蝶にあそぶろぐ

~春はギフチョウ・夏はゼフィルス・四季をたのしみ・蝶にあそぶ~ 蝶の写真を撮りながら蝶あそびをつづります。

5/5/2016・梓川のクロツバメシジミ 〜 河川敷にツメレンゲの新芽と小さな蝶が見つかりました

今年のまつみはクモマツマキチョウを頑張ろうと決めてるので、時間があれば信州に出かけてます。なのでクモツキが掲載できなければ、行けなかった or 撮れなかったということになります。こういう時はいっそのこと更新しないって手もありますが、出かけた記録がないと行ってないのと同じになっちゃいますので、何でもいいから更新しておきたいと思ってます。行ったけど会えなかったというのもそれはそれで結果ですしね。蝶あそびにリスクはつきものです。

 

今回の日記もタイトルがクロツバメシジミ〜という時点でもうクモツキに失敗したという内容です。しかも天気にやられて何ともしようがなかったというひどい結果です。

 

天気予報では晴れのはず…長野県の天気予報が晴れになって浮かれていてもクモツキのいる山が晴れているとは限りません。この日はなぜかクモツキ山の上にだけ大きな雲がどんと居座っており、風は強いし気温も低く、しかも雨やひょうまで降る始末…明らかにクモツキ日和ではないと判断したので、早々に山を降りることにしました。

 

で、行くところもなく山の麓まで一気に下山。ここまで降りるとさっきまでの天気は嘘のように晴れてます。ここでは天気予報のとおりです。遠くにウスバシロチョウが飛んでると思って近づけば撮影するのも哀れなくらいぼろぼろ姿のヒメギフでした。この辺りにも居てるんですね。

さあどこに行けばいいかと考えたあげく、出てきたのが白馬のヒメシロではなく梓川のクロツでした。

 

梓川の河川敷に降りると、地面にはでてきたばかりのツメレンゲ

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かわいい新芽がぽつぽつ。多肉好きにはたまらない姿なんでしょうね。

 

芽を踏みつけないよう注意しながら歩いてると、ちらっと出てきて風に流される小さな蝶を発見!降りたところまで近づくと…

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やっぱりクロツバメシジミ〜!可愛い姿に久しぶりに会えました。

 

ここ梓川クロツバメシジミだけでなく、ミヤマシジミにも出会えます。ただこの時期はコマツナギの葉がようやく出てきた感じで、成虫には会えなかったです。 もう少しかな?

 

この日のクロツバメシジミですが、風が強く飛んでもすぐに茂みに潜り込もうとするのでまともには撮影できず。結局、こんな写真ばかりを撮って帰るのでした。でも居てくれて良かったです。居なかったらどうしようとなってたところでした。

この河川敷にはこれからの信州、何かにつけてこれからも寄り道することでしょう。今度はミヤマジジミにも会いたいしね。

 

さて翌日6、7日は仕事なので、8日はまたクモツキに挑戦です。今度こそ晴れを期待して…

 

5/5/2016 梓川河川敷(長野県)にて

5/4/2016・小道に出てきたコジャノメ 〜 風がすごく強かったですが、雑木林はたくさんの蝶で賑わっていました

まつみです。

この日は午前中だけ近場の枚岡公園に行ってました。コジャノメがちょうど見頃でたくさんの姿に会えました。いつもの小道を歩くと、草むらからぽっと現れ、ぴょんぴょんとはねるように飛んではすぐに止まります。いつものやさしい姿でした。

 

そんなコジャノメを追いかけるように小道を進んでいると、アオスジアゲハが花に来てたのを発見。先にそっちを優先しました。

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この日は風が強く、撮影には苦労しました。
この場所ではアオバセセリもよく見かけるのでちょっと待ってみたけど、現れなかったです。

 

コジャノメですが、ひだまりで止まってるところを撮りました。

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この場所、みかけよりもずっと風が強くかなり暗いところだったので、最初はぶれぶれの写真ばかりでしたが、おもいきって感度をぐっと上げてみるとシャッタースピードがあがってぶれずに撮れました。感度を上げてちょっと粗さが出たとしても、やっぱり撮れた方がいいですね。

