先週たくさんの成果があった石川県を再び訪れました。今度はメスの産卵シーンがお目当て。天気予報を見る限りいけそうな感じだったのですが、いざ石川へ着くと気温が低く強めの雨まで降りだす始末…なかなかうまくいきません。
しばらくは暇つぶしに雨ふるなか兼六園や金沢城の公園をぶらり。無料で公開されてたので散り桜を楽しみながら散歩するも、でもやっぱりギフチョウのことが気になって無理を承知で早めに現地入りしてしまうのでした。
カタクリの花は見頃を過ぎたものがちらほら。美しい春はあっという間に過ぎ去ってしまうなぁと感じつつ、イカリソウが美しく咲いていたので天気が回復するのを待ちながら撮影しました。
スミレの淡い紫がいい背景になってくれました。
林道にアオイの小さな葉があちこちにあったのでちょっと裏をのぞくと…!
なんと、あっさりと卵が見つかりました。
ギフチョウの卵は丸くてまるで真珠のようです。ちょっと元気になりました。探してみると、あまりの多さにびっくりしました。
良さそうな場所に卵を見つけたので、林床の様子がわかるように撮ってみました。
カタクリも背景に入れることができました。
卵を撮影している間もちっとも天気が良くならず、気温も低いまま。雨が落ちる度に車の中に戻って雨宿り…それでもひたすら待っていると昼おそくになって一瞬晴れ間が顔を出すや、すぐにギフチョウが降りてきてカタクリに止まりました。
たった一度だけでしたが、カタクリとギフチョウを見ることができました。
だいぶと色あせてきたオスでしたが、とても嬉しかったです。
でも晴れ間は長続きせず冷たい風もあって、この日は結局産卵シーンどころかメスの姿にすら出会えずで終わってしまいました。いい天気だったら産卵シーンが楽しめただろうにと悔しい思いでいっぱいでしたが、自然相手ではどうしようもありません。
まぁあれだけ卵があれば来年もたくさんの姿が舞うことでしょう。また来年訪れたいなと思いながら帰阪するのでした。
4/15/2017・石川県にて