蝶にあそぶのまつみです。今年より新しくなった「蝶にあそぶろぐ」ですが、ギフチョウの掲載とともに多くの方にアクセスしていただけるようになり感謝しています。また日頃よりリンクしていただいている方々にもお礼申し上げます。リンクの際、お手数ですがブログのタイトルを「蝶にあそぶろぐ」としていただけると大変ありがたいです。
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さてこの週末、日曜の天気が悪そうだったので、晴れた土曜に大和葛城山へ出かけました。この日は休日出勤だったのですが、可能な限り遅めに出社することにして昼までギフチョウあそびです。駐車場やロープウェイ料金を考えると少しもったいない話ですが少しでもギフチョウに会うためには仕方ありません。なんせ家から一番近いギフチョウですから。
どこかで見覚えのある方たちと一緒に9:10発(始発)のロープウェイに乗りこみます。気持ちいい景色を見ながら数分間で一気に葛城山上駅へ。朝の山頂付近は気温が低いかもと思い上着を着込んでいたのですが、全く必要ないという暖かさ。むしろ歩くと暑いくらい。すぐにリュックにしまうことになりました。
山上駅から山頂へ向かう散歩道。時間があったら下からここまで上ってみたいと思いつつ、なかなか実現できてません。
この時点で飛んでるギフチョウがいくつも見えました。
林道に入るまでもなかったです。
カタクリの自生地へ向かうべく尾根道を歩きます。
ギフチョウがどんどん飛んできますが、まったく止まらず通過していくばかりです。
気温が高すぎて、すでに活性が上がっているもよう。急いでカタクリの自生地へ向かいました。
オスは全体的に色あせた姿が目立ったので、新鮮な姿を選んで撮影しました。
ここ大和葛城山ではギフチョウが御所市の天然記念物に指定されているためか、何名かの保護監視員に出会いました。また今まで見たことのない場所で早くから監視をされてたのには驚きました。(せっかくなので所属とお名前を伺っておいたらよかったです。)
この場所へギフチョウ最盛期に行ったのは久しぶりでしたが、今の現状を知ることができたと同時にいつまでもギフチョウが居てほしいと願うのでありました。
この日は昼すぎには下山しなければならないため、時間に迫られ無駄に焦ってしまうことしばしば。いいチャンスはほとんど巡ってこずでしたが、あと5分、あと5分だけと言い聞かせ、ぎりぎりまで粘っていくつか撮影することができました。
逆光がすごく美しかったので、そのまま撮影してみました。
違う場所ではメスがちょんちょんと葉を脚で触りながら飛んでいたので見ていると、小さな葉に止まって卵を産み始めました。
葉の奥だったので産卵中の卵を見ることはできませんでしたが、飛び立ったあとで葉を見てみると10個の卵がかたまって産んでありました。真珠のような美しい卵でした。
あ~もう時間がないので急いで戻ります!
ロープウェイが来るまでのちょっとの間、展望台から広がる景色を堪能。
大和の平野を眺めつつ、昼過ぎのロープウェイで下山し職場までダッシュ。
けっこうぎりぎりの到着となりました。
短い時間でしたが、なんとか奈良ギフを撮影できました。ぼろぼろの姿もちらほら居たことから、季節の進みが早いのはこの山でも同じでした。
またこの日はすごく気温が上がって夏日になったところもあったよう。ギフチョウ的には気温が穏やかになってくるおそらく午後2〜4時あたりが撮影しやすい時間帯かと思ったのですが、あいにくその頃は仕事真っ最中というわけで…
ギフチョウがまだまだ飛んでるのに帰らなければならないって~あれはなかなかのツラさでした。
ちなみに次の週末4/23(土)は「大和葛城山のカタクリとギフチョウ」観察会&講演会が予定されてますので、ここに連絡しておきますね。
いつまでもギフチョウの舞う山であってほしいものです。