早朝ゼフィルスの撮影を終え、この週末に計画していた一番のお目当てに会いに場所を移動しました。道の駅でちょっと休憩したので到着は昼すぎです。
この蝶ですが、生息地として有名な箕面などの大阪北摂あたりは、大規模な開発があり、またシカの影響も加わってなのか、ここ数年は何度訪れてもめったに出会えることがありません。信州では比較的出会えるようですが、せめて近場で撮りたいという思いがあり、以前に情報を得たのち下見を繰り返すこと数回、昨年やっと姿を目撃できました。そのときは傷んだ姿だったので、今年こそはと早めに出かけてみたのでした。
良さそうな草道を見つけたので進んでいると、大きめの姿がいきなり現れて暗がりへ逃げ込んでいきました。あれこれ追いかけていると、樹の幹にぴたっと止まりました。
すごく新鮮な姿…時期がばっちり的中したようです。
笹に止まったところを落ち着いて撮影。
やっといい感じに撮れました。くっきりとした眼状紋と翅の白い部分がこんなにも美しいのかとしばし見とれてしまいました。
欲を出して近づき、広角にもトライ。
奥行きこそ出せなかったけど、雰囲気よく撮れて満足。
これまで見たことのない変わった色合いの姿を発見。
数カット撮ったところで、草に足を引っかけてしまい、どうしようもないところまで逃げられてしまいました。それだけに悔しすぎるのひとことです。またここに来る口実ができてしまいました。
言うのが遅れました、この蝶はキマダラモドキでした。いやいや冒頭の説明でわかりますよね(笑)。
この場所にはグンバイトンボも飛んでいました。
今回はあまり相手することができなかったので、またじっくりと撮影したいです。
汗まみれと虫さされの苦行でしたが、とても美しい姿にうっとりした数時間でした。この時期はゼフィルスに忙しいですが、またうまくやりくりして会いに行きたいと思います。
朝に行くと開翅も撮れるんじゃないかと思いますが、さすがに朝はゼフィルスに会いたいので、すごく悩ましいところです。
6/16/2019・兵庫県にて