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蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

7/16・上高地のタカネキマダラセセリとアサマシジミ 〜 憧れの小さな蝶たちに会ってきました

上高地 高山蝶 アサマシジミ

いよいよ高山蝶の季節になりました〜!

ところで高山蝶といえば…思い浮かぶのはやっぱりタカネヒカゲですね。その次にタカネキマダラセセリやクモマベニヒカゲ、ベニヒカゲなんかが選ばれそうです。ミヤマモンキチョウやミヤマシロチョウ、オオイチモンジもいますね。あ、コヒオドシも入ってました。クモマツマキチョウは確か違いましたよね。そしてヤリガタケシジミ、これは高山蝶に入れてもいいのではないでしょうか。

どれもかっこいい憧れの蝶たちです。

 

3連休の初日、山に登りきる余裕まではなかったので、わりと楽に高山蝶にあそべる上高地に行ってきました。ヤリガタケシジミを撮るのが今回の一番の目標です。あとはついでにタカネキマダラセセリとクモマベニヒカゲが撮れたらいいかなという感じでした。

 

ヤリガタケシジミはもともとアサマシジミではあるんですが、低地のアサマシジミとはオスの翅色が全く違うだけでなく、なんと食草も異なるという個性っぷり。その個性的な姿を今までずっと撮りたいと思ってました。過去の日記を振り返ってみると、初めて出会ったのは6年も前のこと。そのときは雨の中でおとなしい姿に出会えたんですが、逆に雨のせいで翅の表が見られず。しかもアサマシジミの決定打ともいえる楕円の斑紋が撮れずに悔しい思いをしたのをはっきりと覚えています。

そんなわけで今年こそはしっかり撮りたいという思いで挑戦したのでした。

 

さすがに1人では不安も危険もあったので蝶仲間のがさがさ団長さんと一緒に探すことにしました。沢渡のバス乗り場で待ち合わせしていたのですが、なんと1時間も遅刻してしまい、いきなりご迷惑をかけてしまいました…

 

さっそくバス乗り場で見ず知らずのご夫婦に声をかけ4人でタクシーを使い、上高地へ向かいました。

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久しぶりの上高地〜いつもの河童橋からの光景です。風景を撮るなら晴天の方が絶景を楽しめるでしょうが、蝶を撮るにはこれくらの薄曇りがベストでしょう。気温も低くなく、まさに撮影日和でした。

 

林道をしばらく歩きつづけた先、さっそく草むらに小さなセセリチョウが止まりました。

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久しぶりに出会えたタカネキマダラセセリです。鮮度もよく幸先いいスタートでした。

 

タカネキを簡単に撮ったあと、さらに奥へ進んでアサマシジミを探します。まずは食草らしきが見つかったのでその周辺を探すもまったく見つかりません。しばらく探しているとついに団長さんが見つけました!

 

一瞬でヤリガタケシジミとわかる翅の表です。

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なんとも言えない翅の色、あまりの美しさに感動しました。

 

近くにあった花にも吸蜜にやってきました。

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これってもしかして食草ですよね。イワオウギでしょうか?ついでにアサマシジミといえる楕円の斑紋もなんとか写すことができました!

 

なんと吸蜜しながらのブルーも見ることができました。

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ここまで撮れるとは思ってもみなかったので、感動しっぱなしの時間でした。

 

これはタイツリオウギでしょうか。

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黄色い花におおきめの実が印象的でした。この花にも来てほしかったのですが、それは叶いませんでした。

 

残りの高山蝶クモマベニヒカゲですが、たまに飛んできて花に止まったりしてましたが、なにせ足場が悪く近づけず、まともに撮れやしませんでした。

 

時間とともにだんだんと青い空が広がり、穂高の美しい稜線が見えてきました。

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この頃から風が強くなり、しばらく楽しめたヤリガタケシジミは風にのって森の奥へと消えてしまいました。

 

結局、この日出会ったヤリガタケシジミはたった1つ。かなりあぶない成果でした。

 

帰りの林道はゆっくりゆっくり撮影しながら。

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線香花火がはじけたような花を見ました。余裕があればなんでも楽しめますね。

 

このあと明神近くでオオイチモンジの飛翔する姿を眺め、河童橋まで戻りバスに乗って下山するのでした。

 

