蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/19/2017・花にやってきたシータテハとクジャクチョウを久しぶりに楽しめました

夏休みが終わって数日だけ出勤したあと、またまた信州へ向けて出かけました。今週末は夏のヤマキチョウとベニヒカゲ、そしてまだ今シーズンしっかり撮れていないクジャクチョウやキベリタテハがお目当てです。

金曜の夜から出発、順調に名阪国道を走っていると家族から中央道の瑞浪と恵那インター間が土砂災害のために通行止めとの連絡。案の定、下道の国道19号が迂回のトラックで大渋滞。ちょっと心配しましたが次の中津川インターから乗り込み待ち合わせ場所には無事に到着できました。

この週末は心強い蝶友さんにがっつりお世話になり、各地を案内いただく予定です。

 

待ち合わせ場所でちょっとの仮眠のつもりがけっこう深く寝入ったみたいで、車内で寝ているところを揺すって起こしてもらい、さっそくヤマキチョウがいるという草地へ向かいました。

 

まずは花いっぱいの草むらで出会える蝶たちを撮影していきます。

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まずはシータテハを見かけました。深く切り込んだ翅が渋くていいですね。樹皮に似せた裏面の模様、しかも苔やカビっぽくなった青黒い色合いまで忠実に再現されているのが素晴らしいです。

CなのかLなのかは微妙なところですが、白いマークも見ることができました。

 

翅を開くと表は鮮やかなオレンジ色。キタテハにも似てますが、信州ならではということでシーの方が魅力的に感じてしまいます。

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ヤマキチョウが出てくるまでの間、たっぷり楽しませてくれました。

 

続いて現れた黒い姿…ついにクジャクチョウです!

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夏休みに会えなかったので嬉しすぎです。クジャクチョウでここまで喜ぶようになってしまったのは正直アレですけど、でも素直に嬉しかったです。

黒といっても細かな模様があってよく見ると深いです。

 

翅を広げたときの鮮やかな赤が眩しすぎます。

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ほんとに美しい蝶ですね。久しぶりの吸蜜撮影で緊張しました。やさしく撮れてよかったです。もうこの場所が好きになっちゃいました。

 

このあとキベリタテハを目撃するも、上空を舞う姿をうらやましく眺めるだけで撮影できず。一方お目当てのヤマキチョウにはなんとか昼から出会えて撮影。ヤマキは次回に紹介するとして、おもいきり楽しめたので場所を移動したのですが、ここでもクジャクチョウに会うことができました。

 

この場所ではあちこちでクジャクチョウを見ることができ、安心しました。

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やっぱりクジャクチョウは花が似合います。過去よく撮影してきた花との吸蜜シーンだったので懐かしかったです。

 

時間がなくてさいごは少しバタバタぎみ。

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初めての場所だったので、またゆっくりとクジャクチョウあそびに訪れたいです。

 

さあ次回はお目当てヤマキチョウとまいりましょう。

 

8/19/2017・長野県各地にて

8/13~14/2017・夏休みの高原(その2)〜 草原や林道で信州の蝶にあそびました

家族で出かけた夏休みの信州、アサギマダラ以外にも色々会えたので一気に紹介します。

 

まずはヒメキマダラヒカゲ。

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夏の高原でもっとも見かける蝶といえば、このヒメキマダラヒカゲじゃないでしょうか。地味な色合いなのであまり見向きされませんが、よく見るととても美しい姿をしています。

新鮮な姿に限って近づけるチャンスがなく、いい写真が撮れなかったのが残念でした。

 

今回のお目当ての1つ、キベリタテハ。

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まとまって居たわけではないけれど、あちこちで姿を見かけました。

しかしまともに撮れたのはこの写真のみ。口吻をのばしてましたが、何が吸えるんでしょうかね…なかなか撮れないようなシーンではあったけれど、個人的にはあまり嬉しくない気分。ちらりと見える鮮やかな表が憎らしいほどの美しさでした。

 

今年もエルタテハはとても多く、コンクリートの壁に張り付いた姿をたくさん見ました。

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エルタテハらしい前翅、後翅の白い紋をしっかりと写せました。

 

コンクリートのなかでも白っぽい部分を好むようです。何か成分が違うのでしょうかね。

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飛ばしても同じところに戻ってきてました。

 

閉じた翅も渋くてかっこいいです。

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樹皮にも似た美しい模様を間近でゆっくりと楽しめました。

 

日陰の草地を覗いてみるとダイミョウセセリ。新鮮な姿でした。

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ダイミョウセセリはやっぱ関西の方が見応えがあると思います。信州に来なければこの姿に出会えないと思って撮りましたが、よく考えると週末は信州へ行く機会の方が多かったりするんですよね。

 

家族とあちこち移動しながらの蝶あそびでしたが、 思いのほか多くの蝶に出会う事ができ、信州の素晴らしさを感じるのでありました。

クジャクチョウは一瞬それっぽいものを見ただけで今年の夏休みも出会えずでした。

 

8/13~14/2017・長野県各地にて

8/13~14/2017・夏休みの高原(その1)〜 アサギマダラはうっとりするほどの美しさでした

まつみです。朝晩が少しづつ過ごしやすくなってきたと思ったら、今日で8月も終わりなんですね。だいぶと更新が遅れてしまいましたが、ぼちぼち再開していこうと思います。カメラに入ったままの画像も多く、まだまだ更新があることをお伝えしておきますのでお楽しみに…

