蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

9/22/2016・秋分の日の蝶たち 〜 散歩道に新しい顔ぶれが増えてきました

秋分の日は仕事もなく祝日になりました。生活リズムが少しおかしくなりそうですが、この日も喜んで相変わらずの近場を散歩をしました。台風の影響で風がありましたが、蝶たちは元気に飛んでいました。

 

花へはアゲハに加えて新しい顔ぶれが増えてきました。

 

まずはキアゲハです。ランタナの花に来てました。

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夏の黒っぽい姿ではなく、やさしい秋の色合いになっていました。

 

全体的にキアゲハは色鮮やかな感じ。アゲハとはまた違った美しさです。

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美しい姿をめいっぱい楽しむことができました。

 

吸蜜後に飛び立つ姿。

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吸蜜中にシャッターを押し続けていると、飛び立つところが撮れてたりします。運がよければですけどね。

 

ヒャクニチソウの花壇にはアオスジアゲハも登場。

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翅を小刻みに震わせながらの吸蜜なので、遠くからでも存在がよくわかります。アゲハやキアゲハに比べるとかなり高速な動きです。

花から花へとすばやく移っていくのを見るのは楽しいです。

 

アゲハのそばで静かに蜜を吸っているのはツマグロヒョウモン

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翅をほとんど動かさないので近づくまで気づきませんでした。いろいろ飛んでくれたら撮影もしやすいのですが、ずっと同じポーズで吸蜜を続けてました。

 

これからまだまだ楽しめそうな秋の散歩道です。

 

9/22/2016 河内地方(大阪府)にて

9/19/2016・散歩道の秋アゲハ 〜 曇り空のなか、しっとりと美しいアゲハに出会えました

9月は近所の散歩月間。近場ばっかりとか言いつつちゃっかりクロツバメシジミやシルビアシジミとか行ってんちゃうのーと思った方は残念!今日もいつもの近場でした〜。希少種追っかけの方にはつまらない記事になってしまいますがおつき合いください。

 

この日もヒャクニチソウの花にはアゲハが来てました。今度は小さくて色やさしい姿。すっかり秋らしくなりました。

 

美しすぎる姿にもう一目惚れです。

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このアゲハにはオレンジの紋の中に黒い点がなくオレンジ一色。だからでしょうか、いっそう美しく見えました。

 

自分も長いこと撮影やってますが、まだまだ気づくことは多いなーと思うことがいっぱい。アゲハですらこんな調子ですから、こりゃ死ぬまであそべそうです。

 

さてさて、天気も写真撮りにはもっとも適した明るい曇り空。

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気温も高くなく、活発さも和らいですごく撮りやすかったです。

 

横からみると、お腹が大きなメスだとわかります。

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しっかり栄養とって、卵を産んでくださいな。

 

ゆっくり吸蜜してるので広角レンズでも撮影。画角は広角よりもむしろ標準かな。

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青空が広がってた方が良かったですね。

 

オオスカシバもたくさんやってきてました。

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花と同じくらい派手な姿ですね。

 

今回は台風の影響もあってか青空にはならなかったけれど、おかげで美しいアゲハを満足いくまで撮れました。

アゲハ、今さらですがいい蝶ですね。

 

9/19/2016 河内地方(大阪府)にて

9/17/2016・秋の蝶たち 〜 カタバミの花にヤマトシジミ、ヒガンバナの花にアゲハチョウが楽しめました

9月も中旬、朝晩は涼しくすっかり秋めいてきました。この時期になると気になるのは彼岸花とアゲハチョウ。花はきっと咲いてるだろうと家族みんなで奈良の飛鳥方面をぶらぶらすることにしました。ついでに栗拾いもかねて。

 

途中、公園に寄ってみるとカタバミの森があって、ヤマトシジミがたくさん舞ってました。新鮮な姿が多かったです。

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よく見るとこれがもう美しいのなんの。雰囲気を重視して撮影しました。今までにないヤマトシジミの絵になったようで自己満足〜!

 

もしかしたら今年初めての撮影?ええ、そうみたいです。

 

吸蜜しながら翅を広げるのでブルーも見れました。

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強すぎずの日ざしで、ちょうどいい色合いに撮れました。

 

めちゃくちゃ真剣に撮影しまうほどに美しいブルーです。

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こんな蝶が身近にいてくれて嬉しい限りです。ほんといい時間を過ごせました。たかがヤマトシジミなんでしょうが、久しぶりに楽しめました。

 

ヤマトシジミを撮ったあとはヒガンバナ咲くあぜ道へ。あちこちで見ごろを迎えてました。

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ぶらさがるようにアゲハが吸蜜していました。

 

面白い場所はないかと車で流しながら彼岸花を眺めていると、遠くのあぜ道に黒いアゲハチョウを発見〜!思わず車を停めてダッシュ

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モンキアゲハでした。少しだったけど撮影できて良かったです。

