蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

11/13/2016・まだまだ元気な秋の蝶 〜 気温がぐんぐん上昇してたくさんの蝶が楽しめました

この日は晴れて気温がぐんぐん上昇。昼間なんて暑いくらいの1日になりました。そろそろ越冬蝶の季節になってきたと思ってましたが、思いがけず元気な蝶の姿を楽しむことができました。

 

セイタカアワダチソウの花にヒメアカタテハ

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元気に飛んでは吸蜜にきていました。近くにキタテハも来てたのですが、こちらは活発すぎて撮れませんでした。

 

植え込みには輝く宝石、ムラサキシジミ。メスですね。

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青い翅が美しく、よく目立ってました。

 

おっと、こちらはウラギンシジミ

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メスにはこの時期が一番よく出会えるように思います。翅もよく広げてくれるので表の撮影もしやすいです。

 

日陰に隠れてるムラサキツバメも発見。

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越冬というより、ただ止まってるだけのようでした。

 

今日は越冬集団でもさがそうと思ったものの、あまりの天気の良さに集団なんて見つかるはずもなく。まだまだみんな活動してるようでした。

 

11/13/2016 大阪府堺市にて

11/6/2016・秋のルーミスシジミを目指して渓谷あるき 〜 出会いはあったものの目の前には降りてくれませんでした

ルーミスシジミの開翅を狙って紀伊半島の渓谷へ行ってきました。土曜にご一緒しませんかと仲間よりお誘いを頂いたのですが、残念なことに仕事があって泣く泣くお断り。先発隊より情報をもらったので翌日に出かけました。

 

ルーミスシジミ、今年は夏にしっかり撮れてコツがだいぶとつかめてきたところ。夏はとにかく暑さを避けた暗がりが出会いの場でしたが、晩秋は日だまりが出会いの場となります。

 

渓谷の道には尖った石が多く、車で走って事故ると嫌だったので、ゆっくりと歩いて進むことにしました。その方が渓谷のためにもいいし、また運動にもなりますしね。

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この日は晴れ間が多くて気持ちいいのですが、風があって樹々が揺らいでいるのが心配。

日の当たった樹上を眺めながら歩いてると、白っぽい小さな姿がちらちら。ルーミスに間違いありません。あとは林道に降りてくるのを待つだけですが、さっぱり成果がありません。やっぱり風のせいでしょうか…

 

しばらくすると、ついに〜!

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…と思ったら、ムラサキシジミでした。それも、よりによって狙っていたシダの葉っぱで翅を開くなんて。これがルーミスだったらめっちゃ興奮したのに〜。

 

結局、お目当てのルーミスは林道に降りてくることなく、日が流れて谷は暗くなってしまいました。日の動きってけっこう早いんですね。このときばかりはすごく実感しました。

 

秋のルーミス、短い時間にいい条件がそろわないと狙った出会いが難しいということがよく分かりました。ま、けっこういいところまでは来て、開翅の証拠写真も撮れはしたのですが、掲載するには恥ずかしすぎるレベル。またいい絵が撮れたときにご覧いただきたいなと思います。

 

すっかり暗くなった帰りの林道。きれいな花が咲いてるのに気づきました。

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林道にリンドウ、ってね。ルーミスが撮れなかったので慰めの花になりました。

 

足元からはカエルがぴょこん。踏まなくて良かった〜

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カエルだけにもう帰ります。つまんなくてごめんなさい…

 

帰りは海岸まで抜け、海沿いを走りながら蝶さがし。ちょっと期待したサツマシジミには出会えませんでした。今年はすごく少ないもよう。去年はあれほどいたのに…

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かわりにヤクシマルリシジミは多かったです。風が強すぎてゆっくり撮影できませんでしたが。

 

帰りは下道で戻ったので家にはかなり遅くの帰宅となってしまいました。ルーミスはまた来年以降の楽しみにとっておくことにしましょう。

 

11/6/2016 紀伊半島にて

10/16/2016・ヤクシマルリシジミの産卵 ~ ウバメガシの若い芽をじっくり選んで卵を産みつけていました

土曜はすごくいい天気だったのにフルで仕事。思いのほか疲れてしまい、日曜も全く早起きできず。朝から天気が良さそうなのにもったいないことしたなぁと思いながら、先週に引きつづきヤクルリの撮影に出かけることにしました。前の週に見ることができなかったメスの産卵シーンが今回のお目当てです。

 

この日は車で。到着はまたもやお昼です。

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先週はおとなしかったメスが元気に活動していました。オスは相変わらず活発でしたが、だいぶと翅が傷んできてました。

 

今日は産卵シーンに専念すべく、ウバメガシの辺りをうろうろ。ちょこちょことメスが飛んでいるので期待できそうです。

 

天気予報では曇りだったので、撮れればいい感じになるだろうと思っていたのですが、意外と強い日ざしで暑いくらい。天気予報、全然当てになりませんね~。飛んでるメスを見つづけては産卵のチャンスを待ちました。

 

しばらくするとメスがウバメガシの葉に止まりました。

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新芽に移動してごそごそ。お腹を曲げたりとあやしい動き。

 

これは間違いなく産卵するでしょう〜

 

って見てるも細かく動くだけでちっとも産卵を始めません。微妙な位置を気にしているのか、産みつける場所をすごくじっくりと見定めているようでした。

 

かなりの時間をかけてようやく産卵を初めました。

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新芽の付け根に産卵したあと、飛んでいきました。

 

飛び立った後をみると小さな卵が1つ。うすい水色をしていました。

 

