タニウツギの花にミヤマカラスアゲハ、これが撮りたくて出かけたんですが、残念ながら全く飛んでこずでチャンスがありませんでした。花の咲き具合が少なかったので、もしかしたらミヤマカラスの活動期にはわずかに早かったのかもしれません。
かわりにほかのパピリオがやってきてくれたので少し癒されました。パピリオとはアゲハチョウの仲間につく学名の一つです。Papilio なんちゃら~って命名されます。属名ってやつですね。なんちゃらって方は種名になります。
ちなみに「フィールドガイド 日本の蝶」をめくってみると、ミヤマカラスアゲハは Papilio maackii 、アゲハは Papilio xuthus って書いてました。なんて読むんでしょうね。
さて、渓流沿いにぽつぽつと咲くタニウツギの花。この花を見るだけでワクワクしてくるのは私だけではないはず。
あちこちで満開とはいかなかったですが、華やかに咲いてました。
花を撮影していると遠くからパピリオ登場です。やさしい色合いにしたくて撮影は日ざしの弱まったときを狙います。
渓谷の黒いアゲハといえばオナガアゲハが定番です。
細くてかっこいい姿です。一見クロアゲハと似てますが、体形が全く違います。
いざ撮影してみると、シャッタースピードが足らずにブレてる写真の多いこと…。なかなかに難しいですね。
カラスアゲハも吸蜜にやってきました。
輝く表翅をなかなか見せてくれず、こちらも大苦戦。
遠くからだったですが、少しはやさしい雰囲気伝わったでしょうか。
しばらく吸蜜し放題のカラスアゲハでした。
そういえば、吸蜜するときは翅を小刻みに震わせているのですが、吸蜜の半ばで必ずといっていいほどピタッと翅を止める瞬間があるのをご存知でしょうか。そのときが間違いなくシャッターチャンスです。
時間遅く、メスのカラスアゲハにも出会えました。
メスの美しさはカラスアゲハでもなかなかのものですね。もう少し愛想よく近づいてきてほしかったですが、これが限界でした。
なかなか満足な撮影には至りませんでしたが初夏らしい旬の蝶あそびができて楽しい1日になりました。タニウツギの花とミヤマカラスアゲハはまた来年以降の宿題としましょう。
5/14/2017・滋賀県にて