今年の上高地、憧れの高山蝶ヤリガタケシジミとタカネキマダラセセリが撮れていい成果になりました。とくにヤリガタケシジミは今まで細々とよく残ってくれていたもんだと思いました。

またこの日は絶好の撮影日和とあって、やっぱりこの時期は上高地ですよね〜ってくらい、あちこちでおなじみの方々に出会えました。

 

高山蝶、やっぱりいいもんですね。久しぶりにタカネヒカゲやミヤマモンキチョウの舞う常念岳蝶ヶ岳にも挑戦したくなりました。来年ご一緒してくれる方いないかなぁと思いつつ、この日は乗鞍高原に移動して車中泊です。

 

7/16/2016 上高地(長野県松本市)にて

7/10・恩原高原の蝶さがし 〜 高原は今が一番の旬を迎えたようで、数多くの蝶に出会えました

ゼフィルス キマダラルリツバメ 恩原高原

但馬でクロシジミを撮影したあとはいつもの恩原高原に移動しました。恩原高原はヒメシジミに出会ってから週末の度に訪れ、今年だけでもう4回目。大阪暮らしの私が行く回数ではないかもしれません。さすがに多すぎですかね。我ながらようやるなーと思ってしまいました。

 

今回の狙いはしつこくハヤシミドリと新たにウラミスジ。そしてついに恩原高原で採集禁止になったキマルリです。とくにキマルリは今まで下見してきた場所に果たして現れてくれるのかどうかを確認するのが目的です。

 

この日の恩原高原ですが、もしかしたらこの週末が一番多くの蝶に会えたのではないかと思うくらい、シジミチョウだけでなくヒョウモンやセセリ、、ほんとにたくさんの蝶に出会うことができました。

 

草原に咲くアザミにはヒョウモンの姿が似合います。これぞ夏の光景です。

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この日はウラギンヒョウモンが一番多かったです。これはメスですよね。

旬のオオウラギンスジヒョウモンもよく見かけましたが、そっけなくてまともに撮影できませんでした。

 

セセリも種類が増え、新しい顔としてはホソバセセリが目立ちました。

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朝に寄った但馬では傷んだ姿が多かったのですが、こちらはまだまだ新鮮だったので嬉しかったです。このホソバセセリは明るい草原よりもやや暗めな林の草むらに居ることが多いです。

 

先週行かなかった林縁ではウスイロヒョウモンモドキを見かけましたが、傷んだ姿でした。まあ先週が見頃だったと思うので時期的に少し遅かったでしょう。

昨年からだったと思うのですが、有名生息地の草原への立ち入りが禁止され、ちょっと不自由になってしまいました。まあこの蝶の将来を考えると仕方ないですね。いつまでもこの地を優雅に舞っていてほしいです。

 

ウスイロヒョウモンモドキの保全地におられた方々とお別れしてから、いよいよ向かうは本命のカシワ林へ。枝を叩くとさっそくハヤシミドリが飛び出しますが、やっぱり遠くへ飛んで行ってしまうだけ。やはり今年は撮影が難しすぎです。もしかしたら単純に自分との相性が悪いだけかもしれませんが…

 

行動範囲をさらに広げ、カシワの葉をいくつも叩きながら歩いてるとついにオレンジ色した姿が降りてきました。飛んでる感じ、アカシジミではありません。

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狙っていたウラミスジシジミでした。残念ながら翅を広げることなくカシワ林の奥に飛んでしまいましたが、印象的な美しい姿だけは見ることができました。

 

ハヤシミドリですが、カシワ林にいるのをやっと発見!

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見応えたっぷりの大きなメスでした。おとなしく止まっていたので撮ることができました。

 

あとはキマルリが残りましたが、カシワの葉を叩いてたらいきなりすっと落ちてきたのでびっくりしました。

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翅が丸っこいのでメスでしょうか。尾状突起が1つありませんでしたが、嬉しい出会いでした。

 

このあとキマルリのテリ張りが始まったと思う時間になったので、今まで下見してきた場所を次々に見回り。気になった6箇所中、結果2箇所でテリ張りを見ることができました。しかしどちらも下草ではなく、撮影には不向きな場所でした。いつか下草でテリを張る場所を自力で見つけてみたいものです。

まだまだ気になる場所がありましたが、これはまた来シーズンの楽しみにとっておくとして本日の蝶あそびを終えるのでした。

 

