8月始めの週末、久しぶりにオオゴマシジミに会いたくなって信州へ出かけてきました。
天気予報では曇りのはずだったのですが、現地に着くとなんと快晴。これでは暑くなってオオゴマは活発に飛んでしまうのではないか、もし会えたとしても撮影には向かないんじゃないかと不安がよぎりましたが、そこはご一緒した皆さんのおかげで無事に出会うことができ、しかも嬉しいシーンにも恵まれました。あとあと、移動する道中で知ったのですが、この日はかなりの採集者がこの場所を訪れていて、よくここまで撮れたもんだと思うとともに、オオゴマシジミの人気ぶりに驚くのでした。
朝からおなじみの方に見つけてもらったオオゴマシジミ。
かなり遠くにいたので、急斜面を慎重に下りて撮影しました。
とりあえず出会いは果たせたので、斜面をゆっくり飛んでいる別のオオゴマを眺めていたところ、交尾したという声を聞いて慌てて合流。
オオゴマの交尾シーンです。
足場が悪く撮影に苦労しましたが、何とか撮ることができました。
しばらくすると下の葉に飛び移りました。
一瞬ドキッとしましたが、交尾が解けずにホッと。
この交尾個体ですが、ちょこちょこ動いたり飛んだりするので、姿を見失わないように追うのが大変。
最後はクガイソウの花に。
すると、なんとメスが吸蜜を始めました。吸蜜してくれたおかげか、交尾が長く続いたのでみんなで時間をかけてゆっくり撮影することができました。
交尾が終わってオスが飛んでいきましたが、誰も追うことなくメスの撮影を。
メスは吸蜜を続けてました。
翅を広げてくれないかと待っていると、その時が。
何度か開いてくれたので、少しだけど表のブルーを見ることができました。
このあと、花から飛び去って、谷の下へ。日陰になっている場所なので開翅が期待できそうと、みんなで静かに斜面を降りて待ちます。
しばらくすると期待にこたえてくれるかのように、ゆっくりと翅を広げました。
向きを変えたので、半翅をすべて見ることができました。
しっとりとしたブルーに鮮度の証といえるびっしり揃った青白い縁毛が最高でした。
この後、遠くへ飛んでいき、みんなの撮影も終了となりました。次なるお目当てゴマシジミを目指して、場所を移動しました。
8/5/2017・長野県にて