無事に産卵も撮れたので、残りの時間はゆっくりとメスの撮影を続けることに。

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何かあるんでしょうね。ストローを伸ばしていました。

 

葉先でゆっくりと翅を広げていたり。

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食樹との開翅ショットになりました。

 

今日はウバメガシの前で待ちながらの撮影スタイル。日ざしがちょっと暑かったけどいろいろなシーンを楽しめて良かったです。

 

今回産卵を観察してみて思ったのは、メスが葉に止まってから産卵に至るまでの時間がすごく長いこと。あんなに時間をかけるとは思ってもみませんでした。ちょっと考えてみましたが、ウバメガシは葉が硬くなってしまうため、幼虫が柔らかい葉を食べつづけられるよう、慎重に芽を選んでいるのでないかと…

孵化した我が子のためを想う母の一面を見たような気がするのでした。

 

10/16/2016 泉南地方(大阪府)にて

10/10/2016・泉南のヤクシマルリシジミ 〜 オスメスともに今が旬のよう、たくさんの姿を楽しめました

シルビアシジミを楽しんだ翌日はヤクシマルリシジミに会いに出かけることにしました。家からそんなに遠くないだろうと原付きで行ったのですが、片道に2時間くらいかかってしまい、同じ大阪でも南まではけっこう遠いなぁと実感するのでした。

 

到着するとさっそくオスが乱舞してました。昼頃になるとヤクシマルリシジミのオスはゼフィルスのようにテリを張り、長い卍飛翔も時々みられます。小さな姿で活発に飛びまわる姿は見ていて楽しいですが、ちっとも撮影できないので困ります。

 

一方、メスはおとなしく止まっています。羽化して間もないのでしょう。

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白い翅と特徴ある黒い斑紋とのコントラストが鮮やかです。

 

しばらくすると翅を広げ始めましたが、全開になる雰囲気がありません。

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表の模様が見えるところまではなんとか。

 

ちょこっと飛んで翅を広げましたが、やはり全開には遠く。

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でもヤクルリのメスってのがわかったので良しとしましょう。

 

今回はメスの産卵を期待したのですが、まだ羽化が始まったばかりなのか、産卵しようとするものが見つからず。来週くらいが良さそうに思いました。

 

オスは先に羽化してきてるのか、活発なものばかり。

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テリ張りしてるものが降りてきたときをすかさず。鮮やかなヤクルリブルーを楽しむことができました。

 

目の前に居たのを気づかずに近づきすぎて飛ばれてしまうという大失敗をやらかしたものの、あきらめずに待ちつづけるとチャンス到来!

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今年も美しい姿に出会えました。

 

本日のおまけですが、ヤクルリついでに出会えたクロマダラソテツシジミ。ウラナミシジミかと思ったらこちらでした。

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大阪にやってきてるとは聞いてましたが、こんなとこでも出会えました。まぁ和歌山からも近いので居ててもおかしくないですね。

 

ここではいつもお世話になっている方とばったり。夕方には用事があったため、ちょっとだけ話してお先に失礼しました。またゆっくりとご一緒しましょう。どうもありがとうございました。ブログにアップされた美しいお写真、うっとりさせてもらいましたよ〜。

 

10/10/2016 泉南地方(大阪府)にて

10/9/2016・ふる里の秋シジミ 〜 稲刈り前にシルビアシジミに会ってきました

朝のうちは雨が残っていたけど、天気予報では昼から晴れるということだったので久しぶりにドライブをかねて遠出をしてきました。といってもお隣の兵庫県なんですけどね。

 

大阪市内の国道25号からそのまま43号へ、そして2号線に合流し明石方面からはバイパスを走るドライブ。朝ゆっくりめに出発して到着は昼すぎとなりました。

風が強かったけどさっそくお目当てのシルビアシジミを探します。

 

葉に止まって翅を広げる姿、一瞬サツマシジミじゃないかと焦りましたがごくごく普通のルリシジミでした。

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単なるルリシジミでしたが、ものすごくきれいなメスだったので興奮しました。曇り空に低い気温、おとなしかったので撮影はしやすかったですが、あともう少しで全開までいったんじゃないかというところで強風に葉が大きく揺れてしまい、飛んでいってしまいました。

 

風の影響が少ない土手の斜面を探していると、ようやくシルビアシジミを発見。

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翅をすりすりしてました。新鮮なオスです。

 

雲が切れ、光が当たると向きを変えて翅を全開しました。

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シルビアの美しいブルーです。ヤマトシジミにすごく似ていますが、色合いが大きく異なります。

 

草むらにうもれるように咲くミヤコグサの花にもシルビアシジミを見つけました。

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ちょっとかっこいい斑紋をもつメスでした。見つけたときはまだ吸蜜していたのですが、写真に撮る直前で止めてしまったのがすごく残念。びっくりさせちゃったかな…

 

辺りではちょうど稲刈りの真っ最中、刈られる前にあぜ道をシルビア探し。

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ふる里の秋景色です。

 

稲穂を見て歩いていると風を避けるように止まるシルビアを見つけました。

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これも特徴ある斑紋がありました。この場所では多いのでしょうか。稲穂とシルビア、久しぶりに撮ることができて良かったです。

 

この日は風があって撮影できるか心配でしたが、あちこちでいろいろなシーンを見ることができて癒されました。

 

10/9/2016 東播磨地方(兵庫県)にて

 

すっかり遅くなってしまったので、帰りは思いがけず神戸の夜景が楽しめるほど。ちなみに夜景といえばポートアイランドへ向かう2号バイパスからモザイクやポートタワーを見るのがオススメです。(もちろん運転中なので撮影できません…)