蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

8/18/2019・ウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメが出てくる頃になりました

まだまだ残暑厳しいですが、お盆明けになるとウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメが旬を迎えます。今年もぼちぼち飛び出す頃かなと気になったので出かけることにしました。訳あってお盆を実家で過ごしていた長男次男も行くと言って張り切ってましたが、日ごろ遅くまであそんでいたようで早起きできず、実家においていきました。

 

まずは京都の山城地方へ。着くとさっそく出会えました。

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ウラナミジャノメです。草むらに4つの大きな眼状紋が目立ちます。
台風の影響をうけたのか、わずかに模様がかすれた感じでした。

 

お次はヒメウラナミジャノメ。
いろいろな眼状紋をしてるので、個体差を楽しむのにはもってこいでしょう。

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今回は前翅の大きな眼の下に、小さな眼のついた姿に会えました。そんなに珍しくはないですが、出会えると得した気分になります。

 

京都ではどちらも数が少なかったので、これからもっともっと出てくると思います。

 

まだまだ時間があったので、帰りに生駒山のふもとへ寄りましたが、ここでもウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメに会うことができました。

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この場所のウラナミジャノメは眼の小さなものが多いような。6月中ごろの1化も観察したいのですが、ゼフィルスの時期と重なっているので、なかなか機会がなく。

 

笹やぶに少し黒っぽいヒメウラナミジャノメを見つけました。

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いい雰囲気で撮れました。

 

いびつな眼状紋も見かけます。

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やっぱりヒメウラナミジャノメの方が面白いですね。

 

このウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメですが、少し遠くからぼんやりみた方が裏波の雰囲気がより出てくるような気がします。

 

暑いなか、蚊にやられながらの撮影でした。

 

8/18/2019・京都、大阪にて

8/11/2019・お盆は旬のスミナガシをみてきました

残暑お見舞い申し上げます。

今年のお盆ですが、近場で会える夏の旬はスミナガシということで雑木林へ出かけました。着くなりさっそく樹液に来ているのを発見です。アブやスズメバチが多く、気をつけながら撮影しました。

 

深緑色というか深青色というか、、なんとも言えない涼しげな翅にうっとり。

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軽くストロボを当ててやると、美しさがいっそう際立ちます。

 

オオムラサキとは違って、翅をほとんど閉じることがないので、表翅を撮るのはすごく簡単です。逆に裏面を撮るのは難しいです。

 

ストロボを当てないと黒っぽい色になり、雑木林のなかで目立つことはありません。

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すぐに飛んでしまって、撮れたのは数カット。望遠レンズ以外でも撮りたかったな。でも出会えたので良しとしましょう。

 

この日、出会えたのは2つ。次男も連れていってたのですが、ちょっとは撮ることができて喜んでました。オオムラサキもたくさんいましたが、さすがに傷みきった翅ばかり。ほかにはゴマダラチョウアカタテハも来てたのを観察。

ミヤマクワガタコクワガタも見ることができたので帰りました。

 

8/11/2019・和泉山地にて

8/3~4/2019・「ひらけ~ゴマ!」~ 中国山地のゴマシジミを案内いただき楽しんできました

夏ってこんなに暑かったっけ?と思うほどの日が続いてます。

さて、8月になると気になるのはゴマシジミ。今年のお盆は蝶あそびで遠出することができないので、予定を前倒しして出かけました。

 

今回は、以前お会いしたMさんより嬉しいお誘いをいただき、中国地方のゴマシジミを案内してもらいました。この場所もゴマシジミはかなり減ってきたということで、たくさんの姿には出会えませんでしたが、初めての場所で撮影するのは新鮮で楽しかったです。

 

ひとしきり飛び回ったあと、葉に止まりました。あとは翅を開けてくれるのを待ちます。

「ひらけ~ゴマ!」「ひらけ~ゴマ!!」

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やっと願いが届いたのか、閉じた翅がゆるんでブルーが見えました。

 

大きく翅を開いたのは、太陽が雲に隠れたときでした。

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これぞゴマシジミという表の翅が目の前に広がりました。このシーンが見られただけで来て良かったです。

 

花に来て吸蜜したあと、また少し開翅しました。

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吸蜜後に開翅するのっていろんな蝶で目にすることができるような。嬉しい絵が撮れました。

 

やっぱりゴマシジミ中国山地の姿が一番かっこいいですね。

 

初日にツマグロキチョウがいる場所を知ったので、翌朝一番に狙いに行きました。

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朝日を逆光に美しい姿が撮れました。ツマグロキチョウは秋の姿が定番ですが、夏の姿もなかなか良かったです。

 

たまたまヒョウモンにも出会えました。

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クモガタヒョウモンは久しぶりだったので喜んで撮影しました。いつ夏眠するのでしょうかね…?