 

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夏休みの真ん中、家族みんなで泊りの信州へ行ってきました。今年も高原のトウモロコシと温泉がメイン、もちろん蝶あそびも。今回は天気にも恵まれ、焼きトウモロコシはおいしく、温泉も気持ちよく楽しめました。蝶もあちこちで見ることができ、あっという間の2日でした。

宿の予約が通っていなかったという思いがけないハプニング?もありましたが、それもまたいい思い出になりました。(ちゃんと泊まれましたのでご安心を〜)

 

さて、ここでは蝶あそびの成果といきましょう。

 

林道を走っているとアサギマダラに気づきました。

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高原の夏といえばこの時期はアサギマダラが見ごろですね。道路脇に車を停めてしばらく撮影しました。

 

花への吸蜜はとても長いのであれこれと撮影できるのが嬉しいです。

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しかし望遠レンズでファインダーを覗いたときの世界が美しすぎてたまりません。シャッターを押すのが楽しくて楽しくて。

 

ゆっくりと翅を閉じたり開いたりするので、色々な姿が楽しめます。

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暗い背景を選ぶと、美しさがより際立ってくるもんですね。翅全体にピントが合っていない方がかえって幻想的にみえるのか、お気に入りの1枚となりました。

 

ちなみにこのアサギマダラはメスです。オスよりメスの方が出会いが少なめな気がします。そのためもあってか、撮れると何となく得した気分が味わえました。

 

ちなみにこちらがオス。違い、分かりますでしょうか?

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高原の林道ではよく見かける定番の光景です。

 

暑いうちは高原のイメージがあるアサギマダラですが、これから秋を迎えると平地にも降りてきて目にする機会も増えてくると思います。さあ次はどこで会えるかな。

 

透けた水色の翅、ゆったりと舞う大きな姿が何とも言えず素敵なアサギマダラ。今回の信州ではあちこちで出会うことができて良かったです。

 

8/13~14/2017・長野県各地にて

8/11/2017・夏休みの雑木林〜 近場の山でスミナガシを楽しんできました

今日から少しばかりの夏休み。山の日ということで和泉山地まで行ってきました。お目当てはこの時期恒例のスミナガシ。ここでは必ずと言っていいほど会うことができる嬉しい存在です。

 

いつもお世話になっている方とばったり出会い、確実なポイントまで一緒に。

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さっそく樹液に来たスミナガシに出会えました。なんとも言えない渋い色合いが素敵です。素敵といえば、墨流しという名前もいい響きですね。今の時代では思い浮かびそうもないネーミングです。

 

たまたまオオムラサキルリタテハもやってきて大賑わい。

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オオムラサキは時期がかなり遅いので、油を吸った紙のような翅になってました。今度はオオムラサキが旬の時期にも出かけてみたいです。

 

他の場所を見てからしばらく経って戻ってみると、今度は別のスミナガシが入ってきました。

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後翅の深い青色がたまりません。近づいてきたスズメバチに翅を広げて対抗しているようでした。おかげで翅を大きく広げた状態を見ることができ、スズメバチには感謝です。

 

このあと、お互いにちょうどいい距離をとって落ち着きました。

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樹液のシーンでは単調になりがちなので、いろいろな虫と一緒に撮れると楽しいです。

 

この個体、違う樹にも来ていました。

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翅の傷からさきほどと同じ個体だと分かりました。どうやらこの辺りを飛びながら色々な樹へ場所を変えているようです。観察を続けていると、行動範囲がわかったりして面白いです。

 

雑木林の下草にはコジャノメ。

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大好きな蝶なので、ちょっとばかり追ってみました。夏の姿をしてますが、あまり眼状紋は発達していなかったです。

 

この日はスミナガシ目当ての方も数名ほど来ていてご一緒しながらの撮影、思わぬ情報交換ができたりと、面白い1日でした。どうもありがとうございました。

 

8/11/2017・和泉山地(大阪府和歌山県)にて

8/6/2017・炎天下の雑木林に入ってムモンアカシジミを見てきました

この週末、オオゴマ、ゴマときて残すお目当てはムモンアカシジミ。炎天下の雑木林に入ると、ちょうど日陰になった場所で休むように止まっているたくさんの姿に出会えました。

 

オレンジ色が鮮やかすぎて、簡単に見つけられます。目立ちすぎですね。

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少し時期が遅いかと思ってましたが、まだまだ鮮度のいい姿に出会えました。

 

近づいても飛ぶ気配がなかったので広角で雑木林のようすも撮っておきました。

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日陰の雰囲気が撮れたかな。

 

すぐ近くで少し色味が薄いのを発見。メスですね。

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この日はひそかに産卵シーンが見たかったのですが、活動時間が始まってないようでおとなしかったです。

 

もう少しいたらもっと面白いシーンが撮れたかもしれませんが、帰宅が遅くなると翌日が大変なのでここまで。機会があればアリとのシーンも撮ってみたいところです。

 

今回はオオゴマにゴマ、そしてムモンアカと、どれもアリとの関係が深いシジミチョウの撮影ができたので楽しい信州てふあそびになりました。

 

8/6/2017・長野県にて