まつみです。季節の進みはほんと早いですね。
さて、春のギフチョウあそびが終わるといよいよ初夏の蝶へと移っていきますが、初夏といえばウスバシロチョウやミヤマカラスアゲハが撮りたくなってきます。京都や兵庫へはよくあそびに行くので、今回は滋賀に出かけてみました。
とりあえず初夏の蝶なら何でも歓迎~という気持ちで、明るい渓流沿いをドライブ。あちこちでウスバシロチョウの飛ぶ姿が見えてきたので、シャクの花が多く咲いている近くに車を停めて撮影開始です。
ゆるやかに飛びながら、ほんの時おり花に止まります。
シャクの花畑にウスバシロチョウ…やさしい光景でした。
すこし待っていると近くにも来てくれました。
ここのウスバシロチョウは全体的に黒っぽいものが多いです。福井あたりではもっと黒いのもいるそうです。
このウスバシロチョウですが、快晴だとふわふわ飛びつづけるばかりでなかなか止まったところが撮れません。次なるお目当ても気になってきたので、もう少し谷奥へ移動することにしました。
車を進めた先、まずはカラスアゲハが吸水しているのを発見です。ミヤマカラスではなかったですが嬉しい存在です。最初は警戒してか近づくとすぐに飛んでばかりでしたが、その場でじっとしていると戻ってきたので撮影できました。
安心してくれたようで何より。尾状突起まわりの輝きが美しかったです。
この辺りではサカハチチョウにも出会えました。この蝶はシカの食害によってずいぶんと見なくなってきた蝶です。京都ではかなり出会いが厳しくなってしまったのではないでしょうか。ここではそこそこに出会うことができて健在ぶりに安心しました。春型は明るい色をしていますが、夏型は黒くなるのが二度おいしい蝶ですね。
とまっているのは食草でしょうか。まずは開翅から。
続いて閉翅も。
裏面の模様と色合いがすごく美しい蝶です。
サカハチチョウといえば、一度でいいので産卵シーンを撮ってみたいもの。積み上げられた卵をみてみたいです。
今回、ミヤマカラスアゲハに会いたかったのですが、数が少なかったもののなんとか吸水しているところを見ることができました。うまく撮れなかったのが残念ですが、ここはいい場所だったので、また機会をみつけて訪れたいです。
ミヤマカラスアゲハはほんとに美しい蝶ですね。国内でも屈指の美麗種だと思います。ちなみに、そばに居るのは黒っぽく見えますがカラスアゲハです。
撮影しているとミヤマカラスアゲハが増えて2つに。
久しぶりに美しい姿を楽しむことができました。
本当のお目当てはタニウツギの花で吸蜜するミヤマカラスアゲハだったのですが、全く出会うことができませんでした。なぐさめにカラスアゲハが来てくれたので、それは次回に掲載したいと思います。
本日は初めてお会いする多くの方々にお世話になりありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
5/14/2017・滋賀県各所にて