鳥取でゼフィルスとキマルリを楽しんだ翌日は岡山です。昼には大阪に戻る予定なのでこの日は午前中だけの蝶あそびです。朝からかなりの雨が降ってましたがヒメシジミが撮りたくて恩原高原へ向かいました。
高原の草むらにはたくさんのヒメシジミがすぐに見つかりましたが、みんな雨でおとなしくしてました。でも気温がそんなに低くなくて、草むらに入るとちょっと飛んで近くの草に止まるような感じでした。撮影に関してはこういう天気の方がかえって撮りやすいかもしれません。
梅雨らしいヒメシジミの光景、やさしく撮れました。
ススキのなかには雨を避ける姿が多く見られました。
雨でも楽しめるヒメシジミはほんと癒しです。表の翅をぴったり内に収めて1枚の貝になったような姿でした。
いつも何気なく撮っているこのヒメシジミですが、実は各地の絶滅危惧種なんですよね。環境の保全においては食草だけを単に残すのではなく、こういった暮らしに必要な環境も必要なんだと改めて思いました。
しばらく雨が止んだ時があったのですが、そのときばかりはあちこちで翅を広げる姿が楽しめました。
オスの美しいブルーがばっちり撮れました。
前日の暑すぎる快晴のなかではまったく楽しめなかったので、ある意味雨でほんと良かったです。欲をいえば蝶の撮影ではやや明るい曇り空なんかがちょうどいいですね。強すぎる雨だとこちらが大変…
ゼフィルスが居ないものかと周辺の枝を叩いてみると…
アカシジミがひらひら〜ここではまだまだ新鮮な姿です。すぐに樹に戻っていったので写真はこれだけでしたが、美しいオレンジ色が思いがけず楽しめました。
この日はハヤシミドリシジミがまだ発生していないようで、カシワの枝を叩いてもまったく飛び出してきませんでした。今シーズン早かったゼフィルスもやっと例年どおりの発生に落ちついてきたのでしょうか…さぁどうなんでしょうね。
ところで、この日はあの雨のなかNさんにお会いしました。まさかこんな天気でお会いするとは思ってもみなくて驚いてしまいました。
雨がふったりやんだりの天気のなか、けっこうあそべていい時間になったので大阪へ戻ることに。中国道をつかったのですが、早い時間帯だったので宝塚の渋滞にも巻き込まれることはなかったです。友人を送ったあと、まっすぐに帰宅しました。
さてさてこの週末、友人と一緒に鳥取から岡山までと久しぶりに楽しめました。土曜は暑すぎて日ざしの強い快晴、日曜は雨が降ったりやんだりという両極端な天気。かなりいい成果とまではいかなかったですが、それも自然の成り行きでしょう。どうもお疲れさまでした〜。
恩原高原のヒメシジミ、しばらく通いつづけようと決めるのでした。