コジャノメは地味な色合いですが、私にとってはお気に入りの蝶です。基本的にジャノメやヒカゲ系は丸っこい翅が可愛らしくてすごく好きです。

 

ほかにこの公園ではナガサキアゲハオナガアゲハが飛んでるのを見ましたが、まともには撮れませんでした。ツツジの花に来てくれたら良かったんですが、すーっと飛んでいくだけでした。成虫以外にもユキヤナギの葉にはホシミスジの蛹や幼虫がちらほら。昼過ぎまでいたら丘の上でスミナガシに会えそうでしたが、今日は昼までなのでおしまいです。

 

いろんな蝶に会えると近場でもすごく楽しめます。あと少し時期がたったらイシガケチョウやミスジチョウ、アカシジミなどのゼフィルスが舞うようになって、もっともっと楽しめる公園になるでしょう。その時は他のお目当てを追ってしまってるので、ちっとも行けないんですけどね。

 

5/4 枚岡公園(大阪府)にて

5/1/2016・白馬へ再び ~ 低地のギフチョウはメスの時期に入り産卵シーンが見られました

まつみです。

4/30の仕事を終えたあと、またまた白馬へ向けて車を走らせました。今回は久しぶりの友人と一緒です。

高速道路をひた走り白馬へは早朝に到着できたんですが、前の晩から降りつづく雨がやまずしょっぱなから大苦戦。青空と美しい山々の景色をみることもできず、ただただ雨がやむことを願いつつ、ご一緒した皆さんとギフチョウが現れるのを待つことになりました。

 

かなり待ったかな。風が強かったものの、雲が切れて待望の陽光が林床へ差し込むとギフチョウも待ってましたとばかりに樹上を舞うようになり、、そしてついに降りてきました。

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まずは定番、砂利道で日向ぼっこです。雨上がりなので地面がぬれてます。
一時はどうなるかと思ったけど、姿を見れてほっと一安心の瞬間でした。

 

あとはイエローバンドが現れるのを待つだけです。

今回はメスのバンド、しかも産卵狙いという高度な目標を掲げたんですが、やはり身分相応ではなかったですね。昼くらいまでいくつものギフチョウを追いかけては確認しましたが全てノーマルという結果でした。去年も会えなかったのでしばらく会えてません。

でもどっかにはちゃんと居たんですよね。撮影できた方々に拍手です。

 

ただバンドの産卵ではなかったですが、メスの産卵シーンを見ることは叶いました。

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小さい葉に止まったとたん腹部を曲げて産卵を始めました。
葉はミヤマアオイでしょうか。

 

一度産卵を始めてしまえば、よほど驚かさないがぎり長く続くので撮影は容易です。

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もっと葉の多いところがあったのですが、なぜこんな場所でと思うところでの産卵でした。いろいろ考えてのことなんでしょうね。

 

産卵を終えると軽く飛んでしばらくじっとしていました。

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次の世代に命をつなぐことができ、ほっとしているように感じました。すごく疲れたでしょう。

 

白馬でギフチョウの産卵シーンが撮れたのは今回が初めて。例年ならこの時期はまだ新鮮なオスの時期ですもんね。ほんと今年の春の進みはすごく早いです。

 

別のところでは色鮮やかなメスも見つかりました。

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もっといいシーンを撮影したかったですが、追いきれませんでした。

 

これで私のギフチョウ撮影も今年は終わりでしょう。また来年も会えるといいな。


さて、現地でご一緒したTさんから白馬でクモツキ出てるって聞いたのでKさんと一緒に場所を変えることに。会えたらいいな気分で林道を歩いてたらミヤマセセリがちらっと。

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まともに近づけたのは今シーズン初めてだったので喜んで撮影しました。

 

クモツキですが、林道歩きから戻ってくるとほんとに居たのでびっくりしました。

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花に白い蝶が止まっていたんですが、どうせスジグロシロチョウだろうと思って見ていたのがクモツキのメスだと知ったときにはもうテンション上がりましたね。油断してほとんど撮影できませんでした。

 

この時期にクモツキに出会えるとは、今年はほんとに早すぎな春です。このあとオレンジ色したオスも飛んできて、まともに撮影はできなかったもののスミレの吸蜜などを見ることができました。

