白馬での蝶あそび初日、ヒメギフチョウを撮っていると蝶友さんからイエローバンドのギフチョウがいたとの情報。さっそく移動して再登場を待ちましたが、出会いは叶いませんでした。でも、この場所で思いがけず交尾シーンを見られたのは良かったです。
ただこの場所は人が多いのと、カタクリの吸蜜が期待できなかったので、気になっていたところへさらに移動しました。
しばらく車を走らせ周辺を散策すると、カタクリの多い場所を発見。ここで待つことにしました。結局ギフチョウのほとんどはこの付近で撮影することになりましたが、まあギフチョウの少ないこと。しかも3日ともに天気が良く、暑すぎて大変でした。
まず初日は、午後も遅くにギフチョウが飛んできてカタクリに止まりました。
今年も白馬のギフチョウをカタクリとともに撮ることができました。
ところで私自身、カタクリとギフチョウを撮るうえでもっとも意識しているのは、ギフチョウの後翅にある赤と青、そしてオレンジの模様をいかに美しく残すかです。カタクリに止まると姿勢が斜めになり後翅が陰になってしまうことが多いので、ここはもっとも気をつけています。
あとは、カタクリの葉を入れることでしょうか。カタクリは花だけでなく葉も美しいので、しっかり写真に入れておきたいと思っています。
2日目ですが、初日と同じ場所で待ちつづけました。
この日も少ないながら、カタクリにやってきてくれました。
カタクリの花の先が色あせているのは、花が閉じているときに付いた水滴が凍ったためと教えてもらいました。
数日前は白馬に雪が降る事態。ギフチョウの数が少なかったのは、そのときの寒さで羽化直前のギフチョウに何らかのダメージがあったかもしれないとのことでした。
暗い背景のおかげで、カタクリとギフチョウが美しく浮かび上がりました。蝶も新鮮で、興奮しながらの撮影でした。
よく見ると、お腹の毛にカタクリの花粉がついていてほんのり紫色になっていました。
3日目もなんとか撮れましたが、ちょうど枝がかぶってしまいました。
イエローバンドでした。
撮影しにくいブッシュのなかで数回の吸蜜をみせてくれたあと、どこかへ飛んでしまいました。
今年のGWの白馬、ギフチョウはそれほど多くなかったですが、それでもカタクリ吸蜜を楽しむことができました。
5/3~5/2019・長野県にて