まつみです。
各地でギフチョウの便りが聞こえてきてそわそわ。週末の天気が気になってしようがないシーズン開幕となりました。
とは言っても3月末は仕事や天気に恵まれずで思うように出かけられず。ギフチョウは4月からのはじまりとなりました。まずは安定の北陸である福井からスタートです。
まだまだ気温が低い朝、越冬明けのテングチョウが早くから日だまりの場所を陣取ってます。
ギフチョウが飛び出すまで準備運動がてらの撮影です。(失礼…)
けっこう待ったでしょうか。ついに林床を舞うギフチョウの姿が見えました。
シーズン初めて見る姿は格別で、それはそれは鮮やかで美しく見えました。
この日の気温は低めでしたが、とにかく日ざしが強すぎ。カタクリにギフチョウがほとんど止まりません。たまに止まっても今度は飛び出すまでの時間の短いこと。撮影には苦労しました。
そんなこんなで、やっとのことで今年のカタクリとギフチョウです。
花にしっかりとつかまって吸蜜します。この間にギフチョウの体には花粉がついて、受粉できるというしくみですね。
カタクリはギフチョウを受粉に利用するため、この形になったのではないかと思えてなりません。
福井ではちょっと珍しい?顔つきのギフチョウがカタクリにやってきました。
変わった姿をみると嬉しさよりも飼育個体が放されたんじゃないかと思ってしまうのですが、実際のことはわかりません。ちょっと複雑な気分でしたが、このカタクリとギフチョウはすごく美しかったです。
花の蜜が気に入ったのか、時間をあけては度々吸蜜にやってきてました。
ギフチョウの模様は個体によって少しづつ異なっていたりするので、さっきと同じギフチョウだとわかります。これは観察によって得られる楽しさです。
本日の私的ベストショットはこちら。
枯葉を突き抜いて出てきてしまったせいでまともに葉を広げることができなかったカタクリ。しかも折れた枝が花を倒してしまい立ち上がれず哀れな姿に。でもそれに手を差しのべるかのようにギフチョウが来たんです。儚い春のシーンに感動しました。次へ命を繋げられることを祈ってます。
ほとんどがカタクリでしたが、スミレにもたまに吸蜜に来てました。
日ざしのせいか、あっという間に飛んでしまってまともに撮影できませんでした。
シーズン始めのギフチョウ、たくさん撮影できていい1日となりましたが、日ざしが強くて林床からの照り返しで顔が日焼けしてしまうほどに。ほんとよくあそびました。
帰りは道の駅で羽二重餅を買い、コンビニではルマンドアイス(今はまだ北陸限定?)を食べ急いで帰りました。
今年もギフチョウに会うことができ、春本番を迎えることができました。
4/2/2017・福井県にて