蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

5/14/2016・南アルプスのクモマツマキチョウ ~ 初めて挑戦しましたが白い姿にしか出会えませんでした

ここんとこクモツキにあそぶまつみです。

北アルプスのオレンジはそこそこ撮影できてきたので、この週末は満を持して南アルプスに挑んできました。クモツキを追って南アルプスを訪れるのは実は初めて。北アルプスと違って南アルプスのクモツキは何となく大変そうに感じていて今まで挑戦できずにいましたが、ついに新しい領域に踏み込む時がやってきたという気持ちです。嬉しいことに場所的には北アルプスよりも家から近いです。いや、冷静に考えてみると信州なのでそんなに変わんないですね。

 

今回は中津川まで下道を走ってから中央道に乗り込み最寄りのインターまで。途中ちょっと余裕をかまして仮眠したら、なんと起きたら寝坊ぎみだったので大慌て~!!

色々ありました(詳細は割愛~)が、なんとかクモツキの沢に到着することができました。

 

いつもお世話になっている方もたまたま来られてたので、ご一緒させてもらってクモツキを待ちました。可愛らしい花々や広大な風景を目の前に、待つのは苦ではなかったけど、やっぱりオレンジが飛ばないと気持ちが沈んできますね。いくら待ってもオレンジには出会えないまま、昼過ぎから雲が多くなり風も出て冷え込んできたので頃合いとばかりに諦めて下山してしまいました。

 

今回は残念ながらオレンジは見られませんでしたが、たった1つのメスに出会うことができました。ほとんどチャンスはなかったけれど、ハタザオへの産卵シーンやスミレへの吸蜜シーンを少し撮影できたのがせめてもの救いとなりました。

 

初めての南アルプスのクモツキですが、果たしてわかるのか…
まったく自信がありません。

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前翅にある黒い点が三日月っぽく細くなるのが南アルプスの特徴らしいので、一応それっぽいのかなーとは思うのですが。

 

スミレの吸蜜シーンも三日月を意識して。

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いい雰囲気に撮れたのでまあまあ良かったです。

 
翌日もあるので再挑戦も考えたけど何となく会える気がしなかったし、どうしてもオレンジに癒されたいという気持ちの方が上回ってしまったため、翌日は先週訪れた北アルプスでストレス発散しようと決めるのでした。

結局北アも行くんかいという有様です。もう深刻ですね~(笑)

 

まだまだ時間があったので、山の麓でウスバシロチョウを撮影。

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時間が時間なので、ひらひら飛びまくってなかなか簡単にはいかなかったけど、花にきたところをすかさず撮影することができました。

 

初めての南アルプス、オレンジは無理だったけどまた挑戦したいです。


5/14/2016 南アルプス(長野県)にて

5/8/2016・北アルプスのクモマツマキチョウ 〜 天気に恵まれ、あちこちでたくさんのオレンジに出会えました

蝶にあそぶのまつみです。

金曜と土曜、2日間の仕事に耐えたあとはいよいよクモツキです。今回はクモツキのオレンジが見たいという長男を連れてやることにしました。ただ日帰りでちょっと体力的に心配あったので、いつもより多めに高速道路を使い時間に余裕をつくりました。

 

前日入りした仲間たちの情報によると、土曜は朝から雨だったけど昼からはやんで撮影日和になったもよう。もうすでにアップされていた友人のブログもこのとき確認。1日違えば結果が大きく違うということはクモツキでは何度も経験しているのでドキドキしてきます。

 

この日は朝からすごく快晴~!晴れ渡った風景を楽しみました。

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鳥のさえずり、水の流れる音、きりっとした空気に森の香り、、五感に染みる癒しの景色です。

 

ハタザオのある場所には朝から多くの方々が訪れ、いろいろ情報をいただきながらクモツキが現れるのを待ちました。前の日からハタザオに止まっているメスを教えてもらったので撮影したりと、楽しく待つことができました。

 

気温が上がってくるとこのメスは翅を広げ飛び立ちました。

それからはあちこちでオスのオレンジも飛び出してきました。なかなかうまく撮影できなかったので違う場所も気になって歩いてると、、なんと先に進んでた息子がもうオレンジを撮影したとのこと。このグループに参加させてもらい、自分もようやくオレンジを撮影できました。

 

ここでは斜面に多く咲いていたカキドオシ?の花にくるクモツキが楽しめました。

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美しいオレンジ姿をやっとまともに撮影できました。
この美しさ、ほんとたまりません。

 

ちょっと飛んではまた花に。幸せな時間でした。

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裏の模様もいいですね。オレンジと一緒に残せました。

 

次に向かった場所ではスミレがすっかり満開でクモツキも割と多く飛んでました。今年はここも発生時期が早かったためか、傷んだ姿もちらほら居てました。


スミレに来るオレンジを追いかけつつ、エゾ?スジグロシロチョウを撮影。

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クモツキじゃないと見向きされないですね。
だれも追いかけて来ないスミレを前にひとり堪能してました。

