ついにやってきた9月のメイン、彼岸花とアゲハ撮影のため奈良の飛鳥へ出かけてきました。道中、南河内から葛城にかけての山麓には彼岸花の赤がぽつぽつ。天気も良くてアゲハのショットが期待できるんじゃないかと、やや興奮ぎみのドライブでした。
さて、家から1時間ちょっとで飛鳥の里へ到着。車を停めて少し歩いた先が今回の撮影場所です。そこは畑作業の方がいるくらいの小道で、彼岸花のシーズンでも数人しか見かけたことがありません。畑には柑橘系の樹も植えられているためアゲハが多く、彼岸花は道の両脇に咲いているので飛んできたアゲハを撮影するのに適しています。この日はまだ彼岸花が少ししか咲いてなかったのですが、撮影するには十分そうでした。
しばらく待っているとアゲハが飛来。しかし翅が傷んでいて撮影意欲がわきません。その後もたくさん来たのですがどれもそんな感じで、どうやら今年はアゲハと彼岸花とのタイミングが合っていないようでした。もしかしたら天気がよかったせいで、アゲハの羽化が早かったのかもしれません。
この場を何度か行ったり来たりしていると、ついに山の方から大きめの黒いアゲハチョウがやってきて彼岸花に吸い込まれるように止まりました。やや青っぽい姿。鮮度もかなり良くて、一気にヒートアップです!
彼岸花にカラスアゲハの撮影は初めてです。
カメラの設定はばっちり。ファインダーにとらえてシャッターを押し続けました。
色鮮やかな姿に興奮しながらの撮影。数カットほどですが嬉しい絵が撮れました。興奮しすぎると大写しになるのはいつもの癖です。
しばらく花から花へと吸蜜し、飛び去っていくまでおもいきり楽しむことができました。
この後はとくにいい出会いもなく待ちぼうけ。他のところはどうだろうかと周辺をぶらぶら。クロアゲハやナガサキアゲハが吸蜜にきてドキッとしましたが、だいぶと翅が傷んでいたので見て楽しみました。
ウラギンシジミを見つけたので追いかけると、これがまあ美しい姿じゃないですか。
羽化したばかりの姿とはこのことでしょう。翅の先があまり尖ってない、夏の余韻を残した翅でした。
本日は彼岸花とカラスアゲハが撮影でき、満足な秋の1日となりました。来週は花も増えていることだろうし、再訪しようと決めました。
9/20/2020・奈良県にて