しかしあのオレンジはすごい魅惑的ですね。次の週末は久しぶりにオレンジ姿を撮影したいなと心ぐらぐらしてるのでありました。

 

翌日は仕事なので、おみやげを買って大阪まで戻ることに。渋滞にはまってそれはそれはえらいことになりましたが、なんとかその日までに帰宅できて良かったです。

ご一緒できましたみなさん、どうもありがとうございました。

 

5/1/2016 白馬村(長野県)にて

日記の更新ができてないのでちょっと近況のご報告など

蝶にあそびまくってるまつみです。

仕事と蝶あそびを行ったり来たりの多忙な日々を過ごしてまして、日記の更新がままならずです。

さきほどやっとカメラの画像をマックへ取り込めました。とはいっても現像作業に時間がかかるうえ、日記を書くまではちょっとできそうにない(仕事じゃないのでやりたいときにしたいと思っている)ので、世間でいうところのゴールデンウィークをどう過ごしたのかを少しだけ。

どこ行ってたのか楽しみにされてる方のおかげか、ここ最近のアクセス数の多さに感謝しております。

 

5月の1日は久しぶりの友人と白馬へ行ってました。イエローバンドのメスを期待したのですがさっぱり出会えませんでした。でもメスの産卵シーンを見ることができたのは良かったです。

4日は近場の枚岡公園でコジャノメ。大好きな蝶なので毎年撮ってます。夏場の方が目玉がでっかくなるので好きなんですが、春の姿も可愛らしくてついついね。

んで、5日は信州のクロツバメシジミ。6日・7日と仕事、そして日曜の8日はクモマツマキチョウ。クモツキは7日の方がおとなしくて良かったと聞きましたが、8日もまあまあ楽しめました。

 

せっかくですので旬のクモツキをお届けします。

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2年ぶりかな。幸せのオレンジ姿を楽しみました。

 

ずっと言ってますが、今年の信州は雪が少ないとのことで季節の進みが早すぎです。クモツキも標高の低いところでは最盛期で傷んだ姿もいたくらい。例年なら今頃ってまだ出てない時期ですよね?

 

なので一気に出てくる蝶を追いかけてあちこち出かけるため、もうくたくた状態です。

まだ撮影していないウスバシロチョウもいつ出かけて良いのか、、京都の方ではたぶん終わってるんじゃないかと思ったり。

 

そんなわけで元気に?撮影だけはしっかりできてます。更新が遅れますが、またのぞいてやってくださいませ~。

 

各地各地でご一緒できましたみなさん、どうもお世話になりありがとうございました〜!

ってこんだけ近況を書けるなら日記書けるんじゃないかと思うのでありました。

4/29/2016・散歩みちのアゲハチョウ 〜 風が強くても蝶は元気に飛んでました

まつみです。ニュースでゴールデンウィークという言葉が流れてきますが、これほどまでに私にとって関係ない話題はありません。渋滞が大変で〜とか聞いても、休みがあっていいなぁ〜くらいにしか思えません。

こっちは飛び飛びに仕事と休みを繰り返すので遠くへゆっくり行くこともできず、少々あきらめ気分で過ごしてます。

 

やや愚痴っぽくなりましたが、でもそんなに辛くもありません。家の外へ出るとなんらかの蝶に出会えるいい季節になりましたからね。この日は風つよくあまり撮影日和ではなかったですが、たくさんのアゲハチョウを見ることができました。

 

いつも散歩する近場のコース、シャリンバイの白い花がちらほら。

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何気ない植樹も花が咲くと一味違った散歩道になります。

 

この花の前で待ってると、飛んできたアオスジアゲハが吸い込まれるように寄り道していきます。

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今の季節ならではの光景です。
アオスジアゲハはステンドグラスのようなブルーの翅が美しいです。

 

風が強くなると、飛んでいたアゲハも止まるようになります。

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風のなか飛び続けるのが大変なのでしょうね。
このときばかりはゆっくり撮影することができました。

 

ちょっとだけの散歩でしたが、蝶にあそべると楽しいものです。
翌日は仕事ですが、それが終わればまた白馬へ出かけよう〜

 

4/29/2016 西除川沿い(大阪府)にて