蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/19/2017・昼とともに現れたヤマキチョウはたくさんの吸蜜シーンを見せてくれました

ヤマキチョウが現れるまで、周辺でオナガシジミやミヤマカラスシジミを見たりといろいろな蝶あそび。そういえばジャノメチョウもあちこちで飛んでいました。

 

モンキチョウもすごく多く、待ち時間で相手してもらったり。

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どこでも出会えるような黄色のチョウですが、言うまでもなく美しい蝶ですね。せっかくの吸蜜だったのに、撮影するときには吸蜜をやめてしまったのが残念…

 

しかし待てども肝心のヤマキチョウに会えません。時間だけがどんどん過ぎていき、もしかしたら今日は会えないかもとあきらめかけてきたそのとき、ついに最初の1つを発見しました!

昼からが活動時間だったのでしょうか、このあと数頭が次々に現れ吸蜜タイムが始まりました。場所を変えず待ちつづけてほんとよかったです。

 

この日は雲がどころどころに多く、日が陰ったり強い光が注いだりといろいろな明るさになったのが良かったようで、美しい姿をたくさん撮ることができました。

 

黄色い花にはあまり興味を示さないようで、ときどき休憩のために止まる程度です。

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光が弱いときは、思ったより白っぽい翅に見えます。

 

アザミの花に止まると吸蜜時間がものすごく長いです。よほどおいしい蜜があるんでしょうね。おかげでじっくりと楽しみながらシャッターを押せました。

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触覚や眼の周囲、翅の一部にアザミと同じ色の部分がありますね。長く吸蜜するのと何らかの関係がありそうな気がしてきます。

 

せっかくの美しい翅をできるだけ大きく見たいと、前翅が上がったときを狙って撮影します。

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やわらかな光のもと、濃くなった前翅中央の黄色が写せました。

 

元気に飛んでいても、どういうときかわかりませんが、急に葉裏で休憩姿勢。

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このまま休んでしまうのかと思いきや、すぐに飛び出てくるのが不思議です。

茎の赤をみると、身体の一部分が赤っぽくなっているのはアザミの吸蜜ではなく、休んだときの迷彩なのかとも思ったり。いろいろ考えてみると楽しいです。

 

雲のなかから太陽が顔を出すと、一気に強い日ざしに。

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ここぞとばかり、逆光で透けた翅を撮影しました。背景に溶け込んだ黄色の翅が美しすぎますね。夏のヤマキチョウらしい幸せな絵が撮れました。

 

ヤマキチョウってほんと翅の形が素敵ですね。あのカーブがなんともいえません。アクセサリーになるのもなるほど納得です。

 

アザミの次は、念願だったユリの花でも吸蜜が撮れました。

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一度撮ってみたかったシーンだけに興奮しました。またじっくりと狙ってみたいです。

 

メスの吸蜜も撮影できました。

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白っぽく、やさしい姿が印象的でした。

 

昼から始まったヤマキチョウの素敵な吸蜜時間、おもいきり撮影できて幸せな日になりました。ここまであそべたのは初めて。蝶友さんどうもありがとうございました。

 

このあと近場の温泉につかり、翌日の目的地に近づくため少し移動しました。

 

8/19/2017・長野県にて