 

辺りにたくさん咲いている白い花。ニリンソウ
なぜかこの花には素通りのクモツキです。

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かわりにベニシジミが来てました。ベニシジミがこんな花と撮れるなんて機会はそうそうないので良かったです。

 

あまり遅くまでいると次の日にこたえるし、長男の登校にも響くので適度に撤収。残られてる皆さんとお別れして帰ることにしました。

帰りは高速のパーキングに寄りながら長男はスタンプ集め。各所のサービスエリアで試食を繰り返し、母の日ということでおみやげのお菓子を買って家に戻りました。

 

この日は多くの方々に出会え、美しいオレンジも楽しめ、ほんといい1日が過ごせました。ご一緒した方々には長男ともどもお世話になりありがとうございました。

 

5/8/2016 北アルプス(長野県)にて

5/5/2016・梓川のクロツバメシジミ 〜 河川敷にツメレンゲの新芽と小さな蝶が見つかりました

今年のまつみはクモマツマキチョウを頑張ろうと決めてるので、時間があれば信州に出かけてます。なのでクモツキが掲載できなければ、行けなかった or 撮れなかったということになります。こういう時はいっそのこと更新しないって手もありますが、出かけた記録がないと行ってないのと同じになっちゃいますので、何でもいいから更新しておきたいと思ってます。行ったけど会えなかったというのもそれはそれで結果ですしね。蝶あそびにリスクはつきものです。

 

今回の日記もタイトルがクロツバメシジミ〜という時点でもうクモツキに失敗したという内容です。しかも天気にやられて何ともしようがなかったというひどい結果です。

 

天気予報では晴れのはず…長野県の天気予報が晴れになって浮かれていてもクモツキのいる山が晴れているとは限りません。この日はなぜかクモツキ山の上にだけ大きな雲がどんと居座っており、風は強いし気温も低く、しかも雨やひょうまで降る始末…明らかにクモツキ日和ではないと判断したので、早々に山を降りることにしました。

 

で、行くところもなく山の麓まで一気に下山。ここまで降りるとさっきまでの天気は嘘のように晴れてます。ここでは天気予報のとおりです。遠くにウスバシロチョウが飛んでると思って近づけば撮影するのも哀れなくらいぼろぼろ姿のヒメギフでした。この辺りにも居てるんですね。

さあどこに行けばいいかと考えたあげく、出てきたのが白馬のヒメシロではなく梓川のクロツでした。

 

梓川の河川敷に降りると、地面にはでてきたばかりのツメレンゲ

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かわいい新芽がぽつぽつ。多肉好きにはたまらない姿なんでしょうね。

 

芽を踏みつけないよう注意しながら歩いてると、ちらっと出てきて風に流される小さな蝶を発見!降りたところまで近づくと…

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やっぱりクロツバメシジミ〜!可愛い姿に久しぶりに会えました。

 

ここ梓川クロツバメシジミだけでなく、ミヤマシジミにも出会えます。ただこの時期はコマツナギの葉がようやく出てきた感じで、成虫には会えなかったです。 もう少しかな?

 

この日のクロツバメシジミですが、風が強く飛んでもすぐに茂みに潜り込もうとするのでまともには撮影できず。結局、こんな写真ばかりを撮って帰るのでした。でも居てくれて良かったです。居なかったらどうしようとなってたところでした。

この河川敷にはこれからの信州、何かにつけてこれからも寄り道することでしょう。今度はミヤマジジミにも会いたいしね。

 

さて翌日6、7日は仕事なので、8日はまたクモツキに挑戦です。今度こそ晴れを期待して…

 

5/5/2016 梓川河川敷(長野県)にて

5/4/2016・小道に出てきたコジャノメ 〜 風がすごく強かったですが、雑木林はたくさんの蝶で賑わっていました

まつみです。

この日は午前中だけ近場の枚岡公園に行ってました。コジャノメがちょうど見頃でたくさんの姿に会えました。いつもの小道を歩くと、草むらからぽっと現れ、ぴょんぴょんとはねるように飛んではすぐに止まります。いつものやさしい姿でした。

 

そんなコジャノメを追いかけるように小道を進んでいると、アオスジアゲハが花に来てたのを発見。先にそっちを優先しました。

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この日は風が強く、撮影には苦労しました。
この場所ではアオバセセリもよく見かけるのでちょっと待ってみたけど、現れなかったです。

 

コジャノメですが、ひだまりで止まってるところを撮りました。

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この場所、みかけよりもずっと風が強くかなり暗いところだったので、最初はぶれぶれの写真ばかりでしたが、おもいきって感度をぐっと上げてみるとシャッタースピードがあがってぶれずに撮れました。感度を上げてちょっと粗さが出たとしても、やっぱり撮れた方がいいですね。