週末のたびに通いまくった恩原高原、来週からは信州になりそうなので、今年はこれでおしまいになるでしょう。結局ハヤシミドリの輝くウルトラマリン、今年は楽しめずでとほほ…な結末となってしまいました。

 

7/10/2016 恩原高原(岡山県)にて

7/10・但馬のクロシジミ 〜 早朝の草原にたくさんの姿がありました

クロシジミ

信州が面白い時期を迎えたので行こうか迷ったのですが、まだまだ関西を楽しみきれてなかったので、この週はひとまずやめました。今回もまたいつもの恩原高原に行こうとしたんですが、クロシジミが多く出てるよってのを仲間から教えていただいたので朝のうちに寄り道し、まずは但馬へ行くことにしました。

 

早朝の静かな高原、カッコウの声が霧のなか深く響きます。前日は雨が降ってたはずで草むらはびしょびしょ。濡れるのを覚悟して踏み入ると、さっそく足元にクロシジミが止まっているのを見つけました。

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翅がとがってるのでオスですね。久しぶりの出会いでした。

 

今度はメスも見つかりました。大きくて丸みのある翅が見ごたえあります。個人的にクロシジミはメスの方が好きです。何となくですけどね。

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さあ少しづつ草原に光が当たってきました。

 

日ざしが強く当たると、待ってたとばかりにあちこちでオスが翅を開き始めました。

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紫っぽく輝く、なんともいえない色あいです。ちょっと光が強くなりすぎてうまく撮れませんでした。もう少し明るい曇り空だったら良かったかな。

 

メスの表も撮っておきたかったんですが、こちらも日ざしが強くてうまく撮れず。快晴も悩みものです…

あまりゆっくりしていると恩原のゼフィルスに間に合わなくなるので、但馬のクロシジミはここまで。今年は割とたくさん出会えることができたので安心しました。

 

クロシジミついでに出会えたダイミョウセセリ。

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白いリングは関西の証ですね。こっちの方がしっくりくる姿です。

 

濡れた深い草むらを歩いたせいで腰から下はびしょ濡れ。長靴を脱ぎ、岡山に向けてちょっと休憩していると、顔見知りの方が通りすぎていきました。そういや今日はハチ高原のウスイロヒョウモンモドキの観察会があるので、その前に寄ってきたのかな〜なんて思いつつ、こちらは恩原高原へ場所を移動するのでありました。

 

7/10/2016 但馬(兵庫県)にて

7/3・北摂のクロヒカゲモドキ 〜 湿度の高い暗がりを汗だくになって追いかけました

クロヒカゲモドキ

前日は日帰り恩原で疲れたので翌日は近場にしました。信州もいい頃になりましたが、さすがに逆向きに出かける気にはなれませんでした。

 

この日は大阪北摂のダブルモドキであるクロヒカゲモドキとキマダラモドキを撮影するのが目的。この時期、北摂といえばこれしかないですね。あとは近場で思いつくといえば京都山城のオオヒカゲでしょうか。撮影するとなるとどれも手ごわい相手ばかりです。

 

今回は近場なので朝ゆっくりめに出発、阪神高速を使うとポイントまであっという間に到着できるのが嬉しいです。

 

さっそく暗がりの草むらに入ったんですが、朝から湿度が高すぎ。気持ちわるい汗がふき出してきます。タダでサウナに入ってると思えば健康的かもしれませんね。ついでに身体のなかの嫌なやつも汗と一緒に出てってしまえと思いながら、モドキが飛び出してくれるようあえてがさがさ歩きます。

 

草むらを突き進んでいるとふわふわっと黒い影。飛び方が直線的でないことからクロヒカゲでないのはすぐにわかりました。

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追いかけてみると思ったとおりクロヒカゲモドキでした。じっとしていられたら間違いなく気づかなかったでしょう。

この日は風が強く気温が高いのかして、暗がりからまったく出てきません。おかげで撮影しにくいのなんの。かなり苦労してもこの程度にしか撮れませんでした。翅に丸みがないのでこれはオスでしょう。

 

翅が丸っこいメスです。やっぱり暗い草むらから出てきてくれません。

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草をそーっとかき分け、やっとのことで全体が見えるスペースを確保できました。

ものすごく美しい姿だったので、もっといい写真にしたかったのですが、この後どうしようもない奥に入ってしまい、深追いもむなしくどこかへ消えてしまいました。

 

