週末の日曜は越冬明けの蝶を撮影したくて雑木林へ出かけることにしました。
大和川の斜面でモンキチョウを追いかけるのも楽しいですが、冬を乗り越えた蝶を撮影するのも今しかできない蝶あそびかなっと。
昼すぎから天気が曇りだすということだったので、蝶がいなくなったら買いものに行こうという流れです。
まず散歩道にいたのはアカタテハです。びっくりするほど新鮮な姿で、越冬したのかどうかわからないほどでした。近づくとちょっと飛んですぐに止まるという「おまえはハンミョウか!」みたいな動きをしてました。
何度も近づいてると慣れてきたのかおとなしくなってきたので、雑木林の散歩道を入れて撮影してみました。
が、写真のすみにレンズの影が…広角あるあるです。
ちゃんと周囲にも気を配らないとね。
失敗はともかく、早春の雑木林っぽい雰囲気にはなったかな。
こんな感じでギフチョウを狙いたいものです。前にもたしか書きましたが、早春の蝶あそびはギフチョウの準備運動をかねてるので、タテハチョウの大きさがギフチョウの練習にはちょうどいいです。
っと、今度はルリタテハが飛んできましたが、かなり敏感なヤツですぐに高く飛んでしまいました。たまーに降りてくるのですが、ぐっと近づこうとすると気づかれて飛んでしまうの繰り返しで、そのうちどこかへいっちゃいました。撮りたかった焦りが出てしまったかもしれません。ギフチョウの撮影では要注意です。
残念ながらヒオドシチョウには出会えませんでした。まだ寝てるんでしょうかね。晴れた日に丘っぽいところに登ってみるのが良さそうです。
枯葉を踏む音が気持ちいいな〜とうろうろしてると、お次はなんとムラサキシジミに出会えました。枯葉の上に止まってはすぐに翅を広げるので、美しいブルーが楽しめました。
越冬明けでこれほど美しいオスはそうそういないのではないでしょうか。
思いがけずいい出会いができました。
他に出会えた蝶はテングチョウとキタテハ。撮りたいと思うような雰囲気がなくて撮影はしませんでした。キチョウはひたすら飛んでたせいで撮影できませんでした。
こんなに暖かかったらもしかしたらコツバメに、なんて思いましたが出会えずでした。もふもふなビロードツリアブも見なかったので、スプリングエフェメラルはまだのようでした。まあそんなのが居たらそっちに気がいっちゃいそう…今はまだ越冬明けの蝶を撮影していたい気分なのでちょうど良かったです。次こそはルリタテハとヒオドシチョウをゲットしてやりましょう。
ってことで蝶あそびを終え、昼すぎから橿原アルル(イオン)まで買いものに出かけるのでありました。結局まともなものは何一つ買わずに帰りましたが…
3/6/2016 飛鳥地方(奈良県)にて