蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

7/21,22/2018・暑すぎた週末、キリシマミドリシジミは林床でたくさん出会えました

この時期といえば恒例のキリシマミドリシジミに会いに鈴鹿山地へ出かけてきました。

 

成果ですがまあそんなに例年と変わらず…

何度か近いところまで飛んではくるものの、いいところに止まって翅を広げるところは撮影できませんでした。でもたくさんの飛翔する姿を久しぶりに見ることができたのは良かったです。

土曜はいつものメンバーや思いがけずの方々など、大勢の方とお会いできたので苦行も和らぎました。みなさん暑いなかどうもお疲れ様でした。

 

初日に一度だけ地面近くまで降りてきたのを見たので、きっとこの暑さだと林床にいるに違いないと2日目は探す場所を変えてみると予想は的中!

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けっこうな数が地面に止まっていました。

 

谷っぽいところを歩くとあちこちから飛び出し、憎いほどの翅表の輝きを見せたあとすぐ近くに止まります。

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しかし翅を広げることは全くありません。

 

翅の裏は飽きるほどに見ることができました。

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地面よりも葉に止まる方がまだ絵になったかな。

 

オスは時期的に少し遅いような印象でした。

 

少し黒っぽい姿が飛んだので追いかけると今度はメスでした。

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裏面は圧倒的にメスの方がいいですね。鮮度もよく救われました。

 

足元からヤマカガシが現れたときはちょっとびっくり。

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撮影をしていると、岩の隙間に潜っていきました。

 

この週末はたくさんのキリシマミドリに出会えましたが期待したシーンは撮れず。去年は雨でやられ今年は猛暑でやられ、いつになったら満足いく姿が撮れるのでしょうか。

まだまだ修行は続きそうです。

 

7/21,22/2018・鈴鹿山地にて

7/15,16/2018・朝から夕方まで乗鞍高原ではたくさんの蝶たちに出会えました

2日間の乗鞍高原、1日目は朝から夕方まで、2日目は午前中だけでしたが、多くの蝶に出会えました。

 

1日目、まずは早朝のジョウザンミドリシジミから始めました。

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日ざしが強く、止まっても翅をあまり広げてくれません。ご一緒した蝶友さんと協力し、少し日陰をつくってやると、みるみる全開に。

 

それからアイノミドリを撮影。活動が終わったので、草原に移動しコヒョウモンモドキを追いかけました。

 

クガイソウの葉に産卵している姿をみんなで撮影しました。

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葉の裏には卵がびっしりと産みつけられてありました。

 

葉の上に止まって休憩するようなしぐさも。

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クガイソウの花と撮ることができました。日が陰ってくれたので、やさしい絵になりました。

 

クガイソウの花にはコヒョウモンも来ていました。

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3頭ほど見かけました。

 

オオミスジも多かったですが、いいシーンは撮れず。なかなかおいしい時間帯を割くことができず、しっかりと撮れたためしがありません。機会をつくって涼しい時間に撮影しないといけないですね。

 

夕方はエゾミドリシジミを。

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暑すぎてなかなか撮影できませんでしたが、日もだいぶと傾いてきた頃になって、ようやく美しい姿を見ることができました。

 

まだまだ時間があるので、さいごに乗鞍のヒメシジミを。

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裏面が白いメスに出会えました。証拠として翅の表も同時に残しておきたかったのですが、どうやっても撮れず。仕方なく翅をすり合わせたところを撮っておきました。メスの裏面はもっと茶色っぽいのが一般的ですが、こんなのも居てるんですね…ヒメシジミはほんと奥深い蝶です。

 

2日目は朝早くからアイノミドリが飛んでくるまで他の蝶を。

 

キバネセセリがたくさん吸蜜にやってきてました。

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一見地味ですが、新鮮な姿は美しいです。

 

アサギマダラも吸蜜に。

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涼しげな姿に癒されました。いい蝶ですね。

 

2日間の乗鞍、ほんとにたくさんの蝶にあそべていい連休になりました。アイノミドリを撮影したあと、蝶友さんと別れて大阪に戻りました。

今回の乗鞍では多くの方にお世話になりました。どうもありがとうございました。

 

7/15,16/2018・長野県にて

7/15,16/2018・信州のアイノミドリシジミは美しい輝きを見せてくれました

7月の3連休は信州の乗鞍へ行ってきました。仕事疲れもあって前日の夜から出発できず、1日目は移動日とし、残りの2日であそびました。今回はアイノミドリシジミがお目当てだったのですが、嬉しいくらいに多くの姿に出会え、ご一緒した蝶友さんと感動を共有することができました。

 

時期もまずまずよく、新鮮な個体を選んで撮影しました。

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なかなかこちらを向いてくれず、いい色がでませんが、これはこれでアイノらしい輝きではないでしょうか。