この日はクロヒカゲモドキを4つ見かけましたが、実はもっとも惜しかったのがコレです。

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なんと4つ目のモドキなんですよ。それなのにこんなのしか撮れずで非常に残念でした。

 

蝶仲間から話をきくと、前日はもっと多くて撮影しやすかったとのこと。1日違えば大違いということは蝶撮影にあるあるな話でした。

この後、ほんとに山城のオオヒカゲに移動しようとしたんですが、ポイント近場に新しくできたコンビニに寄って食べたかき氷があまりにも美味しく、満足しきって家に帰ってしまいました。

 

今回はクロヒカゲモドキにはいくつか出会えましたが、キマダラモドキには出会えずでした。シカのせいなのかこの周辺でも下草がかなり減ってきたところがあって、このさき出会えるのか心配な状況です。一方、箕面の方は高速道路の建設だと思うのですが、開発が目に見えて進んでいることもあり、今のうちにしっかり撮影しておきたいと思うのでした。

 

7/3/2016 北摂大阪府)にて

7/2・恩原高原のゼフィルス 〜 カシワの森にハヤシミドリシジミが舞うようになりました

ゼフィルス ヒメシジミ 恩原高原

この週末も恩原高原へ出かけてました。今回は長男と一緒です。

さすがにハヤシミドリシジミがたくさん出てるだろうと、まずは早朝からカシワ林を見て回りました。大きな葉を叩いてみると予想どおり飛び出したものの、なぜか全然降りてこずに樹上に上がってしまいます。

 

それでもあきらめずに次々に枝を叩いていると、やっとのことで大きめのゼフィルスが下草のシダに降りました。近づいてみると間違いなくハヤシミドリシジミでした。

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これ、白線が少し流れてますね!いきなりおもしろいのに出会えました。

 

あとは翅の表を撮るべくしばらく待ったのですが、期待むなしく遠くへ飛ばれてしまいました。この日は朝から強い風が吹いていたのが原因かもしれません。開翅する条件が良くなかったと思うしかないですね。すごく残念でした。このあとは全く降りてくることなく、貴重な朝の時間が終わってしまいました。

 

次に見たゼフィルスはミズイロオナガシジミ。

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低地ではとっくにシーズンが過ぎているゼフィルスですが、ここではかなり新鮮な姿です。大きな笹の葉に止まると、その小ささがわかりますね。あちこちで可愛い姿に出会えました。

 

よく似たのが出てきました。今度はウスイロオナガシジミです。

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最近あまり見る機会がなかったので、これは嬉しい出会いでした。今年は多いのでしょうかね。ちょこちょこ見かけました。

 

ゼフィルスの合間にお気に入りのヒメシジミを追いかけます。

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いつも見ているよりもすごく小さい姿に驚きました。よく見るとヒメヒメシジミがいくつも見つかります。先週までは気づきませんでした。

もしかしたら雪が少なかったことで植物の成長が早くなり、孵化した幼虫にとって葉が硬くて食べにくかった?なんて少し真面目に推測してみたりと。まあ単なる思いつきですが。

 

この後ウスイロヒョウモンモドキを見にいこうかと思ったんですが、今までたくさん出会ってきてるから今回はいいやと長男と昼寝。外で寝るとブヨの餌食となるので、車内で。

夕方までゆっくりしてからもう一度ハヤシミドリを狙います。テリ張りの様子や飛翔する姿こそ遠目に見ることができたものの、ブルーの翅をじっくり見る機会には恵まれなかったです。

 

遠くのカシワに止まったところだけ撮影。

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この後、翅を広げてくれると良かったんですがねぇ。

 

このカシワ林では昨シーズン某所でお世話になった方と久しぶりに再会。息子ともども楽しく過ごさせていただき、またひとつ思い出ができました。

 

長男もだいぶと体力がついて動けるようになり、いい写真も残せるようになってきました。これからがほんと楽しみです。今回はハヤシミドリのブルーを見せてあげられなかったのが残念でしたが、また来ようねってことで帰ることにしました。

例年ならもっとたくさんのハヤシミドリが見られるので、今年は少ないのでしょうか。あまりいい成果がないまま、どんどんシーズンが流れていってるのを感じます。

 

7/2/2016 恩原高原(岡山県)にて