南紀でサツマシジミを見たあとは、残りわずかの日々をムラサキツバメの越冬探しに入ります。
まずはこれから越冬しそうな場所をさがして下調べ。マテバシイの枝は剪定にあいやすいので、越冬場所を探すというよりも、むしろ越冬できない場所を知っておくといった方が適切かもしれません。無駄なところへ行かずに済みますしね。
この週末はほんとに暖かく、ムラサキツバメはとにかく活動的。着いたときにはマテバシイの樹上にたくさんの飛ぶ姿が見られ、来るのが遅かったと後悔するのでした。
たまにいい場所に降りてきて翅を広げます。
脚立をもっていって大正解。美しいメスの姿を撮影できました。もう少し高い位置から撮りたかったですが、背が足りません。
剪定を逃れたひこばえには幼虫の姿も見られました。
しっかりアリを従えてました。この幼虫はアリに蜜を与えるかわりに世話をしてもらうのですが、実はアリを蜜で操っているのだそうです。ちょっとこわい…
翌日は少し早めに出かけましたが、なかなか寝床が見つからず。
どこからか飛んできたと思ったら、葉についた水分を吸っていました。しかし、この時期のムラサキツバメはすごく新鮮ですね。
運良く、オスが飛んできて葉に止まりました。
開翅するまで粘ってみましたが、少し開いたかと思うと樹上に飛んでしまいました。シックな藍色だけが目に焼きつきました。
この週末は越冬集団の見込みはつかず。次回に持ち越しです。
11/10,11/2018・大阪府にて