今年もギフチョウに会いに白馬へ行ってきました。もはや毎年の恒例行事です。
1週間前の情報ではカタクリが見ごろを迎えギフチョウも出始めたもよう。今年はもしかしたら時期的に遅いかもと思いましたが、行かずに後悔するよりは行って後悔する方がマシという格言?に従い、思い切って出かけました。
早朝の白馬。眠気も吹き飛ぶ寒さのなか、美しい景色にただただ癒されます。
白馬へ来たらかかさず見ておきたい光景です。
朝食をとって発生地へ移動。朝は肌寒かったですが、どんどん気温が上がりギフチョウが次々に登場です。やはり傷んだものが多かったですが、ピカピカのも少しは混じっていたのでまずまずよかったです。
この日の狙いはもちろんイエローバンドのギフチョウ。白馬といえば当然ですよね。地面に止まったものを確認していくなか、ついにバンドを発見し、一気にヒートアップです。
頑張って追いかけるも、からみあった瞬間に姿を見失い…でもご一緒していた蝶友さんが見つけてくれました。地面を見ると、バタバタした姿!
なんと交尾を迫っているところじゃないですか。
イエローバンドのオスがメスをゲットしました。
羽化したばかりのメスの美しさに見とれます。
一方、イエローバンドのオスがなかなか撮れずに苦戦。
オスのバンド姿は横から撮影しました。
肝心の縁毛が少し傷んでましたが、まあバンドには違いありません。
ご一緒したみんなが撮影されたのを見届けるかのように交尾が終わり、オスメスそれぞれ別の場所へと飛んでいきました。せっかくなので、さらに追いつづけたかったのですが、気が緩んだのと疲れもあって追いつけませんでした。バンドは度々吸蜜に訪れましたが、うまく撮れずでした。
メスをさがしているときに出てきたのがトラフシジミ。
久しぶりに出会ったので、ギフチョウそっちのけで撮影しました。トラフの春姿はいいですね。
昼食はそばを食べ、温泉につかって暑い時間帯を回避。暑さがやわらいだ頃を見計らってヒメギフチョウを見に行きました。
少しでしたが、1頭のヒメギフが林床に降りてきてまあまあ新鮮なカタクリに来てくれました。
ヒメギフは時期的に遅くて撮れないかと思っていただけに、いい思い出になりました。
今年の白馬、ギフチョウを通じて多くの方々に出会えてよかったです。お世話になりどうもありがとうございました。
さて次週はメスのイエローバンドを狙いましょう。
4/29/2018・白馬村(長野県)にて