 

昼すぎからはときどき雨がぱらつくあいにくの天気になりましたが、蝶はしっかり楽しめたので良かったです。また栗も少しばかり拾うことができて、栗ご飯を美味しくいただきました。美しい蝶を楽しみおいしいものを食べる、ほんと秋は幸せな季節です。

 

9/17/2016 飛鳥地方(奈良県)にて

9/10/2016・散歩道のアゲハ 〜 アゲハが見ごろを迎え、花にやってくるようになりました

まつみです。9月に入ると急に秋らしくなりました。今月は少しお休みモード。遠くへは行かず近場で身近な蝶を追いかけてあそんでます。自分はどんな蝶であっても美しい姿を撮ることさえできればけっこう満足なので、その辺は良かったと思うところです。

 

さて家から歩いて5分程度にある川沿いの散歩道。ヒャクニチソウランタナなどの花が多く植えられていて、たくさんのアゲハが飛んできます。1年のうちでおそらく9月が花いっぱいになって一番面白い時期ではないかと思います。

 

この日も散歩道を歩いているとランタナの花にアゲハの姿を見つけました。

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弧を描くように並んだブルーがすごく美しくって感動しました。全開したところを撮影してずらっと表現したかったのですが、これが精一杯でした。

 

今日はこの美しいアゲハを追いかけることに決めました。

 

日ざしが強く、花から花へ活発に飛び移っていくので撮影が大変です。

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たまたまいい角度で写ったものがありました。

 

鮮度もよく、しばらく美しい姿を楽しみました。

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このあと、川を越えて向こう側へ飛んでいきました。

 

次にヒャクニチソウが咲いてる花壇を見にいくと別のアゲハがきてました。

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このアゲハも美しかったのですが、さきほどのランタナアゲハがあまりにも美しすぎて、正直撮影に力が入らなかったのが本音かな。

 

この散歩道ではキアゲハやアオスジアゲハもよくやってくるのですが、この日はなぜか見なかったです。もしかしたら端境期だったのかもしれません。

 

9/10/2016 河内地方(大阪府)にて

8/21/2016・ヒメウラナミジャノメのおもしろ眼状紋 〜 ウラナミジャノメはほどほどに、過剰紋を見つけては追いかけました

前日は奈良でウラナミジャノメを追いかけたので今日は京都に行ってみました。とはいってもここではウラナミジャノメよりもむしろヒメウラナミジャノメの変わった目玉模様を撮影するのが一番の目的です。

 

ウラナミジャノメの過剰紋は過去に三河や浜松で出会ったことがありますが、いまだに京阪奈では見たことがありません。ありがたいことに家から近場が多いのでこれからも気長に観察を続けていきたいと思います。

 

とりあえず挨拶がわりに京都のウラナミジャノメを。前翅後翅合わせて4つの目玉が特徴です。

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奈良で出会ったのとなんら変わりない姿ですね。この日は風が強く、暗がりに潜り込むことが多かったです。

 

下の2つの眼状紋がくっついた姿が目立ちます。

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まだ発生初期だったので、それほど多くは見なかったです。

 

こちらがヒメウラナミジャノメ、本日のメインです。

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前翅に大きな目が1つと後翅に小さな目が5つ、ごくごく普通の姿です。ウラナミジャノメの眼状紋が分裂した以外に何も変わらないように見えますが、実際に出会うと大きさや飛び方に違いがあることを感じます。

 

簡単にまとめるとだいたいこんな感じでしょうか。(個人的主観です)

  • ウラナミジャノメ … 大きく重厚・ピョンピョン・よく止まる
  • ヒメウラナミジャノメ … 小さく軽快・ピョコピョコ・あまり止まらない

ウラナミジャノメはやや暗め、ヒメウラナミジャノメは明るいところに生息、というのは自分の撮影場所ではあまり関係がないように思います。

 

さて、ヒメウラナミジャノメのおもしろ眼状紋ですが、探し回ってやっとのことで見つかりました。

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写真には2つのヒメウラナミジャノメが写っていますが、手前の姿が過剰紋のヒメウラナミジャノメです。

思いついたようにウラナミとヒメウラナミを1枚の写真に入れてみようと頑張ってみましたがこちらは無理でした。

 

過剰紋のヒメウラナミジャノメを追いかけて反対側からも撮影。

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こちら側の方がいい感じ。左右の翅で対称じゃないところも面白いです。

 

この日は台風の影響か、風がかなり強くて撮影には苦労しましたが、なんとか撮影できて良かったです。正直ウラナミジャノメよりもヒメウラナミジャノメの方が面白いです。

いつかウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメの混生地でハイブリッドに出会えないかなと思ったりしてますが、もし見つかったところでどっちなのかは分からないでしょう。

 

8/21/2016 山城地方(京都府)にて