蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

5/22/2016・東播磨の湿地に早くもヒメヒカゲが舞っていました

週末のたびに信州へ出かけてたので疲れがでてきたまつみです。

こないだの週末もオレンジに会いに行きたかったのですが、もう疲れがひどくて出かける気になれませんでした。金曜の晩にあった歓迎会で帰りが遅くなったのも一因かもしれません。

そんななか南アルプスでしっかりとオレンジを撮影されてる方もいて、これには力の差を見せつけられました。(おめでとうございます!)

 

こちらはオレンジほどの輝きは全くありませんが、ブラウンがすごく美しいヒメヒカゲに会いに行ってきました。その前にちょこちょこっとあちこち寄り道したのですが、ちっとも成果がなかったどころか、*****ということがあって、こればかりは絶不調に追い打ちをかけられた感じでした。

 

すっかり到着が遅くなってしまったけど、生息地の湿地をのぞくとピョンピョンと跳ねるように舞うヒメヒカゲの姿がありました。

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今年も可愛い姿に出会うことができました。

 

このヒメヒカゲの魅力は何といっても眼状紋。

大きさ・数・バランス、、どれをとっても全く同じものがみつからないほどのバリエーションにいつも驚かされます。

個体差にとどまらず、地域の差が激しいのも魅力的です。

 

さらにはヒメヒカゲという名前なのに、ちっとも「ヒカゲ」じゃないところにいるのもこの蝶の面白さのひとつです。

まあ名前は人が勝手につけたから蝶にしたら知らんこっちゃいないでしょうけどね。

 

さてさて、この日は出始めなのかオスの姿ばかりでした。

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見とれてしまうほどの美しい姿です。眼状紋の大きさにばらつきが少ないのはここ東播磨ではふつうのヒメヒカゲじゃないかなと思ってます。

 

飛んでもすぐに止まるので撮影は簡単。疲れた体にはちょうどいいお相手です。
ただ警戒心は割と高めなので、あまりがんがん近づくと飛ばれてしまいます。

 

今度は眼状紋の大きさに少し差があるタイプです。差が激しいのは愛知の三河とかでよく目にするような。オーバーかもしれませんが、・◯◯・くらい差があるのも見かけます。

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この姿、クモツキと翅の形がそっくりじゃないですか。
ハート形、ほんと可愛い姿です。

 

そういえば、東海方面といえば、静岡県ではヒメヒカゲが「指定希少野生動植物」に指定されたようです。兵庫県も生息地をしっかり維持していつまでもヒメヒカゲの舞う光景を残していってもらえたらと思うのでした。

 

いくつか追いかけてると、眼状紋の小さめな姿も見つかりました。去年訪れた信州っぽい姿です。

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昨年はこれといった写真が撮れなかったので、今年もゼフィルスついでに行こうかなって思いました。

 

そうそう、オレンジといえばこの近くで今シーズン初めてのゼフィルスに出会えました。

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アカシジミ。これもオレンジいえばオレンジですよね。
あ、ウラナミの方は見かけませんでした。

 

東播磨は信州までの距離と比べると、となりの県なので近い近い。
そんなに疲れを増やすことなく帰ってこれました。

 

5/22/2016 東播磨兵庫県)にて