7月に入り、信州の蝶たちが熱い季節になりました。今週のお目当てはゼフィルスとミヤマシジミ、その他にも信州ならではの顔ぶれに会えたらという感じです。
日頃の行いが良かったと思いましょう、天気に恵まれ、いろいろな場所でたくさんの姿を撮影できました。今回はシジミチョウをメインに紹介します。
まずはゼフィルスから。多くの蝶友さんと一緒に、テリを張るメスアカミドリを撮影しました。
少し待たされましたが、なんとか今年も出会うことができました。
別の場所では美しく輝く姿も見られました。
色は良かったのですが、翅に傷みがあったのが残念でした。
夕暮れ時にはウラクロが葉に止まって開翅を始めたのですが、白い翅が見えてきたところで、アブが近づいてきて飛んでしまったのは実に惜しかったです。
場所を移動し、翌朝もゼフィルス。そこではミヤマカラスシジミが多くて楽しめました。
メスが鮮度よく、おとなしい姿を撮影できました。
時期的にまだ早いかなと思っていたのですが、発生していて良かったです。
飛びそうになかったので、寄ることもできました。
この蝶に出会えると、ゼフィルスもいよいよ終盤にきたなという印象です。
湿地に生えていたハンノキから飛び出したミドリシジミ、開翅したのがメスのAB型だったのには驚きました。
思わぬサプライズ!美しいオレンジとブルーの出会いにすごく感動しました。本日一番の嬉しさかも。予期せぬ出会いってのは本当にいいですね。
このあとさらに場所を変え、もう1つのお目当てだったミヤマシジミをおもいきり楽しみました。ミヤマシジミは次回に掲載するとしましょう。
ヒメシジミも各地で出会えました。
美しい姿を見ることができました。
撮影を始めた頃と比べて今のカメラは性能が良くなり、簡単にすばやく撮れるようにはなったと思います。しかし、どういう風に光景を切り取るかといった絵づくりまでカメラはやってくれません。
たくさんの証拠写真よりもたった数枚でいいから、しっかりと自分のこだわりをもった写真を残していきたいと改めて思ったのでした。
種類の豊富さ、さすが7月の信州だと実感できました。
7/5~7/2019・長野県にて