まつみです。こちらではすっかり初夏の装いとなりました。だいぶと更新が遅れましたが進めていきたいと思います。
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あっという間に4月ももうすぐ終わり。今年も信州へ出かける時期がやってきました。昨年はギフチョウの発生がものすごく早かったけれど、今年は雪が多かったのか例年どおりかやや遅めになっているもようです。
ギフチョウは翌週に楽しむことにして、この週はヒメギフチョウがお目当てです。ちょっと出発が遅くなってしまい白馬へ到着したのは昼前。着いたときには日ざしがあってヒメギフの飛んでいる姿が見えたと思いきや、急に雲行きが怪しくなり、雷がしたかと思えば一気に雨になってしまいました。これではどうにもなりません。
暇つぶしに道の駅へ移動、しばらく試食をしながら雨宿りするも一向に天気が回復せず。仕方なく明日のために濡れながらカタクリの状況を下見し、八方の温泉につかってとんでもなく早く寝るという、まあなんとも悲しい初日となりました。
早く寝ると目が覚めるのも早いわけで、しかも今日は天気が快晴になるという予報でドキドキしてもう寝てなんかいられません。朝から白馬の景色を見に出発です。
早朝から青空の広がる白馬村です。
丘の上から見える山々が素晴らしいです。
いい時間になってきたので、前日に下見しておいた、カタクリが最もキレイに咲いていた小谷村へ移動です。
ここでヒメギフチョウが来るのを待つことにします。
しばらくすると待望のヒメギフが舞い降りてきました。
嬉しいメスでした。
食草であるウスバサイシンの葉を脚で確かめるように飛ぶ姿…これは産卵するに違いないと遠くから見つめていると…
周囲をしばらく飛んだあと、小さめの葉に産卵を始めました。まずは遠くから望遠でじっくり。
しばらく産卵をつづけていたので、ゆっくりと距離を近づけて広角でも撮影。
カタクリ咲く林床で産卵する様子が撮れました。
ここではオスの姿が見当たらなかったので場所を変え、さらにヒメギフチョウを追いかけます。
今度は林道の斜面に咲くカタクリでの吸蜜です。
なんとかオスも撮ることができました。
翌日は仕事があるので、少し早めの昼過ぎに撤収です。初日は雨でいい成果がなかったけれど、翌日はいい天気に恵まれ、産卵と吸蜜のシーンが撮れて安心して帰るのでした。
本日現地でお会いできました方々にはお世話になりありがとうございました。
4/29~30/2017・白馬村〜小谷村(長野県)にて
写真はすべて4/30撮影