 

活動ももうすぐ終わりという頃になって、ついにチャンスが訪れました。

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美しい姿を撮影でき、蝶友さんと成果を喜びました。

 

2日目も同じ場所で挑戦。この日は朝かなり早いうちから飛んできて、いきなり目の前の葉に止まりました。

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ずっと見たいと思っていた憧れの輝きを撮ることができました。

 

この日はとくに色合いがアイノらしくて最高の日でした。

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1日ずれただけで成果がこうも違うことに改めて驚きました。

 

この場所で見つけたオオトラフハナムグリ(オオトラフコガネ)。

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こんな嬉しい虫に思いがけず会えるなんて、信州はほんといいところです。ご一緒した蝶友さんと楽しみました。

 

今回は目標としていたアイノの輝きを撮ることができ、満足のいく連休となりました。しばらくの間は行かなくてもいいかなと思いつつ、また出かけてしまう気もしています。

2日間、それぞれご一緒した蝶友さんのおかげでいい時間が過ごせました。どうもありがとうございました。

 

お次は乗鞍で出会ったいろいろな蝶たちをまとめて掲載したいと思います。

 

7/15,16/2018・長野県にて

7/1/2018・草原のヒメシジミとウラギンヒョウモンはついつい撮影したくなる存在です

ウスイロヒョウモンモドキの舞う草原では、ヒメシジミやウラギンヒョウモンにたくさん出会えました。すごく美しい姿だったので合間をぬってついつい撮影してしまいました。せっかくなのでさいごに掲載したいと思います。

 

前週にもたくさん撮ったヒメシジミですが、行くたびにカメラを向けてしまいます。

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ブルーが鮮やか。まさに草原のアクセサリーです。

 

この日は花にも多く来ていました。

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オカトラノオの小さな花にヒメシジミ、いい組み合わせで撮れました。

 

ちょこちょこと動きながら吸蜜するので、アングルに飽きません。

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時期的にもう少ししたらこの花にオオウラギンスジヒョウモンがやってきたりしますね。

 

草原に咲くアザミにはウラギンヒョウモン。オレンジ色が鮮やかなオスです。

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もはや定番のシーンですが、いつ見てもいい光景です。

 

今度はメスにも出会えました。

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ゆっくりと吸蜜していたので、真上から狙ってみました。メスはすこし暗い色合いをしています。すごく新鮮な姿を撮ることができました。

 

この日はハヤシミドリシジミとウスイロヒョウモンモドキがメインでしたが、ヒメシジミとウラギンヒョウモンもしっかり撮れ、楽しい1日となりました。天気や状況によって見せる姿は毎回違うので、撮影はほんと飽きることがありませんね。

 

7/1/2018・岡山県にて

 

追記

実は翌週も行こうとしていたのですが、例の豪雨。高速道路がほとんど通行止めとあり、さすがに行くのを諦めざるを得ませんでした。

7/1/2018・久しぶりに草原のウスイロヒョウモンモドキにあそびました

カシワ林のゼフィルスを楽しんだあとは、久しぶりにウスイロヒョウモンモドキのいる草原に向かいました。

 

このウスイロヒョウモンモドキは2016年3月に種の保存法に基づいて、国内希少野生動植物種に追加指定されました。いかにも珍しい蝶のような聞こえですが、散歩道を歩くとわりと簡単に出会えます。この場所は草原への立ち入りが禁止されていますが、撮影するのに心配はいりません。

 

この日もいくつかの個体に出会えました。

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緑の草原に小さな茶色の姿が鮮やかに映ります。

 

色合いも個体によって少しづつ異なります。

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これはやや黒っぽい感じがします。

 

花に来ているところを見かけました。

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なんて花でしたっけ?教えてもらったのですが、忘れてしまいました。

 

ほんとに長いこと吸蜜していました。

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おかげでゆっくり撮影できました。

 

この蝶、実は花よりも汗にすごく反応するんです。適度な距離をとらないと、すぐにこちらへ飛んできて汗まみれの服にくっついてしまいます。そんなわけで撮影はちょっとばかり苦戦しました。まあ、蝶と触れ合っているような気がして楽しいんですけどね。

 

少し大きめなメスにも出会えました。

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オレンジっぽい姿が美しかったです。

 

時間的になのか分かりませんが、しだいにメスの姿を多くみるように。

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すごく新鮮で、見入ってしまいました。

 

この場所では、久しぶりの方々にお会いでき、お世話になりました。楽しい時間、どうもありがとうございました。

 

7/1/2018・岡山県にて

 

(翌週にあるとうかがっていた観察会にも行きたかったのですが、例の豪雨の件もあり、出かけられずでした。)