コジャノメは地味な色合いですが、私にとってはお気に入りの蝶です。基本的にジャノメやヒカゲ系は丸っこい翅が可愛らしくてすごく好きです。

 

ほかにこの公園ではナガサキアゲハオナガアゲハが飛んでるのを見ましたが、まともには撮れませんでした。ツツジの花に来てくれたら良かったんですが、すーっと飛んでいくだけでした。成虫以外にもユキヤナギの葉にはホシミスジの蛹や幼虫がちらほら。昼過ぎまでいたら丘の上でスミナガシに会えそうでしたが、今日は昼までなのでおしまいです。

 

いろんな蝶に会えると近場でもすごく楽しめます。あと少し時期がたったらイシガケチョウやミスジチョウ、アカシジミなどのゼフィルスが舞うようになって、もっともっと楽しめる公園になるでしょう。その時は他のお目当てを追ってしまってるので、ちっとも行けないんですけどね。

 

5/4 枚岡公園(大阪府)にて

5/1/2016・白馬へ再び ~ 低地のギフチョウはメスの時期に入り産卵シーンが見られました

まつみです。

4/30の仕事を終えたあと、またまた白馬へ向けて車を走らせました。今回は久しぶりの友人と一緒です。

高速道路をひた走り白馬へは早朝に到着できたんですが、前の晩から降りつづく雨がやまずしょっぱなから大苦戦。青空と美しい山々の景色をみることもできず、ただただ雨がやむことを願いつつ、ご一緒した皆さんとギフチョウが現れるのを待つことになりました。

 

かなり待ったかな。風が強かったものの、雲が切れて待望の陽光が林床へ差し込むとギフチョウも待ってましたとばかりに樹上を舞うようになり、、そしてついに降りてきました。

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まずは定番、砂利道で日向ぼっこです。雨上がりなので地面がぬれてます。
一時はどうなるかと思ったけど、姿を見れてほっと一安心の瞬間でした。

 

あとはイエローバンドが現れるのを待つだけです。

今回はメスのバンド、しかも産卵狙いという高度な目標を掲げたんですが、やはり身分相応ではなかったですね。昼くらいまでいくつものギフチョウを追いかけては確認しましたが全てノーマルという結果でした。去年も会えなかったのでしばらく会えてません。

でもどっかにはちゃんと居たんですよね。撮影できた方々に拍手です。

 

ただバンドの産卵ではなかったですが、メスの産卵シーンを見ることは叶いました。

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小さい葉に止まったとたん腹部を曲げて産卵を始めました。
葉はミヤマアオイでしょうか。

 

一度産卵を始めてしまえば、よほど驚かさないがぎり長く続くので撮影は容易です。

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もっと葉の多いところがあったのですが、なぜこんな場所でと思うところでの産卵でした。いろいろ考えてのことなんでしょうね。

 

産卵を終えると軽く飛んでしばらくじっとしていました。

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次の世代に命をつなぐことができ、ほっとしているように感じました。すごく疲れたでしょう。

 

白馬でギフチョウの産卵シーンが撮れたのは今回が初めて。例年ならこの時期はまだ新鮮なオスの時期ですもんね。ほんと今年の春の進みはすごく早いです。

 

別のところでは色鮮やかなメスも見つかりました。

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もっといいシーンを撮影したかったですが、追いきれませんでした。

 

これで私のギフチョウ撮影も今年は終わりでしょう。また来年も会えるといいな。


さて、現地でご一緒したTさんから白馬でクモツキ出てるって聞いたのでKさんと一緒に場所を変えることに。会えたらいいな気分で林道を歩いてたらミヤマセセリがちらっと。

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まともに近づけたのは今シーズン初めてだったので喜んで撮影しました。

 

クモツキですが、林道歩きから戻ってくるとほんとに居たのでびっくりしました。

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花に白い蝶が止まっていたんですが、どうせスジグロシロチョウだろうと思って見ていたのがクモツキのメスだと知ったときにはもうテンション上がりましたね。油断してほとんど撮影できませんでした。

 

この時期にクモツキに出会えるとは、今年はほんとに早すぎな春です。このあとオレンジ色したオスも飛んできて、まともに撮影はできなかったもののスミレの吸蜜などを見ることができました。

しかしあのオレンジはすごい魅惑的ですね。次の週末は久しぶりにオレンジ姿を撮影したいなと心ぐらぐらしてるのでありました。

 

翌日は仕事なので、おみやげを買って大阪まで戻ることに。渋滞にはまってそれはそれはえらいことになりましたが、なんとかその日までに帰宅できて良かったです。

ご一緒できましたみなさん、どうもありがとうございました。

 

5/1/2016 白馬村(長野県)にて