蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

6/18/2017・ブナの森に暮らすフジミドリシジミ、今年の但馬では多くの姿に出会えました

土曜が休日出勤だったため、この週末は日曜のみの蝶あそび。土曜までの蝶果を友人たちに確認し、但馬行きを決定しました。本日のお目当ては、ブナの森に暮らすゼフィルスことフジミドリシジミです。すでに出てるだろう中国地方のヒメシジミもちらっと頭をよぎったのですが、ゼフィルスの方が旬が短いので先にこちらを優先です。

 

朝から山道をゆっくり上り、沢辺にフジミドリが集まってくるのを待つことに。天気はそんなに悪くなく、気温もまずまずいい感じです。

しばらくするとちらちらと小さなシジミチョウ。はじめはルリシジミかと思ったけれど、青の雰囲気が何となく違うのでフジミドリだとわかりました。

 

しばらく飛んだあと、葉の上に降りました。

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間違いなくフジミドリシジミです。遠くからでも青い翅が輝いて見えました。

数日前が見頃だったようで、オスはかなり時期遅れ。それでも鮮度のよいものを選んで撮影できました。

 

日ざしが出てくると地面にも降りてきて翅を広げ始めました。嬉しい瞬間です。

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翅の表と裏が同時に見え、かつフジミドリと分かる裏面の位置でシャッターを押しました。

 

時間とともにメスの姿も多く見られるように。

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いい時期に来たようでメスはかなり新鮮。斜面で吸水する場面にも出会えました。

 

翅をよく広げるのですが、ご覧のとおり真っ黒です。

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傷一つないのが良かったですが、同じ黒なら個人的にはミズイロオナガの方がよっぽど嬉しいです。

 

フジミドリシジミはやっぱりメスの翅裏が一番素敵です。

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もう少し追いたかったところですが、美しい姿が撮れて良かったです。

 

今年の但馬はフジミドリシジミが多く、ここぞとばかりに楽しむことができました。ご一緒できました皆さん、どうもありがとうございました。

ヒサマツやキマルリには寄らず、この日は早めに戻りました。

 

6/18/2017・兵庫県にて