今日から夏休みということでしばしの休息です。まずは初日、新しく制定された祝日「山の日」ということで、和泉葛城山へ行ってきました。久しぶりに夏のスミナガシに会うのが目的です。
早朝に到着したいつもの雑木林。探すことなくすぐにスミナガシに出会えました。
カミキリムシの産卵痕だと思うのですが、そこからしみ出た樹液に来てました。
この場所のスミナガシ、最近出会いの機会が少なくなってきたように思っていましたが、今年はよほど多いのかたくさんの姿を目にすることができました。時期的にほとんどが傷んだ姿でしたが、たった1つ美しいのが居てくれたおかげで喜んで撮影できました。
ほんとに美しい姿です。いくら見ても飽きることがありません。
軽くストロボを当ててやると驚くほどに輝きがあふれてきます。でもやりすぎると墨流しという名前に見合った上品な色合いを超えてしまうので、その強さ加減が非常に難しいです。これも少し強すぎかな?
ちなみに止まってる場所は目線の位置ではなく少し高いところ。手を伸ばさないと届きません。
自然条件下で見るスミナガシに近い色合いで撮れました。だいたいこんな暗めな感じなので近づくまでなかなか気づかなかったりします。
赤いストローはスミナガシの特徴ですね。
背景のグリーンもしっかり撮れ、満足いくスミナガシの絵になりました。
そういえばスミナガシって下向きに止まることが多いような。誰かがいたりすると上向きにもなるのですが、単独だとほとんどが下向きばかりです。
ところでこの日はミヤマクワガタもスズメバチも樹液に見ることがなく、このスミナガシしかまともに来てませんでした。他の虫たちも写真に入ってくれたらいいアクセントになったのにと、少し残念に思いました。クワガタはもっと早朝に来た方がよかったかな。けっこう人気ありますからね。
近くの樹に何か面白い虫は居ないかと探してみると、ヒグラシがいるのに気づきました。
なかなかの保護色ですね。お腹がすぼんでいるのでメスでした。
なんかスミナガシよりもいい絵になったような気が。そういえばヒグラシといえば白い綿のようなものを抱えてるのをよく見ますね。(あれは確か寄生されてるんでしたよね…)
午前中だけでしたが、美しいスミナガシに出会え撮影もできて気分すっきり。昼すぎには楽々帰宅できました。しばらく家で休憩してから久しぶりに髪をばっさり。平日は仕事、休日は蝶あそびに忙しくて行けないですからね。
8/11/2016 和泉山地(大阪府)にて