ以外にも色々会えたので一気に紹介します。

 

まずはヒメキマダラヒカゲ。

f:id:ma23_t:20170831220753j:plain

夏の高原でもっとも見かける蝶といえば、このヒメキマダラヒカゲじゃないでしょうか。地味な色合いなのであまり見向きされませんが、よく見るととても美しい姿をしています。

新鮮な姿に限って近づけるチャンスがなく、いい写真が撮れなかったのが残念でした。

 

今回のお目当ての1つ、キベリタテハ。

f:id:ma23_t:20170831220808j:plain

まとまって居たわけではないけれど、あちこちで姿を見かけました。

しかしまともに撮れたのはこの写真のみ。口吻をのばしてましたが、何が吸えるんでしょうかね…なかなか撮れないようなシーンではあったけれど、個人的にはあまり嬉しくない気分。ちらりと見える鮮やかな表が憎らしいほどの美しさでした。

 

今年もエルタテハはとても多く、コンクリートの壁に張り付いた姿をたくさん見ました。

f:id:ma23_t:20170831220836j:plain

エルタテハらしい前翅、後翅の白い紋をしっかりと写せました。

 

コンクリートのなかでも白っぽい部分を好むようです。何か成分が違うのでしょうかね。

f:id:ma23_t:20170831220904j:plain

飛ばしても同じところに戻ってきてました。

 

閉じた翅も渋くてかっこいいです。

f:id:ma23_t:20170831220912j:plain

樹皮にも似た美しい模様を間近でゆっくりと楽しめました。

 

日陰の草地を覗いてみるとダイミョウセセリ。新鮮な姿でした。

f:id:ma23_t:20170831220921j:plain

ダイミョウセセリはやっぱ関西の方が見応えがあると思います。信州に来なければこの姿に出会えないと思って撮りましたが、よく考えると週末は信州へ行く機会の方が多かったりするんですよね。

 

家族とあちこち移動しながらの蝶あそびでしたが、 思いのほか多くの蝶に出会う事ができ、信州の素晴らしさを感じるのでありました。

クジャクチョウは一瞬それっぽいものを見ただけで今年の夏休みも出会えずでした。

 

8/13~14/2017・長野県各地にて

8/13~14/2017・夏休みの高原(その1)〜 アサギマダラはうっとりするほどの美しさでした

まつみです。朝晩が少しづつ過ごしやすくなってきたと思ったら、今日で8月も終わりなんですね。だいぶと更新が遅れてしまいましたが、ぼちぼち再開していこうと思います。カメラに入ったままの画像も多く、まだまだ更新があることをお伝えしておきますのでお楽しみに…

 

**********

夏休みの真ん中、家族みんなで泊りの信州へ行ってきました。今年も高原のトウモロコシと温泉がメイン、もちろん蝶あそびも。今回は天気にも恵まれ、焼きトウモロコシはおいしく、温泉も気持ちよく楽しめました。蝶もあちこちで見ることができ、あっという間の2日でした。

宿の予約が通っていなかったという思いがけないハプニング?もありましたが、それもまたいい思い出になりました。(ちゃんと泊まれましたのでご安心を〜)

 

さて、ここでは蝶あそびの成果といきましょう。

 

林道を走っているとアサギマダラに気づきました。

f:id:ma23_t:20170831220153j:plain

高原の夏といえばこの時期はアサギマダラが見ごろですね。道路脇に車を停めてしばらく撮影しました。

 

花への吸蜜はとても長いのであれこれと撮影できるのが嬉しいです。

f:id:ma23_t:20170815222043j:plain

しかし望遠レンズでファインダーを覗いたときの世界が美しすぎてたまりません。シャッターを押すのが楽しくて楽しくて。

 

ゆっくりと翅を閉じたり開いたりするので、色々な姿が楽しめます。

f:id:ma23_t:20170815222054j:plain

暗い背景を選ぶと、美しさがより際立ってくるもんですね。翅全体にピントが合っていない方がかえって幻想的にみえるのか、お気に入りの1枚となりました。

 

ちなみにこのアサギマダラはメスです。オスよりメスの方が出会いが少なめな気がします。そのためもあってか、撮れると何となく得した気分が味わえました。

 

ちなみにこちらがオス。違い、分かりますでしょうか?

f:id:ma23_t:20170815222107j:plain

高原の林道ではよく見かける定番の光景です。

 

暑いうちは高原のイメージがあるアサギマダラですが、これから秋を迎えると平地にも降りてきて目にする機会も増えてくると思います。さあ次はどこで会えるかな。

 

透けた水色の翅、ゆったりと舞う大きな姿が何とも言えず素敵なアサギマダラ。今回の信州ではあちこちで出会うことができて良かったです。

 

8/13~14/2017・長野県各地にて