 

今回はゴマシジミの撮影がメインでしたが、夕食や温泉も楽しめました。野菜売り場ではご当地のトマトやきゅうり、かぼちゃがいいお土産にできました。

 

早朝から楽しみたかったので行きは高速道路をめいっぱい使った分、帰りは早めに切り上げ、のんびりと下道で帰りました。

Mさん、どうもありがとうございました。また一緒に蝶あそびしましょう。

 

8/3~4/2019・中国山地にて

7/21/2019・雑木林のオオムラサキ 〜 輝くブルーの翅を見ることができました

この週末ですが、土曜は仕事。日曜も昼から実家に行く用事があったので、朝のうちだけ雑木林へ出かけてきました。長男次男が夏休みに入ったこともあり、連れていって一緒にクワガタを探しましたが、大きなのは見つからず残念でした。もしかしたら到着した時間が遅すぎたのかもしれません。

 

草むらにはジャノメチョウがたくさん。

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ずっと飛んでいて、なかなかゆっくり撮影させてくれない曲者です。

 

雑木林といえばオオムラサキを期待したいですね。1つだけ樹液に飛んできたのを長男が見つけました。

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カナブンやスズメバチを追い払おうとするときだけ翅を大きく広げるので、そのタイミングに合わせてシャッターを押します。そういう意味で、ちょっかいを出してくれるカナブンたちはものすごく重要な存在です。

 

開翅してもすぐに閉じてしまうので、撮影は忍耐が必要です。

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たまたまタイミングが合い、大きく輝いたブルーを撮影することができました。翅はだいぶ傷んでましたが、見ごたえある風格でした。

 

下草には葉裏で止まるキチョウ。今日は暑いですね。

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羽化したばかりなのか、すごく新鮮な姿でした。

 

この日はアオカナブンとアオイロカナブン(濃いみどり色したカナブン)をつかまえることができて良かったです。11時になったので家に帰って急いで昼ごはん、投票に行ったのち実家へ向かいました。

 

7/21/2019・和泉山地にて

7/15/2019・キリシマミドリシジミに会いに渓谷へ行ってきました

3連休の最終日、今年もキリシマミドリシジミの姿が見たくなって鈴鹿山地の渓谷へ出かけてきました。

 

道沿いに生えているアカガシの樹を長竿で叩くと飛び出しますが、いつも手の届かないところへ飛んでしまいます。しかし一度だけ黒っぽい姿が岩場に降りました。

 

ダッシュで駆け寄り探していると、なんとメスが翅を広げていました。

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降りてくるとは思ってなくてびっくり。

 

角度が良くなかったので少し撮影してから回り込もうとしたところ、急に飛び立ちそれっきりとなりました。

証拠写真なんか撮ってないで、はじめから狙いにいけば良かったとショック。もしかしたら数秒でもシャッターチャンスがあったんじゃないかと思うと残念でした。しかし降りてくることがわかったので今後の希望になりました。

 

気を紛らわせようと、ヒョウモンが吸蜜しているのを撮影。

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たぶんオオウラギンスジヒョウモンのメスだと思います。

 

細かく動きながら吸蜜するので、いい角度で撮るのにひと苦労。

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ちょっと暗くなってしまいましたが翅の裏面も撮れました。

 

やる気が取り戻せたので、林道を歩きながら新たな出会いを探します。すると、叩いた枝からメスが飛び出し葉に止まったのが見えました。

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少し遠かったですが、アカガシの雰囲気がすごく良かったので気合いを入れて撮影しました。なかなかのお気に入りになりました。やっぱり鮮度がいいとモチベーションが上がります。

撮影後に軽く飛ばしてみましたが、近づいてくることはなく暗がり奥へと逃げ込んでしまいました。

 

渓流の岩場に降りている姿がないか探してみましたが、まあそんな簡単に見つかるはずはないですね。

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岩と同化したカエルが見つかりました。

 

見上げるとヒグラシ。腹部が透けているのでオスですね。

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そういえば渓谷に鳴き声はありませんでした。

 

今回のキリシマですが、一応はメスの姿を撮れました。オスも居たのですが小さな姿を見られただけでした。いつになったら完全燃焼できるのでしょうか。また来シーズンもあきらめずに挑戦したいと思います。

 

7/15/2019・鈴鹿山地にて