ちょっと遅れましたが、石川ギフチョウのつづきです。
この日は朝からずっと曇り空だったのですが、午後の2時頃から急に雲が薄くなり日ざしが出てきたんです。すると樹上から次々にギフチョウが降りてきて林床を飛び交うように。翅を閉じたまますーっと降りてくる瞬間はなんとも言えない幸せな気分です。
あっという間に林床はギフチョウでいっぱい。ギフチョウの楽園とでも言った方がいいくらいです。思ったとおり撮影自体は難しくなりましたが、見飽きることのない光景となりました。
カタクリで吸蜜する姿もあちこちで。
今度はしっとりとやさしい吸蜜シーンも撮れました。
ため息がでそうなくらい美しいシーンでした。
日ざしが強くなってきて撮影に不向きになったので、ちょっとぶらぶらしてると…!
メスにオスがアタックし、なんと目の前で交尾成立です。そのままメスがオスを引きずって小枝まで移動し、そこで落ち着きました。
今まで交尾シーンといえば、メスが翅を広げているのしか見たことがなかったので、今回メスが翅を閉じたシーンを撮れて本当に嬉しかったです。しばらく交尾を見ているとメスが翅を広げたので、翅を閉じるのは交尾の始めのうちしかないのかなと思いました。
スミレの花にもたまに吸蜜にやってくるので息抜きにちょっと撮影。
スミレとギフチョウも美しいですね。花の背丈が低いので、撮影はカタクリよりも難しいです。
日ざしが続いたおかげで遅くまで吸蜜シーンが楽しめました。
光の当たり具合がよく、きれいに撮れました。
この日は天気を心配しながらも、出かけてほんと良かったです。
吸蜜や交尾など、たくさんのシーンに恵まれ、また日記に掲載できないような風景写真もたくさん残すことができ、とても満足な1日になりました。バッテリーが半分以下になるまで撮影したのはほんと久しぶりで、それだけ撮影チャンスが多く、石川ギフチョウの豊富さが実感できました。
結局夕暮れまでここに居てしまい、そこから帰阪の大変なこと。結局日帰りができず、仮眠後の朝帰りとなってしまいました。
4/8/2017・石川県にて