まつみです。各地でアカシジミやミズイロオナガシジミなど、身近なゼフィルスの便りが届くようになりました。ついにゼフィルスのシーズンですね。ゼフィルス撮影の多くは早起きが必要なので、これからますます忙しくなりそうな予感です。
さて先週末ですが、土曜は昼から仕事があったので午前中だけ慌ただしく出かけてました。狙いはハンノキ林のミドリシジミです。いい情報をいただいたので、さっそく行ってまいりました。(どうもありがとうございます!)
たまに雨がぱらついたりするような曇り空の朝でしたが、気温がそんなに低くなかったので撮影にはかえって良さそうな天気に思えました。
現地に到着し早朝からハンノキの枝をぺしぺし。けっこう居るようで枝から飛び出してきます。飛んでる姿をみているとオス・メスともにいるのがわかりました。ここ大阪ではすっかり最盛期を迎えているようです。
運良く低めのハンノキにミドリシジミが降りました。
幸先いいスタートです。食樹と一緒に撮れると嬉しいです。
他にも少しばかり下草に降りたのを確認し、あとは翅が開くのを待つことに。この時間がけっこう長く、辛抱との戦いです。
しばらく待っているとまずはクズの葉上にいたメスが翅を開き始めました。待ちに待った瞬間です。
ちょうどいい半開のタイミングでシャッターを押しました。
そのままゆっくりと大きく全開してくれました。
曇り空だったおかげでしっとりと美しい色合いに撮ることができました。
赤い色がだいぶ薄いのでなんともいえないですが、わずかにAB型でしょうか?B型なのは確実です。
あとはオスが翅ひらくだけですが、この間のまあ長いこと。ちょっと周りを探して戻ってきても状況は変わらず。時間だけが過ぎていってタイムオーバーがどんどん近づいてきます。
すこし明るくなっていよいよかなってときに風が吹いて気温が下がる、やっと風がやんでいよいよかなってときに雲が厚くなって暗くなる…そんな繰り返しの時間に耐えてひたすら待ってると…
ついに開きました〜!
うわぁ〜美しい…みどり色に輝く翅に思わず喜びの声が出てしまいます。
待ちつづけたかいがありました。
翅を開いたままでゆっくりと歩いていきます。
メタリックな質感が残せて嬉しい1枚となりました。
隣の葉に移ってもずっと翅を開いたまま。どうやら何かを吸ってるようです。
今度は青く輝く色に撮れました。
撮る角度が違うと、色がどんどん変化していくのが構造色の面白さです。短い時間でしたがゼフィルスの輝きをおもいきり楽しむことができました。
帰りは国道で渋滞に巻き込まれ、仕事に間に合うか心配だったけどぎりぎりセーフ。昼からの仕事はゼフィルスの余韻のもとにあったのは言うまでもありません。とくに大きなトラブル等の問題もなく、いたって穏やかな日となりました。
ゼフィルスの輝き、ほんといいですね!
次はどのゼフィルスに会いにいこうかな。
5/28/2016 大阪府にて